<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位                CRC事務局 ************************KEK素核研運営会議報告************************************* CRC総会報告  第99回素粒子原子核研究所運営会議議事メモ 文責 塩澤(宇宙線研) 日   時  平成30年12月25日(火) 13時30分〜 場   所  高エネルギー加速器研究機構 管理棟大会議室 出 席 者  宇野議長、赤井、浅井、家入、磯、上坂、後田、荻津、小関、小林、塩澤、瀬戸、田村、永江、中務、中野、中家、野尻、花垣、久野、三原、山中 各委員        徳宿所長、山内機構長、幅理事、山口施設長、齊藤J-PARCセンター長 1.前回議事要録の確認    前回議事要録(第97回、第98回)について、電子メールにて確認済。 2.所長等報告 (1)山内機構長から、研究環境基盤部会での大学共同利用機関の在り方に関する議論の説明があった。 今回は4機構法人(人間文化研究機構、自然科学研究機構、KEK、情報・システム研究機構)の統合はしないという結論。第4期中期目標期間まで(9年間)はしない。ただし改革はする。国立大学の法人統合を含んだ大きな改革が進んでいること、及び日本全体の研究力が低下していると言われていることが議論の背景にある。 4機構法人+総研大で「連合体」を作り、効率化、研究連携、教育の充実を図る。連合体に付与する権利など慎重に設計していく。 12年おきに大学共同利用機関の改廃等の可能性を含めた大きな検証を行う。共同利用・共同研究拠点と大学共同利用機関の相互移行もありうる。 (2)人事異動     資料に基づき報告があった。 (3)研究員の選考結果について     資料に基づき報告があった。 (4)第26回大強度陽子加速器における原子核素粒子共同利用実験審査委員会審査結果について、資料に基づき報告があった。 E34(g-2/EDM)→Stage2、素核研としては、PACのRecommendationを受けてStage-2は出し、PIPにある優先度で、実現へ向けてのLab施設の予算獲得の努力を積極的に進める。 E45(3-Body Hadronic Reactions for New Aspects of Baryon Spectroscopy)→Stage2 E56(Sterile neutrino JSNS2)→Stage2 E69(WAGASHI)→Stage2 E71(NINJA)→Stage2, 原子核反応断面積実験(エマルジョン)。PACから宿題が出ておりそれがOKならStage 2 (5)各プロジェクト報告   ①SuperKEKB報告     SuperKEKBの状況について報告があった。 ②BelleとBelleⅡ報告     Belle では、引続き全データを使った解析を進めている。Belle IIは phase 3運転開始に向け、宇宙線によるコミッショニング中。3月11日にメインリングにビームが出る(phase3運転開始)予定。 ③ J-PARC報告 ニュートリノ o ニュートリノは主に反ニュートリノデータを収集し、2017年末から47%増加した。 KOTO実験 o 2015年データの結果(ICHEP2015@Seoulで発表)の論文はPRLにacceptされた。 o カロリメータ増強作業(全面へのMPPC接着)は11月中旬に終了。ビームタイムに向けて測定器の再構築作業中。 ハドロン ミューオンCOMET:ビームライン建設、超電導電磁石システムを推進中。検出器は科研費ベースで実験グループが実施。 ミューオンg-2/EDM:Hライン受電ヤード建設中。負ミューオニウム加速に成功。蓄積電磁石、検出器の開発継続中。 ④和光センター報告     和光原子核科学センターの状況について報告があった。 (6)その他    協定等の締結について、資料配付のみ。 3.審 議 (1)素粒子原子核宇宙シミュレーションプログラムの開始について 新しいスパコンによる運用を2019年3月15日から開始することが了承された。素粒子・原子核・宇宙分野の理論研究を対象。毎年度公募。 (2)非常勤研究員公募の人事委員会委員について(Belle) 非常勤研究員公募にかかる人事委員会のメンバーについて説明があり了承された。 (3)客員研究員の選考について(素粒子原子核研究所) 25名の提案があり了承された。中家剛、南野彰宏、塩澤真人、石塚正基、市川温子、永江知文、成木恵、中野貴志、岩崎雅彦、Jeong Sunchan、Hermann Wollnik、居波賢二、飯嶋徹、池田博一、小泉聡、上殿明良、北沢正清、佐藤透、田中和廣、原田融、瀧澤誠、飯沼裕美、田島治、石野宏和、関本裕太郎(敬称略)。 (4)客員研究員の選考について(ILC推進準備室) 1名(山下 了 氏)の提案があり了承された。 (5)名誉教授候補者について 1名(田中 万博 氏)の提案があり了承された。 (6)特定有期雇用職員の雇用計画について(特定人事・特別准教授1名) 素核研理論センター特別准教授1名(シミュレーション研究)の特定人事を進めることが了承された。 (7)教員人事(素核研18-4 准教授1名 Belle) 石川 明正 氏(東北大学大学院理学研究科 助教)を採用者として推薦することとした。 (8)教員人事(素核研18-5 准教授1名 エレクトロニクス) 岸下 徹一 氏(素粒子原子核研究所 助教)を採用者として推薦することとした。 (9)教員人事(素核研18-6 准教授1名 短寿命核) 渡邉 裕 氏(素粒子原子核研究所 研究機関講師)を採用者として推薦することとした。 (10)教員人事(素核研18-7 助教1名) 松原 綱之 氏(素粒子原子核研究所 研究員)を採用者として推薦することとした。 (以上) **********************************************************************************