NEW テレスコープアレイ実験グループの小山千里さん(修士課程2年) 最高エネルギー宇宙線の国際シンポジウムでポスター賞を受賞

 テレスコープアレイ実験グループの小山千里さん(修士2年)はこのほど、南半球のアルゼンチンにあるピエール・オージェの実験サイトで開かれていた第7回最高エネルギー宇宙線シンポジウム(UHECR)で、ポスター優秀賞を受賞したことがわかりました。

 ポスターセッションには、テレスコープアレイ、ピエール・オージェ、アルパカなどの最新の成果に加え、空気シャワーのシミュレーション、検出器、解析方法など高エネルギー宇宙線を巡る幅広い分野からのポスター59枚が出展され、優秀賞が2点選ばれました。小山さんのポスターのタイトルは “Analysis of Inclined Air Shower Events Observed by the TAx4 SD” (TA実験の拡張地表粒子検出器で観測された大天頂角空気シャワーイベントの解析)」で、地平線に近い低い角度から入射する大天頂角の宇宙線空気シャワーイベントを再構築するため、モンテカルロシミュレーションにより天頂角70度までのエネルギーを推定し、それにより大天頂角イベントを含むエネルギースペクトルを初めて測定したものです。 小山さんはシンポジウムにポスターを提出したものの、修士論文の準備などもあり、現地での参加はできませんでしたが、さこ教授が代理で出席し、表賞状を持って帰国しました。

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第7回最高エネルギー宇宙線シンポジウム(UHECR)のポスター賞を受賞した小山さん