三代木 伸二

宇宙基礎物理学研究部門

プロフィール

三代木 伸二

MIYOKI, Shinji

三代木 伸二

准教授

研究テーマ「大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)による重力波観測」

  主たる研究は、アインシュタインの相対性理論が予測する、時空の歪みが伝搬する現象「重力波」の直接検出です。2010年に、KAGRA計画(大型低温重力波望遠鏡計画)が開始され、2020年にLIGOとVirgo両重力波望遠鏡との重力波ネットワーク観測を開始する予定です。今後も、KAGRA重力波望遠鏡の断続的な改良と感度の向上により、より遠くで発生した重力波を観測し、観測総数を増やすとともに、重力波波形の精密計測を行うことで、強い重力場での相対論の検証、中性子星の状態方程式の決定、ハッブル定数の独立計測、初期宇宙史の解明を目指していきます。
 この重力波望遠鏡の目指す究極の変位感度は、巨視的な物体としての鏡の位置決定精度が量子力学的な不確定性原理で支配されるレベルであるため、重力波望遠鏡は、巨視的な物体の量子力学的振る舞いを研究する絶好の装置となりえます。この量子力学の古くて新しいテーマも研究対象としています。さらに最近、この重力波望遠鏡の精密計測性能を利用した暗黒物質の探査も提案され注目されています。この新しい手法による暗黒物質探査にも共同研究の形で挑戦していきたいと思っています。

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高度な技術が集約されたKAGRA中央実験室(飛騨市神岡町)