8月2日(土)、宇宙線研究所と国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)が主催する、理系最前線女子中高生向けのイベント「宇宙ヲ聴キ 宇宙ヲ見ル」がKavli IPMUにて開催されました。
応募締切時点で定員を大幅に上回る応募があったため、参加者は抽選で決定されました。当日は、当選した宇宙の研究に興味のある全国の女子中高生40名が集まり、オリエンテーションではA班からE班の5班にわかれて自己紹介を行い打ち解けた様子でした。
午前中は、Kavli IPMU の岩下友子先生による講義「宇宙の反物質はどこへ消えた?加速器を使った宇宙の謎の解明」を受けたあと、実験室を訪問、最先端の実験装置を見学しました。
講師や大学院生といっしょにランチをとった後、午後は、宇宙線研究所特任助教の大石奈緒子先生による講義「天体の奏でる音楽」で重力波と重力波望遠鏡を学びました。その後、実験「重力波を聴こう」で、重力波望遠鏡のミニチュアをそれぞれの班で作成し、参加者のみなさんが持ち寄ったお気に入りの音楽を重力波に見立てて検出し、重力波望遠鏡のしくみを実体験しました。
最後には、大学院生や講師とお菓子をつまみながら懇談会。和やかな雰囲気で、将来のことや大学の試験について相談する様子がたくさん見受けられました。
参加者からは「講義ではたくさん新しいことを学べた」「研究に携わっている人と直接話せて貴重な時間でした」といった声がきかれ、有意義な時間を過ごせたことがうかがえました。