東京大学宇宙線研究所
大学院進学ガイダンス
本イベントは、来年の春に東京大学宇宙線研究所への進学を希望する方を対象にした進学ガイダンスです。本研究所が手掛ける研究プロジェクトについて研究者から直接ご説明した後、各研究室を訪ねる「ラボツアー」を開きます。宇宙線研究所の雰囲気を肌で感じてください。科学に興味を持って「研究をやりたい」という情熱を持っている人をお待ちしています。本年度以降に進学を希望する方の参加も歓迎します。
日時 | 2016年6月11日(土)10:00〜17:00 |
場所 | 東京大学柏キャンパス 宇宙線研究所 |
参加費 | 参加無料 |
対象 | 宇宙線研究所への進学を希望する人 |
申し込み方法 |
以下の応募フォームからお申し込みください。 *申込期限は6月8日(水)まで |
お問い合わせ | 宇宙線研究所 広報室 04-7136-5148(平日10時〜17時) icrr-pricrr.u-tokyo.ac.jp |
10:00-10:10
宇宙線研究所の全体紹介
10:10-10:30
研究プロジェクト紹介①
テレスコープ・アレイ グループ
宇宙線のエネルギーに上限はあるか、極限のエネルギーを持つ宇宙線はどこから来るどんな粒子か。その謎を解明するために、米国にテレスコープアレイ実験装置を建設、研究しています。
10:30-10:50
研究プロジェクト紹介②
チェレンコフ宇宙ガンマ線 グループ
次世代ガンマ線天文台(CTA)にむけて、直径23mの大口径チェレンコフ望遠鏡の建設を進めています。また、超新星残骸やパルサー、活動銀河核などの高エネルギー天体からのガンマ線放射・粒子加速機構を調べています。
10:50-11:10
研究プロジェクト紹介③
チベット グループ
標高4,300mのチベット高原に高精度空気シャワー観測装置を設置し、高エネルギー宇宙線の起源・加速機構・伝播の解明を目指しています。
11:10-11:30
研究プロジェクト紹介④
観測的宇宙論 グループ
本グループは、大型望遠鏡を用いた深宇宙観測により宇宙史初期を探る研究を行っています。ビッグバン直後の高温ガスの宇宙から現在の銀河宇宙への進化を明らかにするのが目標です。
11:30-11:50
研究プロジェクト紹介⑤
理論 グループ
素粒子と宇宙に関する理論的研究を行っています。超対称性模型などの標準模型を越えた物理に基づく素粒子現象論・宇宙論、物質の起源、インフレーション宇宙模型などが主なテーマです。
11:50-13:00
Lunch Break
13:00-13:20
研究プロジェクト紹介⑥
スーパーカミオカンデ グループ
太陽・大気・超新星爆発・加速器からくるニュートリノ観測により、質量・世代間混合などの未知の性質を調べています。また、暗黒物質探索や、天体そのものの研究、陽子崩壊の探索にも取り組んでいます。
13:20-13:40
研究プロジェクト紹介⑦
T2K グループ
J-PARC加速器からのニュートリノを、スーパーカミオカンデにおいて観測し、ニュートリノ振動を精密測定しています。特にニュートリノの粒子・反粒子(CP)対称性の破れの解明を目指す研究を進めています。
13:40-14:00
研究プロジェクト紹介⑧
エックスマス グループ
宇宙の物質の大半は未知の素粒子である暗黒物質だと考えられています。本実験ではその正体を解明するため、直接検出を目指しており、世界最大の検出器を用いて研究しています。
14:00-14:20
研究プロジェクト紹介⑨
重力波 グループ
重力波検出を目指す研究を進めています。検出器には理論に裏付けられた最先端技術、重力波観測には精緻なデータ解析が必要であり、KAGRAに関連する新しい研究が数多く進行中です。
14:20-17:00
Lab Tour
興味がある研究室を、自由に見て回ることができます。