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******************************************************************* ☆ 特定・宇宙ニュートリノ第5回研究会のお知らせ ☆ ******************************************************************* |
特定領域研究「ニュートリノ」都立大・東大計画班
宇宙ニュートリノ観測情報融合センター 共催
日時:2001年2月23日(金)午後2時より、
2月24日(土)午後5時まで
場所:宇宙線研究所 大セミナー室(6階)
今回の研究会は今年度の「特定・宇宙ニュートリノ研究会」としては
最終回です。この研究会は「実験の最前線」を常に把握し、これを視野に
入れつつ、これまで主に「ニュートリノに関連した現象論」を重点にして
きました。思ったより多くの方々のご参加(平均して一回当たり50名
くらいか)を得てこれまでやってこれたことは世話人としては驚きです。
さて、今回は今年度の最後を飾るに相応しい「締め」となるような
企画を考えようということで、今までで最も”理論的”なセッション
「統一理論の最前線」を企画しました。
幸い、柳田さんと九後さんという二人のベストスピーカーを得て、より
広い分野の方々に興味を持っていただける研究会になったと自負して
います。これと対応して、神岡陽子崩壊実験の最新状況のレポートを
塩沢さんにお願いしています。
「ニュートリノファクトリー 対 低エネルギー超ビーム」は次世代の
ニュートリノ実験のあり方として世界的に大きな議論を呼んでいる現在
係争中の問題です。それまでは誰も見向きもしなかった佐藤丈さんの
提案(low energy option)を実験家の大物 B. Richterが取り上げたこと
から大きな議論に発展したもので、5月に筑波で開催されるニュートリノ
ファクトリーの国際会議では両派入り乱れて丁々発止の議論が行われると
予想されています。
もちろん、この研究会の特徴である実験のフロントからの報告も
行なわれます。神岡大気ニュートリノ実験はようやくタウを捉え始めた
ようで、SK大気一般の話に加えて、タウに焦点を絞った講演があります。
また、最近実現が決まった日本のJHF 実験、名大グループを初めとして
日本の研究者が大きな寄与をすると期待されるヨーロッパの次期計画
OPERA実験についても報告されます。
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| プログラム: |
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23日(金)
午後:14:00-15:20
○ ニュートリノ関連実験の進展
樹林敦子(ハワイ大学) 神岡の新しい大気ニュートリノデータ1
歳等利行(宇宙線研) 神岡の新しい大気ニュートリノデータ2
(タウの探索)
coffee break
15:40-17:00
Speaker TBA(名大グループ):OPERA実験
塩澤真人(宇宙線研):陽子崩壊
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24日(土)
午前:10:30-12:30
○ 統一理論の最前線
柳田勉(東大):Unification in the Brane World
九後汰一郎(京大):To be announced
午後:14:00-15:20
佐藤丈(九大):Low-Energy Predictions of Lopsided Family Charges
○ ニュートリノファクトリー 対 低エネルギー超ビーム
安田修(都立大):日本版ニュートリノファクトリー WGレポート
coffee break
15:40-17:00
P.Lipari(Rome/宇宙線研):CP violation effects and high energy neutrinos
小林(KEK):JHFニュートリノ実験と超低エネルギービーム
(below π^0 threshold)の可能性
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| アクセス: |
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宇宙線研究所(柏市)へのアクセスはホームページ:http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/intro/shisetsu_kashiwa.html をご覧下さい。 |
| 宿泊: |
宿舎を希望する方は、柏の共同利用宿舎が使えますので、 宇宙線研究所宇宙ニュートリノ観測情報融合センター秘書福田蓉子さん まで御連絡ください。(なお、共同利用宿舎が予約でいっぱいの場合は 柏のホテルを紹介します。) 電話: 0471-36-3138 Fax : 0471-36-3126 email: yoko@suketto.icrr.u-tokyo.ac.jp |
| 旅費補助: |
宇宙線研の研究員等旅費で多少の旅費の補助ができますので、 旅費を御希望の方は、上記の福田蓉子さんまで御連絡ください。 特定領域科研費都立大班からも若干の補助が可能である見込みですが、 不定性が多いので、福田さんに申し込まれた方々の中で、宇宙線研からの 補助が出なかった方々にできる限りでの補助を差し上げます。 宇宙ニュートリノセンター 梶田隆章 特定領域研究都立大計画班 南方久和 =================================== |