のぶろうが見る¥組の歴史
のぶろうが見たこれまでの¥組の歴史について、徒々なるままに書きつづって
見ました。結構、忘れている事があるので、かなりいい加減な部分があります
が、まぁ、適当に読んでもらえるとうれしいです。
御意見御感想は、のぶろう¥まで。
第一話
¥組活動前夜(のぶろうのWC/J初体験)
それは、1996年のある夏の日のことだった。
いつものように、ネットサーフィンをしてたとき、Yahhoというサイト
(Yahooじゃないよ(笑))のある一ページに
WC/J…とっても3Dなチャットというのがあった。
その当時、「3D」という言葉も「チャット」という言葉もあまり
身近には感じていなかった僕は、
「またまたぁ。3DっていったってVRMLとかは、動きがガチガチだし
それにチャットというのもなぁ…。」
パソコン通信などやった事がなかった僕は、チャットというのはごく
限られた人がやる、とっても閉じた世界だとおもっていた。
思ってはいたが…なぜか、そこになにか惹かれる響きがあった。
3Dというのもどの程度なのか…という興味もあった。
「まぁ、HDも空いてるし、ちょっと試しにDLしてみようかな…。」
悪魔のささやきの様だった。一度はまると抜け出せなくなるWC/Jに住み
つく悪魔…(笑)。
「さぁ、DLも終わった。インストールも終わった。さぁ、入ってみ
るか…。」
ソフトが立ちあがる前の緊張…。
「あ、自分の分身を選ぶのかぁ…これにしよっと…さて、名前は…。」
WC/Jを一度はやった事がある人なら、自分の名前を何にするか考えるはず
である。このとき、僕は、たまたまスチャダラパーのCDにはまっていた
ので「のぶろう」にすることにした。「ノーベルやんちゃで賞」という
お気に入りの曲の主人公だ。
「名前も決まった事だし、いよいよ…。」
入ってみる事にした。
ハブには、沢山の人がたむろしていた。右も左も分からないで、ハブの中を
うろうろしてた僕に話し掛けて来た人がいた。女性のアバターを使ってる人
だった。その第一声が、
「お兄さん、エッチな話したいからmail addressおしえて?」
だった。
「は??」一瞬、耳を、いや目を疑った。
(のぶろう、うれしかったんじゃない?という茶々は禁止!(笑))
ネットおかまという言葉を知るはずもないその時、僕はかなりひるんでし
まった。あのときの印象は強烈で今でも忘れる事はできない。
でも、そのすぐあとに周りの人が一応フォローいれくれてたから、変な人も
いればまともな人もいるんだなとちょっと安心したけど(笑)。
今となってわかることだが、WC/J初体験で(WC/Jでは少数の)
とんでもない人にぶつかってしまったわけだ。
そんな、WC/J第一声に打ちのめされながらも、僕はWC/Jの中を探検してみる
事にした。いろいろ巡っていくうちに緑色に到着した。
「あ…浮いてる…。」
そうである。アバターが地面より高いところを行ったり来たりしているので
ある。どうやったら、そんな事が出来るのだろう…。そう思いつつも、
うろうろしながら、廊下にいた人々に話し掛けてみた。
「僕、ここはじめてなんですが、浮いたりするの簡単なんですか?」
「そんなに、難しくないよ。」
コンピューター関係の仕事をしているという、その人(名前を忘れてしまった。
すいません。)は、いろいろ丁寧に教えてくれた。
WC/Jにいる人々は、大概いろんな技について親切に教えてくれるとおもう。
あと、気づいた事は、やっぱりコンピューター関係のひとが非常に多いこと。
初日に会った人のほとんどがコンピューター関係の人であった。
もっとも、最近はいろんな人がいるようだが。学生も多いし。主婦もいるし
(笑)。
(わらうなぁ!と、たーちんに怒られそうだ…(笑)。)
第二話
¥組との出会い
そうこうしているうちに、あれはのぶろうが女の子としゃべってる時だった
とおもうのだが、彼の横でじっとしている弥勒アバターがいた。無口だった。
しかし、無口は全然「無口」でない事は、そのあとすぐに知れる事であった。
そのあとの記憶がもう既に薄いのであるが、よく覚えている光景がある。
無口と出会ったあと合流した帝王とともに、今の¥組集会場の通路をはさんだ
隣の広い部屋にいた(いまのWhite Starsの集会場)。
三人で女の子アバターを取り囲んで話をしていた。
というか…部屋の端に追いつめて…「ぴしっ!ぱしっ!」とか言ってたような…。
(そのあたりから、¥組の前身(?)のハウマッチーズがSMクラブだという
妙な噂が流れたらしい(笑))
その女の子が、さるさだった。そう、いまの¥組組長である。
次の日に、のぶろうはまたWC/Jに入ってみた。(といっても、このころの時間
順序はかなりいい加減である。前の日に会った事がこの日だったかもしれない
し、その逆もあるかも知れない。もう大分忘れかけているのである。)
大体、前の日と同じぐらいの時間だ。なにはともあれ、無口を呼んでみる。
秘話の使いかたはもう既に教えてもらっていたので、呼んでみるが、
しばらく返事がない。しょうがないなぁ…とおもい、うろうろしていると
無口から
「ごめん、今ナンパ中。」
との返事。実は、このときの無口の相手がたーちんである。その後、無口と
再び合流するまで、のぶろうはやれやれ、と思いつつ帝王とうろうろしていた
…かもしれない…と思う…うむ…忘れた。
暫らくして、三人は、お城の三階に集まっていた。しかも、三人とも
「いぇーーーーーーい!!」
と口々に騒いでいた。そのころ、のぶろうは、それが@のぱくりであるという
事など、つゆ知らなかった。
無口の提案で、グループを作ろうという事になった。のぶろうも無口も
帝王も「ナンパしまくりグループ」になることに異存は(たぶん)なかった
ので、あとは、ネーミングだけだった。
いろいろな案が出た。「TMNは?」(Teikou Mukuchi Noburou)とかね。
いろいろ話しているうちに、なぜだか、「ハウマッチーズ」に落ち着いた。
なぜだか…なぜかは、聞かない方がいいよ、多分(笑)。そして、
マークは「¥」になった。
このとき、¥組(ハウマッチーズ)は誕生したのである。
この時から、朝6時までハイテンションでいるグループである事が、徐々に
知られていったのである。
to be continued.....