概要
CLIOは、基線長100メートルのレーザー干渉計です。それと並行して、測地学のための地殻ひずみ計も設置され、地球物理学の研究もおこなわれています。
(CLIOの全体図)
変位感度
CLIOの変位感度は、300Hz付近で3×10^-19 [m/rHz]に達し、世界のkmスケールレーザー干渉計のLIGOやVIRGOに匹敵する変位感度を持っています。また、鏡を冷却することにより、下図のように、鏡を懸架している振り子の熱雑音が低減していく様子を観察することができました。
(CLIOの感度曲線)
CLIO建設記録
CLIOの100mアームとセンタールームの真空系が完成しました。
CLIOのクライオスタットが搬入されました。現在、山元君が低温加速度計のテストをしています。
CLIO Mode Cleaner 光学系の構築
CLIOクリーンブース完成(2004/3/28)
CLIO用MCTank設置完了 (2003/12/19)
2003年8月20日14:00から、地物干渉計の完成を報告するための記者会見が、神岡宇宙素粒子実験施設で行われました。各主だったテレビ局、新聞社等の御来席のなか、鈴木神岡施設長の挨拶、宇宙線研吉村所長、地震研所山下所長、京大大学院理学研究科笹尾研究科長の挨拶の後、竹本教授が概要を説明し、質問に対しては、竹本教授・新谷助教授・森井助手・大橋助教授が対応しました。その後、CLIOサイトの見学会が行われました。記者を前に説明をする竹本先生と新谷先生と大橋さんです。神岡伸縮計の概略(一般向け,文章のみ)はここです。
地物干渉計見学会
地物干渉計のデータ取得が開始され、Linear Strainmeter での最初のデータ取得が達成されました。潮汐効果がきれいに取得できています(2003/6/30)。新谷先生の解説する地物干渉計はここです。