妊娠1〜2ヶ月の私
まったく妊娠に気づかず、テニスをしたり、山に登ったり、お酒も飲んだし・・・・・。
今から考えると気づいていなかったとはいえ、無事に育ってくれてよかった。
妊娠3ヶ月の私
とにかく、眠い、眠い、眠い。
二日酔いのような気持ち悪さ。
さすがの私も体調の変化に気づき、妊娠検査薬を購入。
尿をかけて1分ぐらいで何らかの変化が出ると説明書に書いてあったが、
10秒もたたないうちに陽性を示す反応が・・・・・。
病院へ行くと、元気に育っていますとエコー写真を見せられた。
まだ自分のお腹のなかに何かがいるという実感はなかった。
そして、つわり。
スーパーの魚売り場、タバコの煙、ゴミの匂い・・・
あらゆる匂いに反応して「オェーーーッ」となっていた。
大好きだったお寿司もまったく受け付けず、
果物・野菜・ヨーグルトが私の食生活のすべてだった。
もうお肉も魚もこのまま食べられないんじゃないかと思った。
まだ、お腹は大きくなく、見た目には妊婦とは分からないほどだった。
妊娠4ヶ月の私
つわりはまだ続く・・・。
食べれば食べたで気持ち悪いし、食べなくても気持ち悪いし。
一日気持ち悪い日もあった。
仕事をしているときは比較的つわりのことを忘れることはできたが、
何となく体がしんどかった。
服もまだ妊娠前のものが着れていた。
あまりフィットした服はつわりで気持ち悪い体にはよくないので、
なるべくらくちんな服を着ていた。
たまに妊娠していることを忘れて、通勤のときに目の前を通るバスを
見かけては何度か走りかけたことがあった。
まだ安定期には入っていないのでゆっくり行動することを
心がけた(旦那様にも注意された)
もともと頭痛持ちの私は、妊娠後も疲れが出ると頭痛に襲われた。
いつもなら迷うことなく薬を飲むが、やはりこの時期は赤ちゃんの成長に影響するので、
大丈夫と言われる薬でも口にできなかった。
ひたすら我慢、我慢。あまりの痛さに絶叫することもあり、
旦那様にはすっかり迷惑をかけてしまった。
また、つわりのあいだ、旦那様は家事全般を引き受けてくれてかなり助かった。
「感謝」のひとこと。
妊娠5ヶ月の私
あんなにつらかったつわりがおさまってきた。
つわりのあったころにはもう一生ごはんが食べられないんじゃないかと
思ったほどだったけど、うそのようにおさまった。
さすがにまだ、お刺身のような「なまもの」は匂いでだめだったけど、
それ以外のものはほとんど何でも食べられるようになった。
ちょうど5ヶ月のときに年末・お正月を迎えた。
年末には職場の忘年会があり「鴨なべ」を食べた。
数週間前だと絶対食べられなかっただろうと思うと、
お腹の中にいる彼or彼女が気をつかってくれたのだろうか・・・
来年からはアメリカ生活が待っていたので、簡単なおせち料理を作ってみた。
私がつわりのときには好きな刺身や寿司を我慢してくれた旦那様のためにカニ鍋もした。
鍋の湯気とともにやってくるカニの匂いには、やはりまだ耐えられなかった。
大晦日の夜、除夜の鐘を聞きながら布団のなかで
来年はいったいどんな年になるのだろうと考えていると、
何やらお腹の中でピクピクという動きが・・・。
そのときは初めての感覚にそれが胎動とは気づかなかった。
妊娠6ヶ月の私
年が明け、6ヶ月検診に行き超音波画像を見せてもらうと、
コクコクと頭を動かす我が子が写っていた。
一緒に見ていた旦那様もその様子に感心していた。
このとき大晦日のあの奇妙な感覚が胎動だと分かった。
テレビのドラマだと「あっ、蹴った」というシーンをよく見るが、
私が感じた胎動は、お腹の中で魚がピチピチ跳ねるような、ピクピク、キュルキュルというような感じ。
この頃から私の食欲は誰も止めることができなくらいすごいものになった。
つわりのときの反動か何を食べてもおいしいし、食べても食べてもすぐに食べたくなった。
お菓子やチョコレートも常備していた・・・。
中国人の知り合いの人が「中国では酸っぱいものがほしくなると男の子、
甘いものがほしくなると女の子」という言い伝えがあると聞いた。
つわりのときも、酸っぱいものがほしいとはあんまり思わなかったし
もしかしてお腹にいるのは女の子・・・?
仕事も年末で辞め、温泉に行ったりしてゆっくり過ごせた。
しかし、気づくと私の体重は1ヶ月で5kg近くも増えていた!!
ま、ま、まさか・・・・。あ〜次の検診で何て言われるか・・・・。
妊娠7ヶ月の私
案の定、検診のときに「これ以上体重を増やさないよう1日1900kcalにおさえましょう」と言われた。
予想していたとは言え、かなりへこんだ。
でも、このまま体重が増えつづけると出産のときにも支障が出るので、
お腹の子のためにもダイエットを決意した。
そして、お腹の中にいる我が子が「女の子」だろうということが判明。
妊娠が判明したときに、直感的に女の子じゃないかと思っていたので
「やっぱり・・・」という感じだった。
一般的に「女の子」はお父さんに似ると言われるので、
我が子も旦那様に似るのかと思うと、ちょっと不安なような楽しみなような・・・。
とにかく元気に生まれてくれれば私はそれでOK。
いよいよ旦那様がアメリカ・シカゴへ行くことになり、
私はしばらく実家へ戻るため引越しをすることになった。
お腹も大きくなってきてかがむこともしんどくなり思うように動けなかったので、
私は座ったままで出来ることだけしてあとは旦那様にまかせた。
1週間ぐらいかけてちょっとずつ引越しの準備をしてきたが、
結局荷物を運び出す当日まで荷造りが続き、やっとの思いで引越しを終わらせることになった。
もう少し前から準備しておけばよかったなあとちょっと反省。
引越しも無事終わり、実家での生活が始まった。
午前中は英語の勉強をしたり、パソコンをしたりして、
午後は1〜2時間お昼寝をして買い物がてら、お散歩という日々。
体重増加防止のために、なるべく30分〜1時間散歩するよう心がけた。
胎動もだんだん力強く、細かい動きも加わり、我が子の成長ぶりを感じた。
お風呂に入っているときにお腹を見ていると、
お腹の中で彼女が動くとお風呂のお湯も揺れるようになった。
夜寝るときが一番よく胎動を感じるようになった。
寝る向きによっては、横っ腹をお腹の中からちっちゃな手でひっかかれるような動きもあり
くすぐったいような奇妙な感触だった。
7ヶ月も終わりに近づくと一日中お腹の中で動くようになった。
あまりにも元気過ぎてびっくりすることもあり、お腹の中はやっぱり狭いのだろうかと思う。
もうちょっと待っててね。