*****************************< 会 報 >***************************** CRC会員 各位 2001年 7月 9日 CRC実行委員長 村木 綏 CRC事務局 宇宙線研支部 「日本物理学会領域代表者会議報告」を送付致します。是非ご一読ください。 CRC Homepage http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/CRC/ の「会報」と「速報」に 掲載します。 ********************************************************************** 日本物理学会領域代表者会議報告(7月4日)      (文責 村木 綏)  ・領域代表者会議設置目的の説明を土岐理事より受けた。   物理学会理事会には、全領域から代表者が出席していないので、今回のような   「ビーム物理」という新領域・新分科を設置して欲しいと言う要求に公的に対   処できないと判断したためである。  ・「ビーム物理」という新領域を作ることにつき議論した結果、3年間の暫定期間   として「新」領域という項目を作り、試行期間を置き発表数の増減をモニター   して、3年後に領域代表者会議でその存続を決めることにした。   年会にのみ設置することになった。  ・今後新しい要求も出てくることが考えられるので、基準が必要であるというこ   とになった。 (1)ボトムアップであること、(2)200人程度の集団がいて40個程   度の研究発表がある今回の例を、参考にすることとなった。「ナノ物理」「環   境物理」の新領域も試行してはどうかと提案したがトップダウンはダメという   ことになった。  ・秋の物理学会での物理学者の社会的責任のセッションでは Women in physicsと   OD問題を取り上げる。  ・物理学会の年会をどうして大きな国立大学がやらないのか聞いてみたら、会場   がたくさん取れない場合が多く無理であるとのことである。  ・学会の参加料の500万円は講演集代に、あとの500万円はコンピューター化され   たとはいえ、期限後に申し込んでくる人とか、不備な申込みのチェックのため   人手がいるので、そのお金等に使っていて、トントンか赤字だそうである。  ・もっと参加費を上げて(例えば15,000円)良質の内容を提供する学会にしては   どうかとの提案もあったが、まずは会員にアンケートで問い合わせることが重   要であるということになった。  ・今回秋の分科会が三つに分かれるので、予稿集のうち素粒子・宇宙線は、非常   に薄くなる可能性があるので、キチンと書いて欲しいとのことである。(将来   は天文学会のように、予稿があらかじめ提出されていない申込みは受け付けな   いという方法が良いかもしれない。)  ・尚、今回の領域代表者会議は、初めて開かれた臨時の側面もあり、任期は9月30   日までである。 新委員を送る必要があり、7月13日のCRC実行委員会で決め、   物理学会で宇宙物理(理論)関係も含めて了承をとりたい。 任期は 1年で、   プログラム世話人と協議しながらシンポジウムや招待講演者を決める責任があ   る。物性分科会は13の領域代表者会議を開いているが、当面素粒子・原子核・   宇宙線分野は代表者会議を開くという話にはなっていない。