宇宙線研究所とカブリ数物連携宇宙研究機構のトークイベント。
原始ブラックホールとインフレーション宇宙
宇宙の始まりを探る旅へ
アミュゼ柏 2階 クリスタルホール アクセス
無料
中学生以上(幅広い年齢層の方の参加をお願いします)
400人
申し込みは締め切りました
大変たくさんの応募をありがとうございました。
当選された方には3月末までにメールでお知らせします。
東京大学宇宙線研究所(ICRR)
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
柏市教育委員会
柏市
東京大学理学系研究科修了、理学博士。素粒子論的宇宙論を専門とし、インフレーション宇宙モデル、物質・反物質非対称性の起源、原始ブラックホール、暗黒物質候補などの理論研究を行なっている。
宇宙線研究所理論グループのページ東京大学大学院理学系研究科博士課程にて学位取得。京都大学大学院理学研究科助手/助教として、すばる望遠鏡搭載用多機能可視光分光撮像装置Kyoto3DIIを開発。東京大学 Kavli IPMU(WPI)に特任准教授として着任し、すばる望遠鏡次世代多天体ファイバ分光器PFSの初代プロジェクトマネージャを務めた。原始重力波の痕跡の検出を狙う電波偏波望遠鏡衛星LiteBIRD計画に従事。
IPMU構成員のページ 太陽の30倍程度の質量を持ったブラックホールが合体した際に放出された重力波が2015年に米国の重力検出器によって史上初めて観測されました。その後も同様の重力波イベントが観測され、現在まで10個のイベントが報告されています。現在物理学・天文学の研究者の間でこれらのブッラクホールが宇宙が誕生して1秒も満たない間に作られた原始ブラックホールではないかと議論になっています。さらに、宇宙初期に作られた原始ブラックホールは宇宙の暗黒物質になっている可能性もあります。
本公演では原始ブラックホールとそれがどのように誕生したかについて紹介します。
遠くを観ると宇宙の昔の姿が見えます。1964年に、宇宙が生まれてから38万年後の姿の中に熱いビッグバンの名残りである宇宙背景放射(CMB)が検出されました。138億歳の宇宙の38万歳までさかのぼれたのです。が、そこには電磁波が通れない壁があり、更にさかのぼることは困難でした。これを打ち破り、宇宙誕生後10-38秒ほどの生まれた“瞬間”と言うべきところまでさかのぼる挑戦が始まっています。その“瞬間”に発生した原始重力波が生き延びて痕跡をCMBに残した可能性が高いのです。
本講演では、この痕跡を捉えるべく最新技術を結集したCMB観測用衛星望遠鏡計画をご紹介します。
13:00~13:50
川崎雅裕
13:50~14:40
菅井肇
14:40~15:00
休憩
15:00~16:00
研究者のクロストーク
参加者との対話
2019年4月13日(土)13:00〜16:00(開場12:30)