High Energy Astrophysics Colloquium
| Date | Presenter | Contents/Abstract |
|---|---|---|
| 26.3.18 12:00- |
佐伯 聖真 (広島大) |
"パルサー磁気圏からのシンクロトロン放射の偏光" |
| 回転駆動型パルサーは、電波からガンマ線にわたる波長帯でパルス状の放射が観測されている。その非等方的な放射領域は分かっておらず、パルス波形や偏光の観測による制限が議論されている。2021年に打ち上げられたIXPE衛星により複数の回転駆動型パルサーのX線偏光の観測データが得られる状況になり、偏光による回転駆動型パルサーの放射領域の系統的な議論が可能になりつつある。しかし、X線偏光のモデルについて、自転軸に向かう内向き放射が観測に寄与すると考えられるにも関わらず無視されているという問題がある。そこで、我々は内向き放射も考慮した場合の偏光を調べた。その結果、内向き放射は外向き放射と同様に、強度ピーク付近で偏光度が高く、偏光角が変化することが分かった。また、外向き放射と内向き放射の強度ピークは重なることがあり、その場合、偏光角の振幅が50°以上に近づくことが分かった。これらの結果を用いて、これまでIXPE衛星によりX線偏光が観測されているCrabパルサーなどの天体と、内向き放射の寄与が示唆されているVelaパルサーの偏光を議論する。 |