観測的宇宙論グループの大内教授 2021年も高被引用論文著者に選ばれる

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 論文検索サイトのWeb of Scienceなどを運営するクラリベイト・アナリティクス社が発表した「Highly Cited Researchers 2021 (2021年の高被引用論文著者) 」にこのほど、宇宙線研究所から観測的宇宙論グループの大内正己教授が選ばれ、ホームページ上で発表されました。大内教授は2019年にも高被引用論文著者に選ばれており、今回が2回目の受賞となります。

2021年の高被引用論文著者に選出された大内正己教授

 同社では科学を21分野に分け、それぞれの分野で高い被引用論文を発表した研究者を表彰しています。天文学を含む宇宙科学分野(Space Science)では日本の研究機関から二人が選出され、大内教授は2019年に続いての受賞となりました。同社のまとめによると、大内教授は1999年から2019年までの21年間に218本の論文を執筆し、これまでの引用数は1万6664件。研究者の貢献度を測る指標の一つであるh-index(h指数)は74と、たいへん高いレベルに達しています。

 今回の受賞について、大内教授は「このような表彰を受け大変光栄に思っております。これからも研究者はもとより一般の方にも注目してもらえる面白い研究を行い、皆さんに科学の感動を伝えることを目指して、力を尽くしていきたいと思います」とコメントしています。


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