2014年11月15日、国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と宇宙線研究所(ICRR)共催による一般講演会「宇宙を捉える-暗黒物質の正体に迫る-」を開催しました。約180名の中学生からご年配の方が参加しました。
講演会は両研究機関から2名の講師が講演する講演会と、その後の両者による対談で構成されました。
講演会は、まず初めに東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構松本重貴特任准教授が、「暗黒物質の正体について」の講演を行い、暗黒物質についてわかっていることなどの理論的な観点からの解説がありました。その後の東京大学宇宙線研究所山下雅樹特任准教授による「地下からさぐる暗黒物質」の講演では、暗黒物質の直接検出を目指すXMASS実験について、実験的な観点から丁寧な解説がありました。
講演後の対談「暗黒物質っておもしろい?」では、理論家・実験家ならではの暗黒物質研究の醍醐味、また理論家と実験家が協力してすすめてゆく重要性について意見を交換しました。
最後は講師を囲んで懇談会を行い、茶菓子をつまみながら講師に質問をするティータイムに多くの方のご参加をいただきました。



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11月15日, 第11回 KAVLI IPMU/ICRR合同一般講演会「宇宙を捉える-暗黒物質の正体に迫る-」