<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2020年 11月 6日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位                   CRC事務局 *****************<ミグダル観測検討会のお知らせ>***************** CRCのみなさま 表記の研究会を企画いたしました。(2020/11/24 online + 2020/12/9 対面) ご参加をお待ちしております。 http://ppwww.phys.sci.kobe-u.ac.jp/~newage/migdal2020/index.html 1940年代にA.B.Migdalによって計算された「ミグダル効果」が、近年暗黒物質直接探索実験に関連して注目を集めています。ミグダル効果は、原子核反跳に伴って低い確率で電子が放出される事象です。通常では電離能力が低くて検出されないような低エネルギーの反跳原子核についても、ミグダル効果によって検出が可能となると考えられてます。暗黒物質直接探索実験では、エネルギー閾値を下げた観測が可能になり、0.1GeV程度までの軽い暗黒物質の探索が可能となっております。一方、ミグダル効果自体はこれまでに観測されたことがないため、今後の低質量暗黒物質直接探索のためにも、ミグダル効果の観測は重要だと考えられています。 本研究会は、ミグダル効果の実験的な初観測に向けた検討を行うことを目的とします。このため、研究会を2つの日程に分け、DAY 1では、Migdal効果についてのイントロダクションとして、これまでの取り組みなどの紹介を中心とします。DAY 1でのトーク・質疑を基にして、様々な側面から参加者の皆様にもご検討いただき、DAY 2でその成果を発表をしていただきたいと考えております。 DAY 2では、なるべく多くの公募トークと、対面での深い議論による参加型研究会によって関連分野の叡智を結集、ミグダル効果の初観測に向けた第一歩を踏み出したいと考えております。 DAY 2については、講演者を中心に旅費の補助が可能です。申し込み時に希望してください。 中村輝石(東大ICRR) kiseki [at] km.icrr.u-tokyo.ac.jp 身内賢太朗(神戸大) 風間慎吾(名大KMI) 庄司裕太郎 (ヘブライ大) 伊部昌宏(東大ICRR) 中野湧天(東京大)