<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2016年 7月 28日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位               CRC事務局  ***************<エクアドルの新大学Yachay_Tech>**************** (本メールは一部に届いていなかった可能性がありますので再送します。) 宇宙線関係者の皆様、 約2年前に発足したエクアドルの新大学Yachay Techでは20人程度の faculty memberをもつ物理学科を建設中で、広い分野のテニュア・トラック教員を募集中です。 http://inspirehep.net/record/1452767 (Yachay、ヤチャイと読む、はケチュア語で「知識」という意味だそうです。) 幸い日本人第1号として太田俊彦氏(素粒子理論・埼玉大学)に来ていただけることになりました。 また、応募者からのご希望で日本国内の研究者の方々に意見書をお願いしている 場合もあり、遅ればせながらご挨拶申し上げます。 Yachay TechはProject Yachay(エクアドル版シリコンバレー計画)の最初の プロジェクトとして、この頭脳としての役割を期待されて作られた大学です。 一方、研究中心大学として、物理学科にはparticle, astrophysics, cosmology などの基礎的分野(理論・実験)をも持ちたいと思っています。 なお、エクアドルの国語はスペイン語ですが授業は英語で行われます。 ご存じのように、南米にはALMA望遠鏡やPierre Auger実験を始めとして、 宇宙・天体の大型実験施設があり、更に南に下ると宇宙起源のニュートリノを 発見したIceCube実験があります。 また、ガンマ線の次期国際計画であるCTAが建設されようとしています。 エクアドルは米国とこれらの諸実験施設の中間に位置し、欧米の先進的研究所と 連携を保ちつつ、ここを基地としてこれらの実験に参加できる地の利があります。 小国ですが、Yachay Techには巨大な資金が投下されています。 今のところ物性を含めてまだ5?6名しか埋まっていません。 南米の人事はダイナミックで、2名の公募で優れた人を上からとったら 2人とも同じ分野で素粒子現象論が一挙に3人になってしまった、という 最近の例(PUC-Rio)などもあり、「人が分野を決める」という場面が 往々にして見受けられます。このダイナミズムを基本に、何もないところから 研究グループを立ち上げる野心的な指向をもった方々をお待ちしています。 皆様のご応募を歓迎します。また、皆様の周りで適当な方がおられましたら、 声をかけていただけると幸いです。(もちろん、日本人に限りません) 南方久和 __________________________________________ Hisakazu Minakata Head, Department of Physics School of Physical Sciences and Engineering Yachay Tech Hacienda, San Jose S/N y Proyecto Yachay, San Miguel de Urcuqui, 100119 Ecuador __________________________________________