2022(令和4)年度の国内・国際共同利用研究成果発表会をハイブリッド形式で開催

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 2022(令和4)年度の宇宙線研究所共同利用研究成果発表会が2023221日から2日間、東京大学柏キャンパス第二総合研究棟315会議室をメイン会場に、ハイブリッド形式で開かれました。

 本発表会は、宇宙線研究所の国内・国際共同利用研究として採択された研究課題の成果報告会で、宇宙線研究だけにとどまらず、乗鞍・明野観測所や神岡宇宙素粒子研究施設など宇宙線研究所の各施設を使って行われた多様な研究課題の成果が発表されます。2020年度および2021年度はCOVID-19の感染拡大を防ぐため、Zoomによるオンラインで開催されましたが、今年度は感染予防を徹底しつつ、3年ぶりの会場参加にZoom中継を加えたハイブリッド形式で開催されました。

第二総合研究棟315会議室をメイン会場に開かれた令和4年度の共同利用研究成果発表会

 今年度は2日間で計57件の成果発表があり、共同利用研究運営委員会の常定芳基委員長(大阪公立大学大学院理学研究科教授)による研究会としての採択課題6件に関する報告も合わせて行われました。ハイブリッド形式で初めての開催となった発表会の参加登録者は124人でした。

冒頭にあいさつする常定委員長 

 最後にあいさつに立った宇宙線研究所の中畑雅行所長は「みなさん、2日間にわたり、共同利用研究成果発表会にご参加いただき、ありがとうございました。今回はハイブリッドで開催されましたが、メイン会場とオンラインで、半分半分ぐらいでプレゼンが行われました。活発な議論ができたようで、よかったと思っております。今年度は、国内が133件、国際が23件、合わせて156件の採択課題があり、共同利用研究がすすめられました。COVID-19はまだ完全には落ち着いていませんが、積極的に共同利用研究が進められているようです。特に、実験の建設や整備が再開し始めているようであり、喜ばしく思いました。今後、国や大学での行動規制が緩和され、徐々に昔のように自由に会話しながら研究ができるスタイルにもどっていけばと願っております」と語り、成果発表会を締めくくりました。

最後のあいさつを行う中畑雅行所長

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