************<< 平成12年度第2回CRC総会 議事要録 >>************* 日 時:2001年3月28日 午後5時30分より午後7時15分まで  場 所:日本物理学会 中央大学 SA会場 出席者:(敬称略)谷森 達(京大理)、中畑雅行(宇宙線研)、鈴木洋一郎(宇宙線研)、     吉村太彦(東北大理)、 山田秀衛(宇宙線研)、 森 正樹(宇宙線研)、     増田公明(名大STE研)、中瀬友和(東海大)、  西嶋恭司(東海大理)、     土屋兼一(宇宙線研)、 榎本良治(宇宙線研)、 片桐秀明(宇宙線研)、     鈴木理映子(宇宙線研)、伊藤千枝(茨城大)、 松岡 勝(NASDA)、     梶田隆章(宇宙線研)、 柴田 徹(青学大理工)、林田直明(宇宙線研)、     坂田通徳(甲南大理)、 福島正巳(宇宙線研)、 水谷興平(埼玉大理)、     山本嘉昭(甲南大理)、 野上謙一(獨協医大)、 川田和正(甲南大理)、     塩見昌司(宇宙線研)、 堀田直巳(宇都宮大)、 大橋英雄(東京水産大)、     身内賢太朗(東大理)、 斎藤敏治(都立航空高専)、綾部俊二(埼玉大理)、     佐々木孝雄(早大)、  大西宗博(宇宙線研)、 吉田 滋(宇宙線研)、     吉越貴紀(大阪市大理)、松原 豊(名大STE研)、櫛田淳子(東工大理)、     柴田祥一(中部大工)、 小島浩司(名古屋女子大家政)、有働慈治(埼玉大理)、     小沢俊介(宇都宮大工)、黒田和明(宇宙線研)、手嶋政廣(宇宙線研)、     南條宏筆(弘前大)、  佐々木真人(宇宙線研)、土屋晴文(名大STE研)、     倉又秀一(弘前大)、  眞子直弘(宇宙線研)、 湯田利典(名大STE研)、     井上直也(埼玉大理)、 神田展行(宮城教育大)、三浦 真(宇宙線研)、     安野志津子(愛知淑徳大)、市村雅一(弘前大)、晴山 慎(青学大)、     柳田昭平(茨城大理)、 村木 綏(名大STE研)、吉田龍生(茨城大理)、     日比野欣也(神奈川大)、荻尾彰一(東工大)、 宮澤千裕(茨城大理)、     高島美弥子(甲南大理)、内堀幸夫(放医研)、 さこ隆志(名大STE研)     以上、63名 ----------------------------------------------------------------------       ★★★第1回宇宙線物理学奨励賞授与式★★★    受賞者:奥村公宏(宇宙線研COE研究員)、竹田成宏(宇宙線研・学振奨励  研究員)両氏を壇上に迎え、奨励賞審査経過、受賞者紹介、受賞理由、の報告  (CRC実行委員長)の後、受賞者に賞状・賞金の授与を行い、記念写真撮影  の後、総会参加者の拍手と共に式を閉会した。 ---------------------------------------------------------------------- ●議長選出    実行委員会からの推薦として、谷森氏(京大)が推薦され、それを了承した。 (1)諸報告 ◆報告1.CRC事務局(水谷)     宇宙線物理学奨励賞応募受付け事務を行った。 ◆報告2.CRC事務局宇宙線研支部(林田) (a) CRC活動    (1) 9月23日: 平成12年度第1回CRC総会    (2) 11月21日: 非E-mail会員へ連絡誌-速報-3号発行郵送(61通)    (3) 12月16日: 第1回宇宙線物理学奨励賞選考委員会    (4) 1月25日: 非E-mail会員へ連絡誌-速報-4号発行郵送(60通)    (5) 2月10日: 平成12年度第3回CRC実行委員会    (6) 3月27日: 平成12年度第4回CRC実行委員会    (7) 3月28日: 第1回宇宙線物理学奨励賞授与式    (8) 3月28日: 平成12年度第2回CRC総会    (9) 随 時 : CRC News メール配信(51件) (b)「CRC News」 メール配信  ○ 委員会報告;8件      10月30日: 宇宙線研共同利用運営委員会           10月31日: (会報)平成12年度第2回CRC実行委員会      11月21日: 原子核専門委員会      11月21日: 物理学研究連絡委員会      11月27日: KEK運協      11月27日: 阪大核物理センター運協       1月05日: (会報)CRC総会       1月18日: (会報)第1回宇宙線物理学奨励賞受賞者発表       3月09日: (会報)平成12年度第3回CRC実行委員会  ○ 公募案内   ;12件 (詳細は 資料1を ご参照下さい)  ○ 研究会案内  ;23件 (詳細は 資料1を ご参照下さい)  ○ その他のお知らせ;8件 (詳細は 資料1を ご参照下さい) (c) 平成12年度 CRC会計収支報告・会計監査報告               (平成13年3月22日現在、会計:宇宙線研 林田直明)   収入;      前年度繰越 1,014,825 円      会費 (現金68,000+振込521,90) 589,910      ---------------------------------------------      収入合計 1,604,735 円   支出;      連絡誌 (No.280,281,速報1-4号) 380,662 円      実行委員会旅費 (第1回,第3回) 212,756      奨励賞選考委員会旅費 (12/16) 15,520      印鑑、スタンプ等 (12/19) 37,422      録音器、マイク (2/10) 42,903      事務経費 (文房具、切手等) 22,203      奨励賞賞金 (2名) 200,000      ---------------------------------------------      支出合計 911,466 円   収支残高 693,269 円   ===================================================================   上記の通り、適正に処理されていることを認めます。                             平成13年3月22日   会計監査   山本 嘉昭 (甲南大)  西嶋 恭司 (東海大)         ------------------  ------------------   ===================================================================   以上の会計報告が、実行委員会で認められた。 ◆報告3.宇宙線研究所(黒田) (a)人事関係     ○次期所長:吉村太彦教授(東北大学教授)     ○採用:  瀧田正人助教授(エマルション)           河内明子助手(CANGAROO)           伊藤好孝助教授(神岡)      ○退官:  荒船次郎教授(理論)           木舟 正教授(CANGAROO)           石川文雄助手(AGASA)           斎藤 威助手(一次線)2000.12.31付 (b)平成14年度文部科学省概算要求       引き続き「宇宙線望遠鏡計画」を要求していく予定。 (c)その他   ○平成12年12月6日の学術審議会総会において、特定研究領域推進分科会    宇宙科学部会報告(我が国における天文学研究の推進について)が了承され、    その中で、「Telescope Array」計画は早急に実現に向けて推進すべき研究と    して、また「Large Scale Cryogenic Gravitational-wave Telescope」計画    は、当面技術開発を強力に推進し早期の着手を目指す計画と位置づけられた。   ○国立大学法人化に向け、全国研究所長会議会長名で、附置研究所メンバーの    国大協内の設置形態検討特別委員会(法人化検討会議)へのオブザーバー参    加を要望した。宇宙線研究所は今後、国立大学が法人化されても、全国共同    利用機関としての役割を維持しなければならないと考えている。 ◆報告4.各研究プロジェクトの現状紹介 (a)TA(福島)   2000年11月に学術審議会宇宙科学部会が「我が国における天文学   研究の推進について」答申を行ったが(宇宙線研報告(c)第1項参照)、   TA計画は天文台のALMA計画と並んでAカテゴリーに位置づけられた   。これは「早急に実現にむけて推進すべき計画」である。   また、2001年2月に文部科学省によるヒヤリングがあり、以下の様な   質問が出された。カッコ内はそれに対する回答。   ○技術的に建設準備ができているか?(YES)   ○建設サイトは確保されているか?(2002年4月にはOK。)   ○米国共同研究者は強力か?(強力である。伝統・実績を持っている。)   ○AUGERとの競争力は?(化学組成が宇宙線起源解明に重要。その点でTA    は有利)   また、国内研究者数の不足を指摘され、それに対して新たにTA計画参加   者を募り、その数はほぼ2倍の50数名となった。   CRC総会では、この件について、実質的な参加人数についての指摘と   各大学の関与についての質問があり、以下の様な説明があった。   ○R&Dには多くの大学が参加している。    今後の建設・運用・物理的解析についても各大学の積極的関与は必須である。   ○建設における予算執行は、宇宙線研究所が主体になるだろう。   ○各参加研究者の貢献度はそれぞれの事情によって異なることは予想される。    今後の研究の立案・実施の中で、各大学の visibility が現れることが    期待できる。   ○積極的に更に参加し易いものにしていくべきと考える。 (b)CANGAROO(森)     5年間のCOEの2年目が終了。7m鏡機( >600GeV)、   10m鏡1号機( >400GeV)による測定データの解析を行ってきている。   10m鏡2号機はミラー・エレクトロニクス・カメラの性能向上を図りつつ   現在製作に当たっており、平成13年12月に完成予定。   また平成14年度2月よりステレオ観測を開始する予定。 (c)重力波(黒田)     2005年からの建設開始を目指している。   三鷹300mTAMA実験は昨年から測定を開始しており(Phase1)、   更なる感度向上を目指している。今年の夏には1000時間の観測を予定。   現在までに、TAMAで目標とした最終感度にまで達成できるめどが立ち、   これにより、予算獲得要求を目指すためのR&Dはおおむね完了した。   今後は解析の進行と合わせ、より進展させていく予定。 ◆報告5.2003年第28回宇宙線国際会議(梶田)    学術会議との共同主催としての開催の申請は通らなかった。後援はOK   だろう。今後は具体的なプラン策定のため、準備委員会を中心として活動   を強めていく。また、積極的に財源確保(財団・地方公共団体・企業他)   のための活動を行っていく予定。 ◆報告6.原子核専門委員会(村木)   ○原子核専門委員会委員長に矢崎氏が選出された。   ○宇宙線研関係・宇宙線研究グループからの報告を行った。    (宇宙線物理学奨励賞について、宇宙線研共同利用成果発表会、等)   ○来年度に向けての議題として、特に「大学と共同利用研のあり方につい    て」、また、文部科学省になったので、科学技術庁関係の資源も含めた、   「研究予算資源の公平な配分」の実現についての検討を提起していく。 ◆報告7.物理学研究連絡委員会(村木)   ○物理学研究連絡委員会委員に佐藤文隆氏が選出された。 ◆報告8.阪大核物理センター(村木)   ○阪大核物理センターの次期所長として、2月3日に土岐 博氏が選出された。   ○SPRING-8 のビームが8月から共同利用として使用できる様になる予定。 ◆報告9.名大STE研(村木)   ○STE研では外部評価を実施した。   ○モジュレーション研究会を通じて、南米高地でのdiffuse ガンマ線・    モジュレーション・太陽中性子望遠鏡サイトの新設計画が提案されている。 ◆報告10.宇宙科学研究所・宇宙開発事業団・宇宙技術研究所(松岡)   ○3機関連携・協力のため「宇宙科学技術の連携・協力に関する協議会設置   ○運営本部(仮称)設置準備   ○運営本部での事業として、    (a)信頼性向上共同研究プロジェクト    (b)エンジン中核研究開発プロジェクト    (c)人工衛星打ち上げ・運用協力    (d)3機関連携情報インフラの整備    (e)その他の連携・協力事業:将来輸送系、人事の交流など   宇宙開発委員会の役割   ○文部科学省内の委員会になった。   ○平成12年11月8日付けの宇宙開発委員会基本戦略部会報告    −我が国の宇宙開発の中長期戦略について− に従って宇宙開発を進める。 ◆報告11.実行委員会報告(坂田) (a) 新入会員     2月10日と3月27日の実行委員会で、下記の入会希望者の紹介があり、    全員の入会を承認した。    (氏 名)  (所属 身分)    (分 野)     (推 薦 者)  ○ 吉村 太彦 (宇宙線研 新所長)  理論       荒船次郎、戸塚洋二  ○ 清水 裕彦 (理研 副主任)    EUSO      木舟 正、 手嶋政廣  ○ 身内 賢太朗(東大 新D3)    暗黒物質    蓑輪 眞、 坪野公夫  ○ 中瀬 友和 (東海大 新D1)   CANGAROO    西嶋恭司、谷森 達  ○ 櫛田 淳子 (東工大 新D2)   CANGAROO    谷森 逹、 窪 秀利  ○ 浅原 明広 (京大 新D1)    CANGAROO    谷森 逹、 窪 秀利  ○ 永吉 勉  (京大 新D1)    CANGAROO    谷森 逹、 窪 秀利  ○ 土屋 兼一 (宇宙線研 新D1)  CANGAROO    森 正樹、 榎本良治  ○ 片桐 秀明 (宇宙線研 新D1)  CANGAROO    森 正樹、 榎本良治  ○ 鈴木 理映子(宇宙線研 新D2)  CANGAROO    森 正樹、 榎本良治  ○ 川田 和正 (甲南大 新D2)   Tibet      山本嘉昭、坂田通徳  ○ 田中 秀樹 (大阪市大 新D2)  Ooty,CERN    林 嘉夫、 川上三郎  ○ 野中 敏幸 (大阪市大 新D1)  Ooty,明野    林 嘉夫、 川上三郎  ○ 野崎 光昭 (神戸大 教授)    加速器,BESS   佐々木真人、福島正己  ○ 眞子 直弘 (東大 新D1)    TA      佐々木真人、福島正己  ○ 有働 慈治 (埼玉大 新D1)   Tibet      堀田直己、水谷興平  ○ 小澤 俊介 (宇都宮大、新D2)  Tibet      堀田直己、大西宗博  ○ 石塚 正基 (東大 新D1)    神岡      梶田隆章、金行健治  ○ 土屋 晴文 (宇宙線研 COE研究員) Tibet      村木 綏、 松原 豊  ○ 間瀬 圭一 (宇宙線研 新D1)  TA      手嶋政廣、福島正己 研究歴など詳細は、(資料 2)を ご参照下さい。 (b) 退会者      海老原 充 (都立大)、尾田 汎史 (神戸大)、牧野 忠男 (立教大)、      中島 弘 (天文台) 各氏の退会を、2月10日の実行委員会で承認した。 (c) 選挙    (1) CRC実行委員会 委員長・委員 選挙    (2) 宇宙線研究所共同利用実施専門委員会 所外委員 推薦候補者 選挙    (3) 日程;4月 9日(月):公示 (連絡誌郵送 + メール配信)   16日(月):メール投票用紙配信   27日(金):投票〆切    以上の選挙実施と日程が認められた。 ◆報告12.その他   ○来年度CRC事務局       弘前大学が担当する。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ (2)議題 ◆OB・OG会員制   CRC実行委員会としての案(以下)の紹介があり、その運用を   2000年度より さかのぼって行いたいとの、提案があった。   ====================================================================   (a)名称は「OB・OG会員」とする。   (b)65歳以上で、かつそれまでのCRC会員年数が15年以上の会員が     CRCからの退会申し出を行った時、OB・OG会員への移行をお願い     する。   (c)その他、(b)の項において15年以上の会員歴がない場合でも、実行委     員会の推薦により、OB・OG会員への移行をお願いすることができる。   (d)機関の定年年齢が60歳〜64歳の会員については退会の申し出があっ     た時、実行委員会の推薦により、OB・OG会員への移行をお願いする     ことができる。   (e)選挙権、CRC総会における票決権はなしとする。   (f)連絡誌などのCRC関連情報を提供する。   (g)会費はいただかない。   (h)2000年度よりこれを適用する。   ====================================================================   意見・異論、特になく了承された。 ◆CRC実行委員任期と選挙投票の件    任期の2年化については、従来から実行委員会で議論してきたところであ   るが、(2000年度第3回CRC実行委員会議事録をご参照ください)その実施   においては、CRC規約改正を伴うCRC総会での決議が必要なため、来年   度、今後の提案事項として再度検討し、再来年の選挙時に実施に移せる様に   したいとの報告があり、それを了承した。   CRC実行委員では、実行委員の年齢構成等の議論を行ってきた。それに基   づき、実行委員会としては、次回のCRC実行委員長・実行委員選挙公示に   際し、以下の呼びかけ文を付記する事とした。   =================================================================   ○適正な年齢構成を実現するため「若い人」を選んで頂けることを期待    します。   ○自ら立てた計画の遂行に責任の持てる年齢の方が望ましい。   ○選挙を盛んにするために、会員間で推薦をすることも歓迎する。   =================================================================   また、上記第3項会員間推薦に関して、以下の様な提案があった。   会員間の推薦を定まった形式で行うため、被推薦者名の受付をICRR・   CRC事務局が行うこととする。また、その推薦表記入項目、及び実施要   項・日程は以下の通りとする。   =============================================   ○推薦者名   ○被推薦者名:実行委員長(推薦数:1名以内)    実行委員(推薦数:6名以内)   =============================================   公示と共に同件についての案内を出し(被推薦者以外の人に投票してもいい   ことを付記し)、その推薦の締め切りは4月15日とする。   寄せられた推薦票は4月16日にCRCホームページに掲載する。   実施に際し、以下の点を了解事項とする。   ====================================================================   ◆受付はメールに限る(推薦者の持つメールアドレスからの送信のみ受け付    ける)。   ◆推薦者は個人のみに限る。   ◆推薦理由は求めない。   ◆推薦票の発表に際し、CRC会員にメールで「被推薦者名簿がCRCホー    ムページに出ています。ご参考にしてください。また、メールアドレスを    お持ちでない方には、お伝えください」旨の案内を送る。   ====================================================================   また、今回同時に行われるICRR共同利用研究実施専門委員(所外委員)   選挙についても同様な推薦受付を行う。   本提案に関して、   ○選挙方式の変更に当たらないか。   ○推薦者1人当たり、最大7人の被推薦者数は多いのでは、との意見があっ    た。   反対意見はなく、上記、呼びかけ文・推薦募集について了承し、この4月の   選挙より実施することとした。 ************************************************************************* ( 資料 1): 「CRC News」メール              (委員会報告以外:2000年9月22日〜2001年3月26日)  ○ 公募案内;12 件      10/06: 東北大理物理教官           10/18: KEKCOE研究員      10/26: 宇宙線研COE研究員      10/26: 宇宙線研研究員      11/07: 宇宙線研共同利用研究      11/28: KEKCOE研究員      12/15: KEKCOE研究員      12/26: KEK教官       1/15: 東邦大理物理教員       1/24: Duggal Award       2/08: 高エネルギー物理学奨励賞推薦及び応募       3/01: 理化学研究所研究員  ○ 研究会案内;23 件       9/20: 宇宙線研共同利用研究発表会、       9/26: Int. Workshop on Low Energy Solar Neutrinos、       9/27: 「ニュートリノ振動とその起源の解明」研究会      10/03: 「高エネルギー宇宙の総合的理解」Int.Sympo.      10/03: 基研研究会「高エネルギー宇宙物理学の展望」      10/10: 日本Geant4ユーザ会ワークショップ      10/13: 宇宙ニュートリノ研究会      11/02: 宇宙線研共同利用研究発表会、      11/07: Int. Workshop on Low Energy Solar Neutrinos          & 2nd workshop on Neutrino Oscillations and Their Origin      11/16: 超高エネルギーガンマ線天体研究会      12/07: Lepton Photon Sympo.(Rome)      12/11: 宇宙線研共同利用研究発表会、      12/15: EPS-HEP2001(Budapest)       1/23: 宇宙ニュートリノ研究会       2/05: 最高エネルギー宇宙線 国際ワークショップ       2/06: 「高エネルギー ハドロン相互作用」研究会       2/09: 最高エネルギー宇宙線 国際ワークショップ       2/20: 太陽圏シンポ&太陽圏外圏の光学的手法による研究会       2/23: 27th ICRC (2001 Hamburg)       2/27: 最高エネルギー宇宙線 国際ワークショップ       3/05: 2001 IEEE Nuclear Science Sympo. and Medical Imaging Conf.       3/12: 物理-天文-地球物理 合同セミナー       3/12: 日本における次世代の長基線ニュートリノ振動実験ワークショップ  ○ その他のお知らせ;8件      11/10: 物理学会合同セッション      11/10: 訃報;モスクワ大学クリスチャンセン教授ご逝去      11/15: 訃報;折戸周治教授ご逝去       1/31: 訃報;ロシアのチュダコフ博士ご逝去       2/20: <会報>物理学会の代議員候補者の推薦に関して       3/01: 訃報:小田稔先生ご逝去       3/08: 物理学会プログラムの訂正       3/21: CRC総会開催のお知らせ ======================================================================== ( 資料 2): 新入会員 ( 2001年2月10日、3月27日実行委員会承認) ○吉村 太彦 (宇宙線研 所長着任予定) (推薦者)荒船次郎、戸塚洋二      (研究歴) 現在、東北大教授。1978年、宇宙のバリオン数が大統一理論      で説明できる可能性を提案し、素粒子物理学による宇宙初期研究の端      緒を開いた。第27回仁科記念賞を受賞。また、宇宙線研究所の共同利      用運営委員も勤められ、平成5年には、宇宙線研究所の将来計画検討小      委員会の委員長として、将来計画の中間答申を取り纏められた。 ○清水 裕彦 (理研 情報基盤研究部、副主任研究員)(推薦者)木舟正、手嶋政廣      (研究歴) 京大理博。KEK低温センター助手。熱外偏極中性子の原子核      吸収反応における空間反転対称性の破れの測定と、時間反転対称性の      破れの測定実験のための動的核偏極の研究を行った。その後、超伝導      体を用いた放射線検出器の開発研究及び中性子光学素子の開発に従事      している。 ○身内 賢太朗 (東大 理学部、新D3 ) (推薦者)蓑輪 眞、坪野公夫      (研究歴) 1997年4月より、ボロメータを用いた暗黒物質探索を行い、      現在、神岡地下実験室で測定を行なっている。 ○中瀬 友和 (東海大 理学部、新D1) (推薦者)西嶋恭司、谷森 達      (研究歴) 1998年より、CANGAROO-II 7m望遠鏡のイメージパラメータ解      析。1999年より、CANGAROO-II 10m望遠鏡の解析およびシュミレーショ      ンライブラリーの構築に寄与。活動銀河からの超高エネルギーガンマ      線の探索をテーマに、Woomeraで1ヶ月半観測に従事し、現在、PKS2005      -489 や PKS2155-304の観測データを解析しまとめている。今年3月の      物理学会で発表予定。 ○櫛田 淳子 (東工大 理学部、新D2) (推薦者)谷森 逹、窪 秀利      (研究歴) CANGAROOグループに参加、現在の10m望遠鏡のPMT試験、およ      び鏡の開発を担当、望遠鏡建設、調整にも参加し中心的に働く。修論      では7mサイズの時の性能について評価し、博士課程では、PSR1706の解      析および、CANGAROO-IIIのADCを担当している。物理学会、天文学会で      合計5回の発表を行なっている。 ○浅原 明広 (京大 理学部、新D1) (推薦者)谷森 逹、窪 秀利      (研究歴) すばる望遠鏡の主焦点にチェレンコフ光カメラを設置して、      カニ星雲からの10GEV領域ガンマ線観測計画に従事。検出器製作、すば      るでの試験を中心になって行なう。2000年よりCANGAROOのオンライン      改良を行っている。物理学会発表2回。 ○永吉 勉 (京大 理学部、新D1) (推薦者)谷森 逹、窪 秀利      (研究歴) 修士課程では、微細加工技術によるワイヤレスガス検出器、      Micro Strip Gas Chamber 及び Micro Pixel Detectorの開発、及びこ      れを利用した、宇宙核ガンマ線検出用ガンマ線イメージング検出器の      開発に従事。修論では、このガンマ線検出器のシュミレーションを行      ない、1度以下の角度分解能でガンマ線イメージが得られることが明ら      かになった。物理学会1回、国際学会1回発表。 ○土屋 兼一 (宇宙線研 CANGAROO、新D1) (推薦者) 森 正樹 、 榎本良治      (研究歴) CANAGAROO-III計画において2001年度に建設される2台目の望      遠鏡について、1台目の経験に基づき、カメラの改良を行ない、光電子      増倍管カメラの設計とその性能評価を行なった。2000年春の物理学会      で「チェレンコフ望遠鏡におけるキャリブレーションシステム」を発      表。この春の学会で「CANGAROO-III望遠鏡におけるカメラの開発(I)」      を発表予定。 ○片桐 秀明 (宇宙線研 CANGAROO、新D1) (推薦者) 森 正樹 、 榎本良治      (研究歴) CANGAROO-III計画において2001年度に建設される2台目の望      遠鏡に導入される気象、および望遠鏡の状態の監視を行う環境モニタ      ーシステムの開発、1台目の望遠鏡での環境モニターシステムのテス      トを行なっている。2000年秋の物理学会で「CANGAROO-IIIモニターシ      ステム」を発表。この春の学会で「チェレンコフ観測における雲量の      モニターと宇宙線の頻度」を発表予定。 ○鈴木 理映子(宇宙線研 CANGAROO、新D2) (推薦者) 森 正樹、 榎本良治      (研究歴) 修論では、CANGAROO 3.8m望遠鏡によるγ線バーストGRB-      970402の観測と解析結果についてまとめた。現在は CANAGAROO-II望遠      鏡で観測されたγ線バーストの解析と、CANGAROO-III望遠鏡の駆動シ      ステムのソフトウェア開発に携わっている。1997年秋の学会で「γ線      バーストGRB970402からのTeVγ線観測」を発表。この春の学会で「      CANGAROO-II 7m 望遠鏡によるγ線バーストの観測と解析」発表予定。 ○ 川田 和正 (甲南大 新D2) 推薦者;山本嘉昭、坂田通徳      (研究歴):チベットグループの一員として3年間研究に参加し、チベッ      トで装置の増設、調整及び較正データの取得に携わってきた。最高エ      ネルギー宇宙線の到来方向からTeVガンマ線が届いていないか、データ      を解析した結果、有意とは言えないまでも、3σの excessを示すもの      がり、物理学会で報告した。 昨年からADCデータをTDC回路を通して      記する新回路に挑戦し、来年夏に全装置に装着する予定。 ○ 田中 秀樹 (大阪市大 新D2) 推薦者;林嘉夫、川上三郎      (研究歴):ウーティ空気シャワー観測、明野レッドバーガー実験、      セルン L3+C実験(空気シャワー高エネルギーミューオンの観測)などに      参加し、計4年間空気シャワーの研究に専念してきた。この間ウーティ      やセルンに滞在し研究を行なっており、昨年、物理学会で発表した。 ○ 野中 敏幸 (大阪市大 新D1) 推薦者;林嘉夫、川上三郎      (研究歴):ウーティ空気シャワー観測、明野レッドバーガー実験など      に参加し、前期博士課程の2年間を空気シャワーの研究に専念してき      た。この間、インドのウーティに滞在し研究を行なっており、今回の      物理学会において発表する予定。 ○ 野崎 光昭 (神戸大 教授) 推薦者;佐々木真人、福島正己      (研究歴):1982-1984:JADE [at] PETRA に参加し,電子陽電子衝突実験           1982-1987:神岡鉱山内でモノポール等超重粒子の探索実験           1983-1992:OPAL [at] LEP の建設と電子陽電子衝突実験           1987-現在:BESS測定器の開発・建設と宇宙線の研究           1992-現在:ATLAS [at] LHC 用測定器の開発と建設 ○ 眞子 直弘 (東大 新D1) 推薦者;佐々木真人、福島正己       (研究歴):TAのフロントエレキ開発。特に信号変換・認識用のデジタル       信号処理プログラム開発。TA用の現地での夜光バックグランド測定。       TAを用いたAGNニュートリノ検出の可能性のシミュレーションによる調査。       HiResのオフラインデータ処理。 ○ 有働 慈治 (埼玉大 新D1) 推薦者;堀田直己、水谷興平       (研究歴): 大学在学中 (4 年次生) よりチベットでの空気シャワー観       測装置とエマルションチェンバーの連動実験によるデータ解析に参加。       博士前期課程では、チベットでの装置の維持運転にも参加すると共に、       連動実験のデータを解析して宇宙線陽子成分強度を測定し修士論文を作       成。現在、宇宙線強度の恒星時変動の観測準備中。 ○ 小澤 俊介 (宇都宮大、新D2) 推薦者;堀田直己、大西宗博       (研究歴):修士1年からチベットグループに所属し、過去2回現地に出張       し装置の建設、メンテナンスに携わった。現在チベット空気シャワー観       測装置のデータを用いて、Knee 領域の全粒子スペクトルを求める解析を       担当している。また、モンテカルロシミュレーションも精力的に行って       いる。2001年春の物理学会で Knee 領域の全粒子スペクトルを発表予定。 ○ 石塚 正基 (東大 新D1)推薦者;梶田隆章、金行健治       (研究歴):修士課程入学と同時に、スーパーカミオカンデグループに属       して、宇宙ニュートリノの研究を行ってきた。また 特に低エネルギー       太陽ニュートリノ実験の基礎研究も行ってきた。 ○ 土屋 晴文 (宇宙線研 COE研究員)推薦者; 村木 綏、 松原 豊       (研究歴):名大STE研で、主に太陽中性子の観測を行ってきた。       Tibet 中性子望遠鏡でフレアーに伴う中性子を見つけて、学位を完成       させた。4月1日より宇宙線研研究員になる予定。 ○ 間瀬 圭一 (宇宙線研 新D1) 推薦者; 手嶋政廣、福島正己       (研究歴):GUTエネルギースケールのコズミックストリングの探索を、       SDSS、スバルのデータを使って行ってきた。現在 TA-Optics の開発、       キャリブレーション、AGASAのデータ解析も行っている。 ============================================================================