明野観測所

概要

 明野観測所は昭和52年4月に発足しました。明野観測所では、1020eV(10000京電子ボルト)を超える極高エネルギー空気シャワーを観測し、空気シャワーの発達や、宇宙における極高エネルギー宇宙線の発生起源を研究して来ました。主要装置のAGASA(明野広域空気シャワーアレイ)は、平成2年から平成16年まで世界最大の空気シャワー観測装置として運用を行いました。現在、その観測は米国ユタ州に建設した、より大規模な複合装置Telescope Array (TA) に引き継がれています。観測所の諸設備は、ガンマ線バースト、活動銀河核などの高エネルギー宇宙線加速源候補天体の観測、銀河宇宙線強度変動の研究、TAの観測支援、高エネルギー宇宙線・ガンマ線観測のための新しい装置の試験など、関連分野の共同利用研究などに使われています。

基本情報

住所 〒408-0201 山梨県北杜市明野町浅尾5259
TEL 0551-25-2301
FAX 0551-25-2303
土地 18,469 m2(借入)
建物 2,843 m2
標高 900m(平均気圧910hPa)

アクセス

  • JR中央本線韮崎駅〈タクシー・25分〉