プログラム・講師

      2015年4月18日(土)
      13:30 〜 13:40 「はじめに」
      梶田 隆章(宇宙線研究所所長・カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員)
      13:40 〜 14:30 「アインシュタインからの最後の宿題
      〜重力波をつかまえろ!」

      三代木 伸二(宇宙線研究所准教授)
      14:40 〜 15:30 「マルチバース宇宙論
      〜最新物理理論の語る宇宙の始まり、終わり、そして外側」

      野村 泰紀(カリフォルニア大学バークレー校教授・
           カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授)

      講師:三代木 伸二

      (みよき・しんじ)

      東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程を修了し、理学博士。 日本学術振興会特別研究員やカリフォルニア工科大学客員研究員、 東京大学宇宙線研究所、助手、助教を経て、現在は、 同研究所宇宙基礎物理学研究部門重力波推進室・准教授。


      アインシュタイン博士の提唱した一般相対性理論では、皆さんの移動する速さや皆さんがいる場所の重力の強さによ って、時間の進み方に違いが発生するとか、直進するはずの光が曲がることがあるなど、様々に不思議な現象が予想 され、すべて実験や天体の観測により証明されています。しかし、唯一、重力波という波動現象だけが直接的に証明 されていません。実はアインシュタイン自身もこの重力波の直接検出は、その波動の振幅があまりに小さいので不可 能であろうと言っています。しかし、現在、その極めて困難な重力波の直接検出をめざし、世界の物理学者が最先端 の知識と技術を集結し挑戦しています。本講演では、このアインシュタインからの最後の宿題・重力波をとらえる挑 戦についてお話しします。


      講師:野村 泰紀

      (のむら・やすのり)

      東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程を修了し、理学博士。 フェルミ国立加速器研究所研究員、カリフォルニア大学バークレー校助教授、 准教授を経て2012年より同校教授。2015年より 東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授を兼ねる。


      我々の宇宙はどこから来て、どのような運命をたどるのか?宇宙の「外側」はどうなっているのか?超弦理論に代表さ れる最新の物理学理論の発展は、このような問いに驚くべき描像を与えることが分かってきました。この講演では、最 新物理理論の語る想像を越えた世界—–我々が全宇宙と思っていたものは、無数の「宇宙たち(マルチバース)」の内の 一つに過ぎない、これらの宇宙たちは異なる法則に支配され、空間の次元すらも異なる等―–を解説します。また、こ の新たな理論的描像と現在及び将来の重要な観測との関係についてもお話ししたいと思います。

日時・会場

                        
日 時2015年4月18日(土)13:30 〜 15:30(13:00開場)
会 場千葉県柏市柏6−2−22 アミュゼ柏2F
対 象中学生以上
参加費無料
定 員400人(当日直接会場にお越し下さい。事前予約も可能です)

お申し込み

お申し込みは必要ありませんが、200名の事前予約枠を設けております。
事前予約をせずに当日会場にお越しいただく場合は、先着順となります。
なお、事前予約をされても、開始時間になっても受付をお済ませでない場合は
ご入場できないこともございます。ご遅刻の場合は必ずご連絡ください。

              
事前予約事前予約はこちらから。申込はWEBのみで受付けております。電話・はがきでの申込は受付けておりませんのでご注意ください(※)。
申込締切4月13日(事前申込は定員200名になり次第締切ります。)
お問合せTEL: 04-7136-5148 Email: public_lectures@icrr.u-tokyo.ac.jp

   

※お電話での受付は行っておりませんが、学校団体様の事前予約はお電話でも承ります。
広報担当(04-7136-5148)までお知らせください。

主催・共催

                           
主 催東京大学宇宙線研究所(ICRR)
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
共 催柏市・柏市教育委員会
実 施東京大学宇宙線研究所広報室・宇宙ニュートリノ観測情報融合センター