松原英雄 (JAXA宇宙研)
"「あかり」からSPICAへ:スペース赤外線天文学の現状と将来"
我が国の赤外線天文衛星「あかり」は2006年2月に打ち上げられ 波長9〜160μmでの全天サーベイと、5000回を超える様々な 近赤外〜遠赤外分光・撮像観測を行いました。また「あかり」の実績 をもとに口径3m級のスペース赤外線天文台SPICAが、2018年度の打ち上 げを目指して、現在概念設計段階です。本講演では、「あかり」全天サーベイ と南北黄極領域に関する「あかり」の科学成果の一部と、SPICAに向 けて、我々が挑んでいる技術的チャレンジ(検出器・冷却系等)を紹介 します。