宇宙線研究所×カブリIPMU 春の合同一般講演会

【2024年4月20日開催】春の合同一般講演会2024「ハイパーカミオカンデ実験と特異点」

                 

概要

宇宙線研究所とカブリ数物連携宇宙研究機構のトークイベント。今回のテーマは「ハイパーカミオカンデ実験と特異点」です。2027年の開始を目指すハイパーカミオカンデ実験と、代数幾何学の特異点問題について、それぞれの専門家が講演します。
宇宙・素粒子の実験プロジェクトと代数幾何学の特異点問題との接点とはどんなものか、じっくり考えてみたいと思います。
アーカイブ配信は4月30日まで。開催日を過ぎてからでもお申し込み頂ければ、アーカイブ視聴のURLをご案内します。

【2024年4月20日開催】春の合同一般講演会2024「ハイパーカミオカンデ実験と特異点」
日時 2024年4月20日(土)13:00〜16:00
場所 柏の葉カンファレスセンター(柏市) または オンライン視聴
出演者 ICRR 竹田 敦 准教授
Kavli IPMU 伊藤 由佳理 教授
参加費 無料
定員 会場参加は400人
(応募者多数の場合は抽選)
オンラインは人数制限なし
対象 中学生以上
(幅広い年齢層の方の参加をお願いします)
お申込方法 こちらのサイトから登録をお願い致します
お申込期限 会場参加は4月10日(水)まで
オンライン視聴は4月18日(木)まで

お問い合わせ(tel) TEL : 080-4866-2631(平日10時〜17時)
主催 東京大学宇宙線研究所(ICRR)
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
共催 柏市教育委員会
三井不動産株式会社(特別協力)
後援 柏市
アクセス 会場へのアクセス方法はこちら
リンク チラシはこちらから入手が可能です

※ 千葉県柏市の会場とYouTube 中継のハイブリット開催を予定していますが、COVID-19 の感染拡大の状況によっては、全面オンラインに切り替えざるを得ない場合もございます。あらかじめご承知ください。

視聴のお申し込みはこちらから

誰が話すの?

【2024年4月20日開催】春の合同一般講演会2024「ハイパーカミオカンデ実験と特異点」

竹田 敦宇宙線研究所 准教授

宇宙線研究所准教授。京都市生まれ。東大大学院の物理学専攻にて博士号を取得したのち、京都大学での研究員を経て、2004年より宇宙線研究所にてニュートリノ実験・暗黒物質探索実験に従事。2020年に本格始動したハイパーカミオカンデでは、超巨大空洞の中に水槽と光センサー支持構造物を建設すべく準備を進めている。趣味は水泳と温泉。

【2024年4月20日開催】春の合同一般講演会2024「ハイパーカミオカンデ実験と特異点」

伊藤 由佳理Kavli IPMU 教授

数学者。専門は代数幾何学で特異点の研究をしている。東京大学で博士の学位を取得後、東京都立大学助手、名古屋大学の講師、准教授を経て、2017年より東京大学カブリIPMU教授。2001年日本数学会建部賢弘特別賞受賞。2020年より日本学術会議会員、2022年よりアジア・オセアニア女性数学者の会(AOWM)理事。著書に「美しい数学入門」(岩波新書)他。

何を話すの?

岐阜県飛騨市に建設予定のハイパーカミオカンデ実験装置
岐阜県飛騨市に建設予定のハイパーカミオカンデ実験装置

Hyper-Kamiokande

ハイパーカミオカンデ計画ではじまる宇宙・素粒子物理学の新展開

2027年の観測開始を目指し現在建設中のハイパーカミオカンデは、現行のスーパーカミオカンデに比べ約10倍の有効質量をもつ巨大な水チェレンコフ型検出器であり、ニュートリノの性質解明、核子崩壊の探索、暗黒物質由来ニュートリノ探索など多岐にわたる研究テーマを実現します。なかでも、ニュートリノと反ニュートリノの性質の違いを測定することで宇宙における物質の起源の解明に迫り、中性子星やブラックホールを生み出す超新星爆発からのニュートリノを観測することで物質がどのように進化をしてきたのかに迫ることが期待されています。ハイパーカミオカンデで展開される宇宙・素粒子研究の最前線について、分かりやすく説明します。

研究ノートから。特異点解消の計算
研究ノートから。特異点解消の計算

Algebraic Geometry / Quotient Singularities

特異点に秘められた謎–幾何学と代数学の遭遇

みなさんは折り紙でできた作品を見て、どうやって折ったか想像できますか?代数幾何学では、多項式などを用いて代数的に定義される図形を扱いますが、特異点を持つことがあります。特異点とは尖がっているような周りとは様子が異なる点のことで、ブラックホールは宇宙空間の特異点という人もいます。その特異点を群という代数的な操作で作ることもできます。折り紙を折ったときにできる角のようなものです。その図形の特異点解消という幾何学と、特異点を作るときに使った群という代数学が対応するという不思議な現象についてお話しします。つまり折り紙の作品をもとの紙に戻すと、折り方がわかるというような数学のお話です。

タイムライン

Talk1 13:00〜13:50
竹田 敦
Talk2 13:50〜14:40
伊藤 由佳理 
Break 14:40〜15:00
休憩
Dialog 15:00〜16:00
研究者のクロストーク
参加者との対話

FAQ

応募方法を教えてください

申し込みサイトから登録をお願いします。
こちら

インターネットが使えない場合は、どのように応募すればよいですか?

会場での参加も可能となる予定ですので、お申し込みください。お申し込みフォームの中に、自宅におけるインターネット環境の有無について尋ねる項目があります。そこにチェックをお願い致します。必ず会場参加となるかは保証できませんが、会場参加の抽選の際に考慮させて頂きます。よくわからない場合にはお電話でご相談ください。

当選及び視聴案内のメールが届かないのですが、どうすればよろしいですか?

システムの不具合などにより届けられない可能性がありますので、お問い合わせの番号までお電話をお願いします。

講演会をインターネットで視聴するためにはどのようにすればよろしいですか?

インターネットが繋がり、PCのブラウザでYouTubeを視聴できる環境があれば、ご覧になることができます。また、見逃した場合でも、数日以内であればアーカイブが視聴できますので、ご利用ください。

当日席はありますか?

当日席はありませんので、事前にお申し込みください。締め切りは会場参加の方は4/10、オンライン視聴の方は4/18です。

会場へのアクセス方法について教えてください。

最寄り駅 つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」西口より徒歩2分です。専用の駐車場はございません。また、お車でお越しの方は、柏の葉ゲートスクエア立体駐車場をご利用ください(24時間営業)。満車の際は、ららぽーと本館駐車場をご利用ください。詳しくは柏の葉カンファレスセンターのアクセスページに掲載されていますので、そちらをご覧ください。

お問い合わせ先

Tel : 080-4866-2631

map : 東京大学宇宙線研究所

Web : お問い合わせ