<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.802:2005年7月25日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *****************************< 会 報 >***************************** CRC会員 各位 2005年 7月 25日 前CRC実行委員長 鳥居 祥二 前CRC事務局 東京工業大学 垣本史雄 kakimoto [at] cr.phys.titech.ac.jp 「平成16年度第4回 CRC実行委員会 議事要録」を送付致します。 是非ご一読ください。 *************< 平成16年度 第4回 CRC実行委員会議事要録 >************* 日 時:2005年3月25日  17:20−18:50 場 所:東京理科大学物理学会XK会場 出席者:(順不同、敬称略)鳥居祥二(委員長)、坂田通徳、村木 綏、瀧田正人、     西嶋恭司、神田展行、福島正己、柴田槇雄、森正樹、谷森達、宗像一起     (以上、実行委員)、 林田直明、垣本史雄(以上、事務局) 議題 1.CRC事務局報告    下記の報告が林田氏よりあり、これを承認し、総会で報告することとした。 ●CRC活動    (1) 9月28日 ; 平成16年度第2回CRC実行委員会    (2) 9月29日 ; 平成16年度第1回 CRC総会    (3)10月19日 ; 連絡誌 速報-19号発行郵送    (4)10月21日 ; 会費お知らせ便郵送    (5)11月27日 ; 宇宙線物理学奨励賞選考委員会    (6)1月6日,7日; 宇宙線将来計画シンポジウム    (7) 1月07日 ; 平成16年度 第3回 CRC実行委員会    (8) 2月24日 ; 会費お知らせ便郵送    (9) 2月26日 ; 連絡誌 速報-20号郵送    (10) 2月28日 ; 会員の所属機関確認    (11) 3月16日 ; 郵送投票者へ投票用紙発送    (12) 3月17日 ; CRC選挙公示    (13) 随 時  ; CRC News 配信 (総会資料1参照)    ●CRC選挙日程    (1) 3月17日(木) ; 選挙公示と、メール投票用紙配信    (2) 3月18日(金) ; 推薦公募要領メール配信    (3) 4月08日(金) ; 投票締切(郵送;当日消印有効、メール;当日深夜24:00)    (4)  随 時   ; 投票推薦呼びかけメール配信 ● 平成16年度 CRC会計収支報告・会計監査報告         (平成17年3月23日現在、会計:林田直明)   収入;       前年度繰越 222,833 円       現金会費 128,000       口座振込会費 463,900       預金利息 5       -------------------------------------------------       収入合計 814,738 円     支出;       連絡誌速報郵送費 (3回) 31,480 円       実行委員会旅費 (第1回) 30,947       奨励賞選考委員会旅費 100,860       シンポジウム経費 27,157       奨励賞賞金 100,000       事務経費(作業補助、郵送、用紙等) 80,050       --------------------------------------------------       支出合計 370,494 円   収支残高 444,244 円   ================================================================   上記の通り、適正に処理されていることを認めます。                        平成17年3月24日      会計監査  林 嘉夫 (大阪市大) 笠原 克昌 (芝浦工大)         ---------------------   ---------------------   ○ただし、2004年12月25日から27日に開催された「次世代天文学−大型観測装置        とサイエンス−」シンポジウム(CRC共催)に、さらに7万円程度を        支出することを承認した。 2.入、退会者の承認 ● 入会希望者 以下の8名の入会希望者に対して経歴などを審議した結果、全員の入会が 認められた。 ◯ 岡田 京子 (おかだ きょうこ) (SPring-8 研究員) 推薦者;松岡勝、川島祥孝    (研究歴):在学中は宇宙物理/X線天文学専攻(東大理物/宇宙研)、宇宙X線用 Thomson散乱型偏向計の開発、その後 現職。X線天文衛星Astro-E のミラー用地上計測/較正システム(30mビームライン)の開発 および近傍渦巻銀河の空間分解されたX線スペクトルの研究。 ◯ 大石 理子(おおいし みちこ) (広島大理 学振研究員) 推薦者;吉越貴紀、森正樹    (研究歴):カンガルーグループに参加し、主に望遠鏡光学系の開発に携わり、 修論にまとめた。また、CANGAROO-III望遠鏡システムによるステレ オ観測を用いて銀河円盤からの超高エネルギーガンマ線放射を探索 し、フラックス上限を導き、銀河円盤からの拡散ガンマ線スペクト ルのべきに制限を与え、これを博士論文にまとめた。 ◯ 灰野 禎一 (はいの さだかず) (KEK 研究員) 推薦者;山本明、野崎光昭    (研究歴):7年間、BESS気球実験に参加し、特に一次宇宙線精密測定実験 (BESS-TeV)の測定器の開発、気球観測に参加し、データ解析、南極 周回飛翔実験(BESS-Polar)のソフトウェア開発、気球観測の参加な どに貢献してきた。2004年3月、BESS-TeV実験データを博士論文に まとめた。 ◯ 大嶋 晃敏 (おおしま あきとし)(大阪市立大理 D2) 推薦者:川上三郎,林嘉夫    (研究歴):修士2年,博士1年の計3年間空気シャワーの研究に従事してきた。         ウーティ山での空気シャワー観測においては,主として空気シャワ         ーの到来方向の測定精度の改善を図っている。 国内ではTAのシン         チレーション検出器の開発,試作,試験において中心的役割をにな         いつつ進めてきた.  ◯ 渡邊 恭子 (わたなべ きょうこ)(名古屋大理 D3) 推薦者:村木綏、松原豊    (研究歴):修士1年から、太陽中性子の研究に従事。 今年3月、「第23太陽活動期における太陽中性子」で、学位を 取得した。 ◯ 宮原 ひろ子 (みやはら ひろこ)(名古屋大理 D2) 推薦者:村木綏、増田公明    (研究歴):修士1年から、太陽活動極小期における宇宙線変動を、C14を用い て研究。シュペーラー極小期とマウンダー極小期のデータ解析を 行い現在まとめているところ。 ◯ 多田 逸洋 (ただ いつひろ)(甲南大 D2) 推薦者:坂田通徳、梶野文義    (研究歴):過去3年間、甲南大学で進めている高分解能チェレンコフ望遠鏡の image intensifierカメラの開発や光学系の開発をし、高解像度の チェレンコフイメージの撮影に成功。それらの成果は国際会議や 日本物理学会で発表している。今後はこの研究を更に発展させる 予定である。 ◯ 山田 洋介 (やまだ ようすけ)(甲南大 D1) 推薦者:坂田通徳、梶野文義    (研究歴):過去2年間、甲南大学で進めている高分解能チェレンコフ望遠鏡の image intensifierを用いた高解像度カメラや光学系の開発に参加。 更にこのシステムによるイメージをシミュレーションし、エネルギ ーの見積りと解析法の開発を行った。今後はガンマ線天体の観測を 行う。 ● OBOG会員希望者  ◯ 三宅 三郎 (元大阪市大、宇宙線研、神奈川大) OBOG会員として、認められた。 ● 退会申出者 以下の5名の退会が、了承された。 但し、OBOG会員有資格者の方には、本人のご意向を伺うことにした。  ◯ 木下 紀正 (鹿児島大学)  ◯ 中瀬 友和 (元東海大学)  ◯ 楠瀬 昌彦 (元高知大学)  ◯ 河辺 征次 (元 KEK)  ◯ 橋本 勝巳 (山梨大学) 3.宇宙線物理学奨励賞に関するCRC規約の改正、および次回選考スケージュールの 確認    ○現選考委員長と委員は留任。    ○7月初旬に募集要項を発表する。       応募締め切り 9月30日       選考委員会開催 10月から11月       結果発表 11月下旬       賞金10万円(2名以上の場合、人数割り)    ○受賞人数は、規約どおり1名とする。    ○なお、受賞者が物理学会で行う講演は、従来「特別講演」と称していたが、     今回以後「企画講演」と改称された。 4.宇宙線・宇宙物理領域に関して     下記の報告が森委員よりあり、議論の結果、これを承認した。  ○領域の森代表の任期は本年10月まで。次期、代表は杉山副代表がなる。そこで   、次期領域副代表を決める必要があるが、運営委員会での議論の結果、梶田氏を   全体懇談会に推薦することとなった。また次期世話人は田村氏に決まった。   (報告事項)  ○現在の領域運営委員は、神田、戎崎、西嶋の3氏である。任期を明確に決めてい   なかったが、これを2年とし次年度もう1年間、同3氏にお願いすることとした。 5.2005年度宇宙線将来計画シンポ開催要領     委員長より標記に関して報告があった。  ○宇宙線研共同利用に申し込みを行った。  ○内容としては、テーマを絞って行う。なお、テーマに関しては、次期実行委員会   にまかせる。 6.「基礎科学における大型施設」に関するCSTP他への要望内容     核宇素共同提案と宇宙線独自提案について   委員長より標記に関して取りまとめ案の説明があり、下記の意見が出され、議論   した結果、さらに文面を加筆変更することとした。ただし、3月31日までに最   終案を作成する必要があるので、CRC総会では、「この文面の作成は、実行委員   会に一任してもらう」ことを提案することとした。なお、各委員は一読の上、意   見があれば委員長に申し出ることとした。  ○大学の附置研を中心に大型予算が認められると、それに伴う間接経費がその大学   に配分され、それに共同利用で貢献する外部研究者の所属機関には配分されない   との不満が表明されている。  ○間接経費を各大学に分配すべきである。  ○附置研究所を利用する各大学の研究の活動レベルが向上するような方策を強く主   張すべきである。  ○各大学レベルでは、競争的資金でそれなりにできる。  ○各大学が大型施設を持った場合、共同利用研的な利用は可能なのか?  ○最近は大学を超えた横断的なプロジェクトが推奨されている。  ○附置研の存在意義がだんだん薄れている。  ○宇宙線研究の研究期間は長いので、その間の予算配分が必要であることは主張す   べきである。  ○研究所としては特別研究経費だけでは、次のリーダを育てうる長い雇用を確保で   きないので困る。  ○研究所から概算要求という要求形式がなくなったので、直接、文科省に要求でき   るパスを作って欲しい。  ○宇宙線研は大学附置研をやめ、共同利用機関になってはどうか。  ○各大学で間接経費の持つ意味が重要になってきている。  ○宇宙線研は研究の主体ではなくマネージメントの主体になって欲しい。 7.CRC総会議長依頼    森委員にお願いすることとした。 8.次期事務局の確認    次期事務局は京都大学にお願いすることを確認した。 9.CRC総会議事運営    下記の議事次第で行うことを承認した。  (1)議長選出  (2)宇宙線物理学奨励賞 授賞式  (3)報告       事務局       各種委員会、研究所報告  (4)議題     宇宙線・宇宙物理領域に関する承認     宇宙線将来計画(含むシンポ)     総合科学技術会議等への要望について     その他 10.その他  ●IUPAP・C4に関して、村木委員より下記の報告があった。   ○インド国際会議のReporter Talk報告者が、IUPAP・C4委員の投票で決まった。   ○IUPAP・C4の現に本委員は村木氏であり、その任期はインド国際会議までであ    る。そこで、次期委員については、次期実行委員会でこれを決定することとし    た。   ○インドの次の国際会議開催国としてポーランドが立候補している。  ●戸塚氏の文化勲章受賞に対して、CRCより祝電を送ったが、その返礼の手紙を   受け取った。 *************************************************************************** 以上 ===================================