2024(令和6)年度の宇宙線研究所共同利用研究成果発表会が2025年1月29日から2日間、東京大学柏キャンパスの総合研究棟大会議室を会場に、Zoomによるオンライン接続を加えたハイブリッド形式で開かれました。
本発表会は、宇宙線研究所の国内・国際共同利用研究として採択された研究課題の成果報告会で、宇宙線研究だけにとどまらず、乗鞍・明野観測所や神岡宇宙素粒子研究施設など宇宙線研究所の各施設を使って行われた多様な研究課題の成果が発表されます。

今年度は2日間で計53件の成果発表があり、最後に共同利用研究運営委員会の日比野欣也委員長(神奈川大学理工学部教授)が研究会として採択された6件に関する報告を行いました。昨年度に引き続きハイブリッド形式での開催となった発表会の参加登録者は119人でした。
最後にあいさつに立った宇宙線研究所の荻尾彰一所長は「2日間にわたり53件の講演がありました。ご参加いただき、また活発なご議論をしていただき、ありがとうございました。今年度受けた国際共同利用・共同研究拠点の中間評価では、宇宙線研究所における共同利用研究の高いアクティビティーとそれを支える体制は高く評価されていました。また今年度補正予算で乗鞍観測所の改修費用がつきました。今後もより活発な共同利用をお願いいたします。加えて、共同利用・共同研究拠点の機能強化による我が国全体の研究力強化が科学技術技術・学術審議会等で議論されているようです。研究所へのサポート、アドバイスという面でも、ご協力お願いいたします。」と語り、成果発表会を締めくくりました。


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