<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2021年 1月 8日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位                   CRC事務局 **<(再送)2020年度名大ISEE太陽圏宇宙線研究集会のお知らせ>** 2020年度ISEE研究集会「太陽地球環境と宇宙線モジュレーション」、「惑星間空間プラズマにおける波動現象」および太陽圏・宇宙線関連の共同研究成果報告会のお知らせ 現在、太陽活動は第24サイクルから次のサイクルへ移行する極小期にあり、活動度の低い状態が長く続いています。今極小期において銀河宇宙線は1960年以来最高の強度を記録しつつあり、宇宙線のドリフト効果や太陽圏全般にわたる大規模な宇宙線輸送過程を研究する絶好の機会が到来しています。「太陽地球環境と宇宙線モジュレーション」研究会では、この特異な側面をもつ太陽活動極小期において様々な観測結果を報告しあい、今後の研究活動について議論することを目指しています。 一方、「惑星間空間プラズマにおける波動現象」研究会では、惑星間空間で生じるプラズマ波動に着目し、近年の衛星観測や理論・シミュレーション研究を概観し、現在・将来の衛星観測で解決すべき課題について議論します。これらプラズマ波動の励起・減衰は、熱的非平衡な太陽風プラズマの性質に直接起因するものから、コロナ質量放出現象や天体の近傍におけるプラズマの非一様性・非定常性に起因するものまで、多様性に富んでいます。「かぐや」衛星やMMS衛星による観測からホイッスラー波の研究が進められ大きな発展がありましたが、最近打ち上げられたParker Solar ProbeやMMOなどの内部太陽圏探査機からも従来捉えられなかった波動現象について新たな事実の発見が期待されています。 これら2つの研究集会と合同で開催される「太陽圏・宇宙線関連の共同研究成果報告会」ではISEE共同研究に採択されている課題について成果や進捗状況を報告し、参加者で議論することを目指しています。昨年度はCOVID19の影響により研究集会を開催できなかったので、本研究会では2019年の成果を含めて報告を歓迎します。 日 時:  2021年2月18日(木)~19日(金) 開催形式:Zoomによるオンライン開催 世話人:加藤千尋(信州大学)、成行泰裕(富山大学)、徳丸宗利、松原豊(名大ISEE) 問い合わせ先:徳丸宗利 tokumaru [at] isee.nagoya-u.ac.jp 参加申込は、以下のURLからお願いします(締切:2021年1月29日(金)) https://is.isee.nagoya-u.ac.jp/app-workshop/heliosphere2021/ 参加申し込みされた方には、メイルでZoom情報をお知らせします。 本合同研究会に興味がある方は奮ってご参加ください。