高エネルギー現象で探る宇宙の多様性Ⅰ
2021 October 18(Mon)-19(Tue)
Institute for Cosmic Ray Research,
the University of Tokyo (Kashiwa/On-line)
Institute for Cosmic Ray Research,
the University of Tokyo (Kashiwa/On-line)
宇宙には、パルサーの巨大フレア、ガンマ線バースト、超新星爆発、中性子星連星合体、活動銀河核ジェット、銀河団衝突など、様々なスケールに渡って高エネルギー天体現象が存在する。近年、電磁波・ニュートリノ・宇宙線・重力波による多波長・マルチメッセンジャー天文学はめざましい発展を遂げており、様々なスケールの物理や観測的事実を統合的かつ無矛盾に理解することがより重要となっている。そこで微視的なプラズマ過程、突発天体現象における元素合成、ブラックホール降着流及びアウトフロー、宇宙の構造形成・銀河形成と言った、幅広いスケールの分野の招待講演を中心とした研究会を開催し、多角的な視点を養い、分野を越えた共同研究を促進する機会としたい。また本研究会では充分な講演時間を確保し、若手の勉強会や座談会的な要素も兼ね備えた研究会としたいと考えている。
本研究会では対面を中心としますが、オンラインによる参加も可能です。
ただし新型コロナウイルス感染対策として現地参加の人数を制限することから、
参加形態が希望にそぐわないことがあることを予めご了承ください。
招待講演者
- 天野孝伸（東京大学）
- 大須賀健（筑波大学）
- 長峯健太郎（大阪大学）
- 西村信哉（理化学研究所）
プログラム
Oct. 18 (Mon.)
- 9:55 - 10:00
はじめに
川口恭平 (宇宙線研)
午前 座長: 衣川智弥
- 10:00 - 11:30
長峯健太郎 (大阪大学)
"Anatomy of Cosmic Gas – galaxy clusters, SN / AGN / CR feedback（大規模構造と銀河形成の観点から）"
- 11:30 - 12:00
西脇公祐 (宇宙線研)
"銀河団の形成過程における電波ハローの駆動条件"
- 12:00 - 13:00
昼休み
午後Ⅰ 座長: 大村匠
- 13:00 - 14:30
西村信哉 (理化学研究所)
"宇宙における元素の起源と進化：rプロセスを中心に"
- 14:30 - 14:50
長谷川樹 (東北大学)
"rプロセス元素を合成する特異な超新星の観測的特徴"
- 14:50 - 15:20
休憩
午後Ⅱ 座長: 川島朋尚
- 15:20 - 15:50
齋藤晟 (東北大学)
"光度曲線の系統的調査に基づく重力崩壊型超新星の爆発機構への制限"
- 15:50 - 16:20
澤田涼 (東京大学)
"Ultra-Stripped Supernovaeにおける56Ni生成可能量とfallback 質量降着について"
- 16:20 - 16:50
土本菜々恵 (東北大学)
"キロノバのスペクトルで探るr-process元素合成の痕跡"
- 16:50 - 17:05
休憩
午後Ⅲ 座長: 長峯健太郎
- 17:05- 17:50
成影典之 (国立天文台)
"磁気再結合における粒子加速の理解を目指して：太陽フレア観測衛星 PhoENiX計画"
- 17:50- 18:10
上島翔真 (東京大学)
"爆発前の星風中を伝播する超新星残骸における宇宙線の加速と逃走"
Oct. 19 (Tue.)
午前 座長: 川口恭平
- 9:00 - 9:15
森正光 (東京大学)
"超新星爆発ニュートリノの長時間計算"
- 9:15 - 9:30
原田了 (理研)
"超新星爆発におけるニュートリノ集団振動"
- 9:30 - 9:45
冨田沙羅 (東北大学)
"相対論的無衝突衝撃波での磁場増幅機構"
- 9:45 - 10:00
佐藤寿紀 (立教大学)
"超新星残骸を用いた元素合成研究とFORCE衛星による将来展望"
- 10:00 - 10:20
井上進 (文教大学/理研)
"GeV-PeVガンマ線で探る銀河ハロー内宇宙線の伝搬と役割"
- 10:20 - 10:35
休憩
- 10:35 - 12:05
大須賀健 (筑波大学)
"ブラックホール降着流・噴出流の研究～これまでの成果と今後の課題～"
- 12:05 - 13:00
昼休み
午後Ⅰ 座長: 浅野勝晃
- 13:00 - 14:30
天野孝伸 (東京大学)
"ミクロなプラズマ素過程に基づく衝撃波粒子加速機構"
- 14:30 - 14:50
後藤瞭太 (宇宙線研)
"非等方電子分布とガンマバーストの即時放射"
- 14:50 - 15:20
休憩
午後Ⅱ 座長: 大須賀健
- 15:20 - 15:50
川口恭平 (宇宙線研)
"中性子星連星合体シミュレーションに向けたモンテカルロニュートリノ輻射流体コードの開発"
- 15:50 - 16:20
川島朋尚 (宇宙線研)
"マルチメッセンジャー・ブラックホール天文学: ブラックホールシャドウから高エネルギーニュートリノまで"
- 16:20 - 16:50
恒任優 (京都大学)
"偏光画像の理論予測で探る、ブラックホール直近領域のジェット駆動磁場・プラズマ構造"
- 16:50 - 17:05
休憩
午後Ⅲ 座長: 天野孝伸
- 17:05 - 17:35
大村匠 (宇宙線研)
"非熱的粒子を考慮した磁気流体シミュレーション"
- 17:35 - 17:55
田中周太 (青山学院大学)
"相対論的磁気流体流中の星によって作られる衝撃波構造"
世話人：川口恭平、衣川智弥、大村匠、川島朋尚、浅野勝晃（東大宇宙線研）
宇宙には、パルサーの巨大フレア、ガンマ線バースト、超新星爆発、中性子星連星合体、活動銀河核ジェット、銀河団衝突など、様々なスケールに渡って高エネルギー天体現象が存在する。近年、電磁波・ニュートリノ・宇宙線・重力波による多波長・マルチメッセンジャー天文学はめざましい発展を遂げており、様々なスケールの物理や観測的事実を統合的かつ無矛盾に理解することがより重要となっている。そこで微視的なプラズマ過程、突発天体現象における元素合成、ブラックホール降着流及びアウトフロー、宇宙の構造形成・銀河形成と言った、幅広いスケールの分野の招待講演を中心とした研究会を開催し、多角的な視点を養い、分野を越えた共同研究を促進する機会としたい。また本研究会では充分な講演時間を確保し、若手の勉強会や座談会的な要素も兼ね備えた研究会としたいと考えている。
本研究会では対面を中心としますが、オンラインによる参加も可能です。 ただし新型コロナウイルス感染対策として現地参加の人数を制限することから、 参加形態が希望にそぐわないことがあることを予めご了承ください。
招待講演者
- 天野孝伸（東京大学）
- 大須賀健（筑波大学）
- 長峯健太郎（大阪大学）
- 西村信哉（理化学研究所）
プログラム
Oct. 18 (Mon.)
- 9:55 - 10:00
はじめに
川口恭平 (宇宙線研)
-
午前 座長: 衣川智弥
- 10:00 - 11:30
長峯健太郎 (大阪大学)
"Anatomy of Cosmic Gas – galaxy clusters, SN / AGN / CR feedback（大規模構造と銀河形成の観点から）"
- 11:30 - 12:00
西脇公祐 (宇宙線研)
"銀河団の形成過程における電波ハローの駆動条件"
- 12:00 - 13:00
昼休み
-
午後Ⅰ 座長: 大村匠
- 13:00 - 14:30
西村信哉 (理化学研究所)
"宇宙における元素の起源と進化：rプロセスを中心に"
- 14:30 - 14:50
長谷川樹 (東北大学)
"rプロセス元素を合成する特異な超新星の観測的特徴"
- 14:50 - 15:20
休憩
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午後Ⅱ 座長: 川島朋尚
- 15:20 - 15:50
齋藤晟 (東北大学)
"光度曲線の系統的調査に基づく重力崩壊型超新星の爆発機構への制限"
- 15:50 - 16:20
澤田涼 (東京大学)
"Ultra-Stripped Supernovaeにおける56Ni生成可能量とfallback 質量降着について"
- 16:20 - 16:50
土本菜々恵 (東北大学)
"キロノバのスペクトルで探るr-process元素合成の痕跡"
- 16:50 - 17:05
休憩
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午後Ⅲ 座長: 長峯健太郎
- 17:05- 17:50
成影典之 (国立天文台)
"磁気再結合における粒子加速の理解を目指して：太陽フレア観測衛星 PhoENiX計画"
- 17:50- 18:10
上島翔真 (東京大学)
"爆発前の星風中を伝播する超新星残骸における宇宙線の加速と逃走"
Oct. 19 (Tue.)
-
午前 座長: 川口恭平
- 9:00 - 9:15
森正光 (東京大学)
"超新星爆発ニュートリノの長時間計算"
- 9:15 - 9:30
原田了 (理研)
"超新星爆発におけるニュートリノ集団振動"
- 9:30 - 9:45
冨田沙羅 (東北大学)
"相対論的無衝突衝撃波での磁場増幅機構"
- 9:45 - 10:00
佐藤寿紀 (立教大学)
"超新星残骸を用いた元素合成研究とFORCE衛星による将来展望"
- 10:00 - 10:20
井上進 (文教大学/理研)
"GeV-PeVガンマ線で探る銀河ハロー内宇宙線の伝搬と役割"
- 10:20 - 10:35
休憩
- 10:35 - 12:05
大須賀健 (筑波大学)
"ブラックホール降着流・噴出流の研究～これまでの成果と今後の課題～"
- 12:05 - 13:00
昼休み
-
午後Ⅰ 座長: 浅野勝晃
- 13:00 - 14:30
天野孝伸 (東京大学)
"ミクロなプラズマ素過程に基づく衝撃波粒子加速機構"
- 14:30 - 14:50
後藤瞭太 (宇宙線研)
"非等方電子分布とガンマバーストの即時放射"
- 14:50 - 15:20
休憩
-
午後Ⅱ 座長: 大須賀健
- 15:20 - 15:50
川口恭平 (宇宙線研)
"中性子星連星合体シミュレーションに向けたモンテカルロニュートリノ輻射流体コードの開発"
- 15:50 - 16:20
川島朋尚 (宇宙線研)
"マルチメッセンジャー・ブラックホール天文学: ブラックホールシャドウから高エネルギーニュートリノまで"
- 16:20 - 16:50
恒任優 (京都大学)
"偏光画像の理論予測で探る、ブラックホール直近領域のジェット駆動磁場・プラズマ構造"
- 16:50 - 17:05
休憩
-
午後Ⅲ 座長: 天野孝伸
- 17:05 - 17:35
大村匠 (宇宙線研)
"非熱的粒子を考慮した磁気流体シミュレーション"
- 17:35 - 17:55
田中周太 (青山学院大学)
"相対論的磁気流体流中の星によって作られる衝撃波構造"
世話人：川口恭平、衣川智弥、大村匠、川島朋尚、浅野勝晃（東大宇宙線研）