東京大学柏キャンパスのオンライン一般公開が、10月21日(金)から28日(金)にかけて開かれ、大型の霧箱実験を実際に走らせ、映像を生配信するうちゅうラボ「霧箱で宇宙線を観察する!」が23日(日)、朝から夕方まで行われました。
大型霧箱は、有限会社ラドの「戸田式卓上型霧箱B-112」(ドライアイス冷却)を、同じ柏キャンパスにある新領域創成科学研究科環境システム専攻の飯本武志教授にお借りし、無水アルコールとドライアイスを使い、宇宙線研究所内の居室で稼働。宇宙線などの自然放射線やラドンガス、ユークセン石からの放射線などが、過飽和状態となった霧箱の中で作る白い飛跡を、三脚に設置したカメラで撮影し、YouTubeで生中継しました。



11時、14時、15時には、大学院生などが登場して霧箱の仕組みを説明し、実際に小型霧箱を組み立て、宇宙線を観察するデモンストレーションを行い、視聴者にも「霧箱は無償で配布しますので、ぜひ一緒にやってみてください」と呼びかけました。


生中継のアーカイブ配信は終了していますが、企画の詳細、小型霧箱の作り方などは、こちらの特設ページに特集されていますので、ぜひご覧ください。