宇宙線研究所で研究生活を送る大学院生が、お互の研究内容を知り、交流を深めるための修士・博士研究発表会が2月18日、開催されました。修士・博士論文が完成を迎えるこの時期に毎年開かれており、今回で11回目となります。今年の発表会は、COVID-19の感染拡大に伴う政府の蔓延防止等重点措置が全国36都道府県に出される中での開催となり、Zoom会議などによるオンラインのみで行われました。

発表会の冒頭、梶田隆章所長が「コロナ禍のため対面での発表とはなりませんが、それでも皆さんが修士課程・博士課程で研究してきたことを発表し、意見交換する重要な機会だと思います。ぜひ有意義な1日にしてください。私たちも皆さんの研究成果を聞かせてもらうことを楽しみにしています」とあいさつ。続いて、指導教員らがオンラインで見守る中、修士・博士課程の学生25人が、日本語と英語のどちらかを選んで口頭発表(12人が英語を選択)を行い、10人(うち1人は口頭発表も兼ねる)がポスターセッションに挑みました。それぞれの発表ごとに質問が出され、学生、教員も含めて議論が行われました。
発表会のプログラムはこちらからどうぞ。

研究成果のプレゼンテーション 研究成果のプレゼンテーション 研究成果のプレゼンテーション Gather.Townによるポスターセッション ブースの中で研究成果を説明 ブースの中で質問に答える
発表およびポスターセッションの終了後には、Zoomのブレイクアウトルームで指導教員らによる審査が行われ、修士、博士ごとに1人ずつ、ポスターの部門は2人に、梶田所長から所長賞が贈られました。4人には後日、賞状とトロフィーが贈呈される予定です。

(宇宙マイクロ波背景放射で探る宇宙の暗黒成分)”

(Evaluation of the energy scale for the Super-Kamiokande Gadolinium Experiment)”

