ボリビアでALPAQUITA建設作業

 15年ぶりにボリビアに行ってきました。初めてラパスに行ったのは25年前ですが、そのころに比べて街が大いに発展しています。高層ビルがたちならび、おしゃれなカフェやレストランも増えています。街中に張り巡らされたロープウェイ網も便利。

 今回は、9月30日から10月11日の2週間、チャクルタヤ山中腹の4740m地点で、ALPAQUITA(アルパキータ)実験の建設作業です。ALPAQUITAは「アルパカちゃん」という意味で、ALPACA(アルパカ)実験の小型版です。2019年度に地上検出器を設置し、2020年度には地下ミューオン検出器一台を設置する予定です。4700mの力仕事は息が切れて大変ですが、ボリビアメンバーもはりきって作業がすすみました。最初は日焼け止めをぬらずに行ったので顔がぼろぼろ。週末にラパスの町であわてて日焼け止めを買いました。

 ALPAQUITAが完成して最初の宇宙線観測がはじまるのが楽しみ。そのあとはフルサイズのALPACAですね。

 


写真:チャカルタヤ山を背景にしたALPAQUITAサイト。赤い屋根の建物が観測ハット。よくみるとすでに設置したシンチレーション検出器がみえる。

2019年10月17日