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7月12日から23日まで、完全オンラインの宇宙線国際会議が開催されました。

公開日:2021.08.05

宇宙線国際会議(ICRC)は、2年に一回開催され今回で37回目の歴史ある国際会議です。各グループがこのICRCで最新結果を報告し、またハイライト発表に選ばれることを誇りにしています。2021年はドイツのベルリンで開催予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で完全オンラインでの開催となりました。通常1000人程度が参加する会議ですが、1800人を超える参加登録があったそうです。

テレススコープアレイグループからも多くの発表がありました。ロシアのRubtsovさんによるハイライトトーク、米国のAbuZayyadさんによる空気シャワー分野のまとめトーク(ラポータートークと呼ぶ)を筆頭に24件の口頭発表と18件のポスター発表を行いました。今回のICRCでは各セッションにテーマが設けられ、そのセッションをまとめるコンビーナという新しい役割が誕生しました。複数のTAメンバーがコンビーナに選ばれ、議論をリードしまとめました。発表はオンライン用にビデオとして事前提出しています。近く一般にも公開されるはずです。同時に投稿したProceedings paperは Proceedings of Scienceとしてすでに閲覧可能です。

ICRC2021 Proceedings

最後に。次回のICRC2023は大阪で開催されます。テレスコープアレイグループの日本メンバーも実行委員としてすでに会議の準備を進めています。2年後は対面で世界の研究者が集まれることを願っています。

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