<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2022年 1月 14日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位            CRC事務局  *****<Fwd: 岸田内閣総理大臣との面談に関するご報告>***** 岸田内閣総理大臣との面談に関するご報告  日本学術会議第25期会長 梶田隆章 1.昨日(1月13日)午後、総理官邸において、昨年12月の総会で決議した要 望書で求めていた岸田文雄内閣総理大臣との面談を行うことができました。 2.面談では、まず私から総理に要望書を手交しつつ、一昨年10月の第25期発 足以来、学術会議が定員を満たさない状態での活動を余儀なくさせられている こと、カーボンニュートラルや新型コロナウイルスへの対応など国民生活に大 きな影響を与える様々な課題に直面する中で、この問題に解決が図られなけれ ば、学術会議の活動に重大な支障を及ぼし続け、日本の学術や社会の発展にも 大きな障害になりかねないと懸念していること等をお伝えし、現在の問題を解 決し、未来志向で政府とアカデミアの建設的な信頼関係を構築できるよう、そ の第一歩としてうかがった旨を申し上げました。 あわせて、昨年4月に取りまとめた「日本学術会議のより良い役割発揮に向け て」に基づく現在の取組状況についても、(1)国際活動の強化、(2)科学的助言 機能の強化、(3)対話を通じた情報発信力の強化、(4)会員選考プロセスの見直 し、の柱に沿ってそれぞれポイントをご説明申し上げました。 3.岸田総理からは、自分も学術会議との建設的な関係を作りたいと考えてお り、引き続き対話と意思疎通を図っていきたいとの考えが示され、より良い役 割発揮に向けた日本学術会議のこれまでの取組について心強く思う、引き続き 努力して具体的な成果につなげてほしいとのお言葉がありました。会員の任命 については、当時の菅総理が任命権者として最終判断したものであり、一連の 手続は終了していると承知しているとした上で、今後対話を重ねていくことが 重要であるとの発言があり、任命問題に関する事柄は松野官房長官が担当され、 学術会議の組織・運営に関する事柄はこれまでと同様に小林大臣が担当される とのことでした。 4.今回の面談で、政府と日本学術会議との建設的な関係の構築について思い を同じくしていること、会員任命問題について松野官房長官を担当に引き続き 対話を重ねていくことが確認されました。本日の結果を踏まえ、幹事会を中心 に今後の対応を検討し、日本学術会議法の定める定員が一日も早く満たされる よう取り組んでまいります。会員・連携会員の皆様には折に触れて状況をお伝 えいたしますので、先生方の引き続きのご理解とご支援をよろしくお願いいた します。