Trinity 計画の第 1 回目の共同研究者会議に参加 公開日:2026 年 3 月 28 日 2026 年 3 月 23〜25 日に米国のユタ大学で開催された、Trinity 計画の第 1 回目の共同研究者会議(collaboration meeting)に参加しました(図 1)。Trinity 計画は「地球かすり」手法と呼ばれる、高エネルギーの宇宙タウニュートリノが地球の地殻を通り抜けるときに生じる空気シャワー現象を、大気チェレンコフ望遠鏡を使って観測しようという計画です。 現在、日本からは奥村のみが参加しており、焦点面カメラの半導体光検出器と集光装置の開発、および光学系のシミュレーションを担当する予定です。他にはジョージア工科大学(米)、ダラム大学(英)、ユタ大学(米)、パドヴァ大学(伊)などが参加しています。 共同研究者会議の前日には、Trinity 計画の実証用望遠鏡である「デモンストレーター」(demonstrator)の見学に行きました(図 2.)。Demonstrator は Salt Lake City にあるユタ大学から車で 4 時間の場所にある、Frisco Peak という標高 2,935 m の山の山頂に設置されています。この山の上から、水平線方向の地殻を観測するわけです。 図 1. Trinity 計画の共同者研究会議の集合写真 図 2. Trinity 計画の実証用望遠鏡「デモンストレーター」 2025 年 10 月から奥村の持つ研究予算の一つである、創発的研究支援事業「多粒子観測技術で切り拓く宇宙素粒子物理学」が始まりました。この研究ではチェレンコフ望遠鏡の技術をチェレンコフ望遠鏡アレイ天文台(CTAO)と Trinity の両方で発展させるものです。