瀧田先生から一言

〜研究室の「ボス」からあなたにメッセージが!

当研究室は、宇宙線物理学と天文学の境界・融合領域である「高エネルギー粒子線天体物理学/天文学」を研究しています。

1990年以来、中国チベット高原に空気シャワー観測装置を設置して、高エネルギー宇宙線の広視野連続観測を行っています。一日当たり数十GBという多量のデータを蓄積中で、宇宙で何か面白い現象が起きていないかを常時監視しています。

その他、大型地下ミューオン観測装置を建設して、空気シャワー観測装置と連動することにより、100TeV領域の宇宙ガンマ線を超低雑音で観測しようとする計画が現在進行中です。誰も見たことのない、100TeV領域のガンマ線の天球図を作ってみませんか? また、空気シャワーコア観測装置を新設して、超高エネルギー宇宙線の作るkneeの謎と元素組成の解明を行う計画も並行して進んでいます。

大学院の研究室を選ぶ時、皆さんは様々な視点から検討していらっしゃると思いますが、それ以外にもう一つあまり深く考えても仕方のない要素があります。古い言葉ですが、それは「縁」です。最先端の研究でもどちらに舵を切ってよいかを理詰めでは判断できないこともあります。その場合は、結局「山勘」で行くしかありません。

「ご縁」のある方、歓迎します。

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