************< 平成14年度第3回CRC実行委員会 議事要録 >************ 日 時:2003年3月1日, 11時15分〜16時 場 所:宇宙線研究所6階会議室 出席者:村木綏(委員長),木舟正,坂田通徳,櫻井敬久,鳥居祥二,福島正己,     水谷興平,森正樹,吉田滋,(以上実行委員),吉村太彦(出席依頼),     林田直明,林嘉夫(事務局) ●報告 ○CRC事務局報告(林田) (前回実行委員会(9月13日)以降) (a) CRC活動   (1) 9月13日; 平成14年度第2回CRC実行委員会   (2) 9月14日; 平成14年度第1回CRC総会   (3) 11月26日; 第3回(2002年度)宇宙線物理学奨励賞選考委員会   (4) 12月09日; 非E-mail会員へ連絡誌-速報-12号発行郵送(53通)   (5) 1月14日; CRC書面総会 (1月27日 投票〆切)   (6) 随時 ;「CRC News」メール配信 (資料-1 参照) (b) 宇宙線物理学奨励賞受賞者   ○ 安東正樹 氏:(東京大学理学部坪野研 助手) 物理学会での講演タイトル; 「干渉計型重力波検出器の開発」    ○ 浅岡陽一 氏:(東京大学宇宙線研TA 助手) 物理学会での講演タイトル; 「太陽活動極大期での反陽子スペクトルの観測」 (c) 平成14年度CRC書面総会の開票結果 事 務 局 ; 大西宗博、林田直明 定 足 数 ; 110 (有権者数 328) 有効投票数; 153 (メール 142, 郵便 11) 有効投票数が定足数以上なので、書面総会は成立しました。 (開票結果) 賛成 ; 133 票 (86.9 %) 反対 ; 13 票 保留 ; 5 票 無効 ; 2 票 賛成が3分の2以上なので、CRC規則改定の実行委員会提案は、承認されました。 (d) 会計報告 (2003.03.01現在 概算)     会費完納者; 259名 ( 78 %)     残 金  ; 52 万円     支出予定 ; 連絡誌 30万円 + 奨励賞 10万円 = 40 万円 ○物研連報告(吉村所長:委員長代読)    2月21日物研連が開催されました。その中で学術会議の改革法案は今回の国会に  間に合わず一年延期の見通しとなり、第19期物研連の選挙、学術会議会員の選挙が  行われる見通しであるとのことです。物理学会の選挙で選ばれるメンバーとCRC  の投票で選ばれるメンバーがいます。宇宙線からも物理学会を通して推薦する必要  があると思いますので連絡致します。また物研連の定員は75名から67名と8名減とな  ります。宇宙線の代表者も 1名程度減るかもしれません。なお学術会議の吉川改革  案では、学術会議はアカデミーを目指しており、大型科学予算の評価は総合科学会  議で、また科研費の審査委員も推薦しない方向で考えており、次の学術会議の会員  が70才になった時停年となり、現会員が次の会員を指名するという方式をとること  を考えていますので、今回の学術会議の会員の選考は非常に重要な意味を持ってお  ります。上記のことを配慮して投票して下さるよう御願いします。 ○国立大学法人の法案について(吉村所長)    2月28日閣議で国立大学法人案の原案が了承されました。それによりますと、  全国の付置研所長会議で煮詰めてきた付置研を省令に書くという条項21は最終案  の段階で削除されたそうです。(学部,研究科も書かないことになったそうです。  詳細は不明)省令で定義されるのはKEKや国立天文台、極地研究所のような直轄  研究所に限られるそうです。国立大学法人が学部,研究科等を設置する。従って東  大宇宙線研や名大太陽研をどうするかは、法的には各々の大学の判断に任されるこ  とになるとのことです。経営協議会(半数以上学外委員)(理事会)と教育研究評  議会(旧評議会)がどう考えるかによるということです。 ○原子核専門委員会報告    2月20日に行われた委員会の議事録が村木委員長から紹介された。 (CRC News No.474参照) ------------------------------------------------------------------- ● 審議事項 ○ 選挙 (1)「CRC実行委員長・委員」 (2)「物研連・原子核専門委員会委員推薦候補者」 (3)「宇宙線研共同利用研究実施専門委員会(所外)委員推薦候補者」 の選挙を行う。    ○ 時期;3月19日頃 〜 4月11日頃、    ○ 選挙人名簿所属確認(原則として、4月からの所属とする)    ○ 今回の新入会員は選挙権を持つ。    ○ 今回からメール会員は、メール投票だけとし、郵送投票はしない。 ○ 新入会員の承認  ○ 常定 芳基 ( 国立天文台 科学研究員(PD)) 推薦者;藤本眞克、川村静児 (研究歴);1996-2002年東工大・垣本研にて、南米の高山における空気 シャワー実験に従事。2002年 東工大・理博。 2002年4月より現職。重力波天文学、レーザー干渉計 TAMA300 のデータ解析等に従事。 物理学会における発表は6回。  ○ 戎崎 俊一 (理化学研究所情報基盤研究部 部長) 推薦者;村木 綏、松原 豊 (研究歴);1986〜88年 NASA M.F.C.研究員。超新星爆発の研究。 1989〜94年 東大教養部にて、銀河形成の理論。重力多体問題 専用計算機 GRAPEを開発。1990年から最高エネルギー宇宙線 の研究。1994年〜 理研。EUSOの日本の中心メンバー。 ○ 宇宙線物理学奨励賞要綱 「4.賞の候補者の募集」の項の変更    「CRC会員による推薦,または本人の自薦」を    「CRC会員1名を含む研究者による推薦,または本人の自薦」と変更する。    また,賞金は,合計 10万円とする。(賞金額は実行委員会が定める) ○ 宇宙3機構統合に着いての声明文    鳥居提案に基づき議論。修正の後,宇宙3機関へ要望書(CRC News No.483参照)    を実行委員長名で出すことになった。 ○ 谷森委員からの会計報告に関する要望。    谷森委員から「宇宙線研究所は共同利用研究所として,毎年会計報告を行って   欲しい」との要望があった(委員長代読)。運営委員会で決算報告をやってもら   うように研究所に要望することになった。 ○ 宇宙線研人事計画    助教授,助手の人事をTAの進展を見てから進めることになっていることに関    して議論があった。   ◎科研費の結果を見てから決めるというのでは研究所の主体性がない。外部から    見てTAを推進しているようにはみえない。   ◎人事を進めてから科研費が通らなければ,入った人はどうしようもなくなる。   ◎発令は遅らせられる。   ◎新TAとアシュラ計画の間の関係をはっきりさせるべきだ。   ◎新TAの評価がきちんとされていない。推進に足るか。   ◎運営委員会できちんと決めるべき。   等の意見が出された。 ○ 将来計画の進め方   ◎X−MASS(神岡)を概算要求で出すのならCRCに公開すべき。科研費な    ら良い。   ◎宇宙ステーションを使った研究を宇宙線研究所,CRCで議論・サポートすべ    き。宇宙新機関は丸抱えでサイエンスミッションを行うことはない。   ◎将来計画のシンポジウムで真っ向から取り上げるべきだ。宇宙線研究所のみに    は頼れない。STE研等との棲み分けが必要。   ◎CRCから科研費(企画(?))を出すべき。   ◎全体のロードマップを作っては。   等の意見が出された。 ○ OB.OG会員との交流    顧問会議を作ることを考えるべきとの意見が出された。 ----------------------------------------------------------------------------- ● (資料-1) 「CRC News」メール配信 54 件(9月13日〜2月28日) ○ 委員会報告; 6 件 10月21日: PaNAGIC(HENAP) Report 10月24日: 平成14年度 CRC第2回実行委・第1回総会 議事要録 11月26日: 第18期第6回原子核専門委員会議事録案 11月27日: 共同利用のための国立大学附置研究所、施設、センターに関する要望書 2月06日: 2002年度宇宙線物理学奨励賞 受賞者 2月18日: 第33回素核研(KEK)運営協議会報告 ○ 公募案内; 12 件 9月27日: KEK・素粒子原子核研究所 教官公募 9月30日: KEK・加速器研究施設 教官公募 6件 10月09日: 名古屋大学太陽地球環境研究所教官公募 11月14日: KEK・加速器研究施設 研究員公募 11月29日: KEK・素粒子原子核研究所 教官公募 12月04日: 東京大学宇宙線研究所 教官・研究員公募 12月16日: 千葉大学理学部博士研究員(井上フェロー)公募 12月26日: 青山学院大学理工学部物理学科助手公募 1月10日: 筑波大学物理学系素粒子実験グループ助手公募 1月23日: KEK・素粒子原子核研究所 助手公募 1月24日: 宇宙科学研究所・宇宙理学委員会・研究班員 募集 2月20日: 東京大学宇宙線研究所教官公募 ○ 研究会案内; 25 件 10月04日: Workshop ; Extremely High Energy Cosmic Rays 10月15日: Workshop ; Extremely High Energy Cosmic Rays(2nd circ.) 10月2日1: 特定・宇宙ニュートリノ第10回研究会 10月23日: 重力波データ解析国際ワークショップ 10月31日: 宇宙線研究所共同利用研究発表会 11月14日: 宇宙線研究所共同利用研究発表会(再) 11月14日: 特定・宇宙ニュートリノ第10回研究会 11月19日: 1st bulletin for NOON2003 12月05日: 特定・宇宙ニュートリノ第11回研究会(カムランド特集) 12月16日: 特定・宇宙ニュートリノ第12回研究会 12月24日: 研究会 NOON2003 (2nd circular) 12月27日: 春の物理学会プログラム概要 1月06日: LEAP'03 (Second Circ. Register before Feb 03) 1月06日: 研究会「ニュートリノと超新星爆発」 (1st Circ.) 1月06日: シンポジウム「法人化後の宇宙線研究所研究プロジェクトについて」 1月07日: 特定・宇宙ニュートリノ第12回研究会 1月08日: 28th International Cosmic Ray Conference (ICRC2003)2nd circ. 1月15日: 宇宙線研究所シンポジウム開催のお知らせ 1月23日: 重力波特定領域研究会(第3回TAMAシンポジウム) 1月28日: 研究会「ニュートリノと超新星爆発」 (2nd Circ.) 1月28日: イメージング技術関係国際会議 Imaging 2003 2月12日: European Physical Society Conference 2月12日: VHEPA-3 国際ワークショップ 2月17日: 研究会「ニュートリノと超新星爆発」(Final Circ.) 2月21日: Deadline of abstracts for ICRC2003 is Feb. 28 ○ その他; 11 件 9月17日: 訃報;John Linsley 教授 ご逝去 9月19日: 訃報;Prof. S.I. Nikolsky ご逝去 10月09日: 小柴先生ノーベル賞受賞 10月09日: 訃報;G. Bonino 教授 ご逝去 11月06日: 元素ビデオ頒布・追加情報 1月20日: 「CRC書面総会」の投票受付中 1月20日: CRC書面総会の主旨説明 1月24日: 「宇宙科学研究所・宇宙理学委員会 ニュース」について 1月27日: 「CRC書面総会」の投票の呼びかけ 1月30日: 平成14年度CRC書面総会の開票結果 2月12日: KEK 12GeV-PS の運転とテスト実験等について ------------------------------------------------------------------------