スクール・レポート

2014年3月4日火曜日朝10時半、第3回目の宇宙・素粒子スプリングスクールが開校しました。北海道から九州まで、全国の学部3年生が宇宙線研究所大セミナー室に集結。

高いモチベーションを持って初日をむかえただけに、31名の参加者は、朝のコーヒーブレイクからさっそく打ち解けた様子でした。スクールは、宇宙線の基礎や最先端研究を学ぶ講義と、実際に最先端の宇宙線研究課題に挑戦するプロジェクト研究にわかれています。プロジェクト研究は参加者が希望を話し合って決定。

午前中は講義に集中します。

午後からのプロジェクト研究は「高エネルギー天体物理学」「高エネルギーガンマ線天文学」「最高エネルギー宇宙線」「観測的宇宙論」「ニュートリノ物理」「重力波天文学」の6つのいずれかに入り、初日から研究に着手。

初日のスクール終了後には「GetTogether!」で、参加者と宇宙線研の教員、研究員が一同に会し交流を深めました。

朝の9時から始まる講義にも熱心に参加。

研究プロジェクトは日を経るにつれ議論が深まります。徹夜をした学生さんもいたそうで、スーパーバイザー・TAの多くは学生のモチベーションの高さに圧倒されたようでした。

いよいよ5日目、プロジェクト研究も佳境を迎え、発表当日に。

新しいデータを使った解析や新しい天体の発見など、5日間のさまざまな挑戦の結果が、日本語、英語で発表されました。質疑応答でも多くの鋭い質問が出されました。

恒例の最優秀プロジェクト賞表彰式。粘り強く工夫を凝らして実験装置の精度を高めた重力波天文学プロジェクト研究グループの5名に贈られました。

修了式の後には「Graduation Party」。

夜がふけるまで学生さんたちのエネルギーに満ちた5日間+αでした。おつかれさまでした。また近い将来お会いしましょう!

修了証


宇宙・素粒子スプリングスクール2014の修了証は「宇宙を解こう」タンブラー。多種多様な望遠鏡がプリントされたタンブラーを手に、これからも宇宙に挑んでいってください。