宇宙線研究所広報室はこのほど、ICRR News No.119 SUMMER(夏号)をオンライン発刊しました。
特集では、テレスコープアレイ実験グループが6月28日付けでプレスリリースした「最高エネルギー宇宙線は重い荷電粒子か」について取り上げ、実験グループの前代表でもある宇宙線研究所の荻尾彰一所長に成果をわかりやすく説明してもらいました。
その他のプレスリリース「宇宙はいかにして単純な姿を獲得したか–確率的に選ばれた私たちの宇宙–」(理論グループ・渡慶次孝気 特任研究員)、Webリリース「XENONnT実験での太陽ニュートリノによる原子核散乱事象の測定結果」を掲載しているほか、柏の葉カンファレスセンターで開催された春の合同一般講演会2024における竹田敦准教授と伊藤由佳理教授(カブリIPMU)の講演・詳報に加え、柏キャンパスで行われたハイパーカミオカンデの試験フレームを使った光センサー取り付けテストを多くの写真で紹介する記事もあり、今回も盛りだくさんの内容です。
トピックスでは、乗鞍観測所の隣に設置された「朝日の小屋」址碑の建立や、喫茶室かぐらの様子など直近の話題も取り上げていますので、ぜひご覧ください。
年次資料・報告書のページ、または、下記の表紙のリンクからご覧ください。印刷版も近く発刊の予定で、東京大学柏キャンパスの宇宙線研究所で無料配布している他、近隣の大学・研究機関の図書館などで閲覧することができます。(無償で配布していますので、何冊かご要望の方はご相談ください)