<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2021年 10月 8日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位            CRC事務局  ********<2021年度第4回CRC拡大実行委員会 議事要録>******** 2021年度第4回CRC拡大実行委員会 議事要録 日時:2021年9月15日(水) 場所:ZOOMでの開催 出席者:(順不同) さこ 隆志, 田島 宏康, 伊藤 好孝, 石原 安野, 窪 秀利, 福家 英之, 浅野 勝晃, 身内 賢太朗, 寄田 浩平, 野田 浩司, 西嶋 恭司, 手嶋 政廣, 森 正樹, 神田 展行, 松本 重貴, 塩見 昌司, 荻尾 彰一, 田中 孝明, 中森 健之, 都丸 隆行, 常定 芳基 (事務局) 清水 雄輝, 有働 慈治, 高田 淳史, 多米田 裕一郎, 田中 秀和 (オブザーバー) 中畑 雅行, 梶田 隆章 1. 全体的な方針  意向投票の結果で決めるわけではなく、参考資料として議論する。  分科会からは、「今回も区分IIがあると想定して動く」という回答を得た。  CTAは南半球を含んだ計画として元々区分IIであったので、区分Iにする必要がない。  CTAは区分IIで今回の推薦検討対象にしない方針にする。 2.意向投票を受けて  B-DECIGOの科学的重要性は明らかだが、どういうタイミングでどのように実現するか、が議論。  B-DECIGOは新規計画であることを強調しつつも3位での推薦とする。 3. IceCube-Gen2について  IceCube-Gen2の方は、千葉大のプロジェクトに見えるのが難点であるが、  CRCの様々なプロジェクトに対して、広く物理に影響する。  ある意味でCRCの本流的なプロジェクトであるという見方ができる。  IceCubeのファシリティは海外だが、サイエンスはIceCubeに閉じず広く波及し、  マルチメッセンジャー天文学をやるには必ず注目される観測である為、  天文系からは受け入れられやすく、分がある。  コミュニティとして、人事も含めてサポートするのも今後重要。  今回のMP2023で推薦されなかった場合、NSFの予算措置に大きく影響する可能性が高く、  緊急性が高い。また、日本は光学センサを担当することを大きく期待されている。 4.KamLAND-2について  KamLAND-2の主たる物理は、天文・宇宙ではないことを踏まえた推薦の仕方が重要。  なぜ、CRCからKamLAND-2を推薦するのか、という問いについては、  非加速器物理は伝統的に宇宙線分野の実験・観測として行われてきた、と答える。  素粒子物理的価値だけではなく宇宙物理的価値も持ち合わせている分野横断的な計画であることを  強調しつつも、広い視点で議論してもらうよう要望する。  KamLANDは日本発で世界一のファシリティを作る、という点の考え方も重要。 5.順位付けについて  IceCube-Gen2は天文・宇宙分野に大きな波及効果があり、  KamLAND-2は日本発の世界で最も感度の高い観測であり、それぞれ特徴があり順位付けが困難。  無理に順位を付ても、分科会の志向と異なるとどちらも不利となる可能性があるので  双方を1位で推す方針にしたい。総会では、IceCube-Gen2・KamLAND-2を1位、  B-DECIGOを3位で報告し、意見を聞く。KamLAND-2に付いては、天文・宇宙分科会だけでなく、  物理学委員会等広い立場からの議論をお願いしたい、と要望する。 (以上)