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澤川学術機関課長がKAGRAトンネル掘削工事現場を視察しました

澤川学術機関課長がKAGRAトンネル掘削工事現場を視察
-東京大学宇宙線研究所大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)建設工事-

10月26日(金)、澤川和宏文部科学省研究振興局学術機関課長、村瀬誠学術機関課研究設備係長及び高橋亮学術機関課専門職の3名が岐阜県飛騨市神岡町の神岡鉱山内に建設中の「大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)」を設置するためのトンネル掘削工事現場を視察した。
KAGRAは、1916年にアインシュタインが一般相対論の中でその存在を予言して以来、いまだかつて人類が観測をしたことがない重力波(重力も波のように伝わること)を世界に先駆けて直接観測することを目指した装置で、一辺3kmのL字型の大型低温レーザー干渉計である。現在神岡鉱山地下に干渉計を設置するためのトンネルの掘削工事を行っている。
当日は、施工業者である鹿島建設㈱の花田則昭神岡トンネル工事事務所長及び寅ヶ口敬祥東大施設部計画課長から工事の進捗状況の説明を受けた後、茂住坑道及び新跡津坑道での掘削工事の様子と掘削で生ずるズリ(坑内から運び出される岩石)の堆積処分場(神岡鉱業用地内)を視察し、 加知俊一郎神岡鉱業(株)取締役兼鉱山部長から説明を受けた。
この視察には、宇宙線研究所から梶田隆章所長、大橋正健重力波推進室神岡分室長及び松澤登事務長が同行した。
                           (東京大学宇宙線研究所)


写真の説明:
1.鹿島建設㈱花田所長(右から二人目)から掘削トンネル内で説明を受ける澤川学術機関課長(左から二人目)。左端は梶田宇宙線研究所長。

2.神岡鉱業(株)内のズリ処分場の視察。(左から、梶田所長、村瀬係長、澤川学術機関課長)

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