【トピックス】ハイパーカミオカンデの第一回予算検討会議(HKFF)を開催 東京大学本郷キャンパス

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2020年代後半の実験開始を目指すハイパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市神岡町)の建設について、関係各国が議論する第一回予算検討会議が2019年1月11日、東京大学本郷キャンパスの小島ホールで開かれました。

 ハイパーカミオカンデ(HK)は、現行のスーパーカミオカンデの約8倍の有効質量を持つ巨大水タンクとそのタンクの中に並べる超高感度光センサーからなる実験装置で、陽子崩壊の発見やニュートリノのCP対称性の破れ(ニュートリノ・反ニュートリノの性質の違い)の発見、超新星爆発ニュートリノの観測などを通し、素粒子の統一理論や宇宙の進化史の解明を目指しています。

 今回の会議は、東京大学宇宙線研究所、カブリ数物連携宇宙研究機構および大学院理学系研究科の3部局の協力で2017年10月に発足した次世代ニュートリノ科学連携研究機構(NNSO)が、各国政府等に呼びかけて企画したもので、アルメニア、カナダ、フランス、イタリア、韓国、ロシア、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国、そして日本の14カ国から政府機関関係者および研究者を加え、約50人で開催されました。

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