<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2019年 9月 19日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位                   CRC事務局 ***************<KEK素核研事前報告>*************** CRC総会報告  高エネ研素粒子原子核研究所運営会議議事メモ 文責 塩澤 #日時   第101回運営会議 令和元年5月31日(金) 13時00分〜 第102回運営会議 メール審議 第103回運営会議 令和元年8月1日(木) 10時00分〜 第104回運営会議 メール審議 #KEK国際諮問委員会について(山内機構長報告) 年に1回開催。次回は来年3月頃を予定している。 KEK PIP、KEKロードマップも含めて、KEK国際諮問委員会で議論することとなる。 #2019年度素粒子原子核宇宙シミュレーションプログラムの審査結果につい て 1、ファインマンループ積分の数値的研究 石川 正(KEK) 2、格子QCDの大規模シミュレーションと素粒子現象論への応用 金児 隆志( KEK) 3、格子QCD共通コードの開発と高速なアルゴリズムの研究 松古 栄夫(KEK) 4、ニュートリノ輻射流体計算による超新星爆発の研究 住吉 光介(沼津工業 高等学校) 5、勾配流法を用いたNf=2+1 QCDのエネルギー運動量テンソルの研究 谷口裕介 (筑波大) #J-PARC PACメンバーの追加 Kam-Biu Luk 氏の追加が了承された。 #活動報告抜粋 ・ATLAS実験 Run2で収集した全データ149/fbの物理解析が進んでいる。 特に,超対称性粒子の質量が縮退している場合に予想される 信号に対する感度向上を試みている。 2019年と20年は,LHCは長期シャットダウン中。 日本グループは,電磁カロリメータのトリガーとミューオン トリガーの刷新作業に大きく貢献している。 HL-LHCに向けた検出器アップグレードでは,日本グループは, シリコンセンサーやミューオントリガー用ASICの調達を開始 しつつある。 ・Belle/Belle II実験 Belleでは引き続き全データを使った解析を進めている。 B -> D(*) tau nuや、B -> K* l+ l- の新しい測定を行った。 前者については、標準模型からのずれが3.1 sigma。 Belle II は3月11日に崩壊点検出器を含む全検出器での運転(Phase3 運転)を開始した。Linacに隣接する建屋での火災による中断の 影響などがあった。Belle IIのHVを下げた状態で加速器の調整を行い、 SuperKEKBの前身のKEKBの設計値である 10^34/cm^2/sを超える ルミノシティを達成できた。 ・J-PARC ニュートリノは3-7月の運転は中止となった。 COMET超伝導システムは、捕獲ソレノイドの一部のコイル巻き線を 進めている。またクライオスタットの構造設計を進めている。また 捕獲ソレノイド用のトランスファーチューブのモデルを製作し、 実際に冷却試験を行って設計に反映させている。 ステライルニュートリノ実験はタンクの建設開始。 #教員人事 素核研 18-9・研究員・理論 横倉 諒氏 素核研 18-10・研究員 中桐 洸太氏 素核研 18-11・研究員 救仁郷 拓人 氏 特任教授・和光センター 鄭 淳讃 氏(韓国 IBS, RISP project Policy Advisor)を採用者として推薦。 素核研18-12・助教・CMB De Haan, Tijmen氏(LBNL)を採用者として推薦。 素核研18-13・教授・安全 足立 一郎 氏(KEK)を推薦。 素核研 18-14・教授・メカエンジニア 平木 雅彦 氏(KEK)を推薦。 素核研 18-15・教授・ATLAS 戸本 誠 氏(名古屋大)を推薦。 素核研 19-1・講師 岩崎 義仁 氏(KEK)を推薦。 素核研 19-2・研究機関講師若干名 報告があった。 素核研 19-3・特任助教若干名・重元素質量分光 Marco Rosenbusch 氏(理研)を推薦。 文責 塩澤