<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.2031:2013年 2月 5日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位                             CRC事務局 ************< 研究員公募(新学術領域「重力波天体」X線観測) >************ 皆様、 下記のとおり科研費新学術領域による研究員(X線天文学)を公募いたします。 積極的なご応募と、関係される方への周知をよろしくお願いいたします。 河合誠之(東工大・物理) ================= 関係各位 今年度より開始した新学術領域研究 「重力波天体の多様な観測による宇宙物理学の新展開」の計画研究 A01「重力波天体からのX線・γ線放射の探索」(研究代表者:河合誠之,平成24〜 28年度)において、広天域X線監視装置WF-MAXIの硬X線モニターの開発に携わる 研究員を公募します。 建設が開始された重力波検出実験KAGRAは、宇宙物理学に画期的なフロンティアを 開拓すると期待されますが、重力波検出を物理学に結びつけるためには、電磁波対 応天体の同定が欠かせません。その中で重要な役割を担うのが、X線・γ線による 観測です。例えば、短いγ線バーストは、最も確実な重力波源とされる中性子星連 星合体に伴って発生すると考えられています。 我々の研究グループでは、数年後のKAGRAの観測開始時期に照準を定めて 重力波のX線・γ線対応現象を検出する観測装置WF-MAXIの開発を始めています。 その検出器の一つである硬X線モニターの開発を進めるために、研究員を募集します。 この検出器は、東工大で開発された超小型衛星 TSUBAME 搭載硬X線偏光検出実験の 広視野バーストモニターの技術を発展させるもので、CsIシンチレーターとAPDを用い、 GRB等の10-400 keVの硬X線スペクトルと光度曲線の測定、および粗い位置決定を担 います。 X線やγ線など放射線検出器の経験のある方が意欲的に開発に参加されることを 期待します。 また、並行して実施する、ガンマ線バースト、超新星、中性子星、ブラックホール など、重力波源となりうる天体の観測研究にも加わっていただきます。 1.募集内容 博士研究員 1名  2.採用後の所属   東京工業大学 理工学研究科 基礎物理学専攻 河合研究室   東京都目黒区大岡山 2-12-1 (H-29)  3.研究・職務の内容   科研費新学術領域研究   「重力波天体の多様な観測による宇宙物理学の新展開」の   計画研究 A01「重力波天体からのX線・γ線放射の探索」   に従事し、以下の研究を行う。   (a) 広天域X線監視装置(WF-MAXI)硬X線モニターの開発   (b) MAXI、天文衛星等を用いたGRB、X線連星、超新星等重力波源候補天体の 観測的研究 4.着任時期  平成25年4月1日以降のなるべく早い時期 5.任期   雇用は年度ごとで審査により更新。最長で平成29年3月31日まで。 6.応募資格   着任時、博士の学位を有していること。   放射線検出器に関わる実績、経験を有することが望ましい。 7.提出書類   以下(1)から(6)までの書類を、電子メールにて9.に記したアドレ   スに提出してください。   (1) 履歴書   (2) 研究歴(これまでの研究内容の概要を含む)   (3) 業績リスト    (査読論文とその他を区別し、共著の主要論文には役割分担を記すこと)   (4) 着任後の研究計画と抱負(A4用紙で1枚)   (5) 本人に関する意見を述べる事の出来る方2名の氏名及び連絡先   (6) E-mailアドレス、日中可能な連絡電話番号   応募書類は本選考以外の目的には使用致しません。    8.応募締め切り   平成25年2月22日(金)必着 9.宛先・問い合わせ先   (1) 提出先メールアドレス nkawai [at] phys.titech.ac.jp     Subject に「重力波天体・博士研究員応募書類」と記載してください     ※ 書類送付後3日以内(休日を除く)に受け取りの連絡がない場合       には、上記アドレスまたは問い合わせ先に確認のこと。   (2) 問い合わせ先     東京工業大学 理工学研究科 基礎物理学専攻 河合誠之     電子メール nkawai [at] phys.titech.ac.jp 〒152-8551 東京都目黒区大岡山 2-12-1 (H-29) Tel.03-5734-2390 10.選考方法    書類選考ののち、必要に応じて面接等を行います。 11.待遇    年俸制、東京工業大学就業規則および給与規定に基づく。 =====================================