<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1498:2010年 6月16日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *******************************< 会 報 >******************************* CRC会員 各位 2010年6月16日 CRC実行委員長 森 正樹    CRC事務局書記 大阪市立大学 神田展行    kanda [at] sci.osaka-u.ac.jp  「2010年度 第1回 CRC実行委員会 議事要録」を、お送り致します。 ************< 2010年度 第1回 CRC実行委員会 議事要録 >************ 日時:2010年5月29日 13:00- 場所:甲南大学ネットワークキャンパス東京 出席者(敬称略、順不同):森 正樹(委員長)、 (以下委員)伊藤好孝、身内賢太朗、寺沢敏夫、松原 豊、井上邦雄、 吉田 滋、梶野文義、中畑雅行、佐藤修一、福島正己、櫻井敬久、宗像一起、 (以下事務局)林田直明、神田展行(書記) 報告/審議事項: 1、東大宇宙線研 金行健治氏訃報(5/28) 開始に先立ち、出席者により黙祷が捧げられた。 2、新入会員審査 事務局より詳細を紹介した。 ○羽澄 昌史(はずみ まさし) (KEK素核研 教授) 推薦者:鈴木敏一、石野宏和 (研究歴)大阪大助手、高エネルギー加速器研究機構助教授を経て現職に就く。 K中間子実験、陽子・電子衝突実験、電子・陽電子衝突実験(Belle実験) などの高エネルギー物理実験で数々の成果を上げてきた。 現在、宇宙背景放射偏光精密測定の地上実験(QUIET, PolarBeaR)および 衛星実験(LiteBIRD)を推進している。 ○多米田 裕一郎(ためだ ゆういちろう) (宇宙線研 研究員)                      推薦者:福島正己、垣本史雄 (研究歴)東工大学部在学中は、大気蛍光望遠鏡のセグメント鏡の検査装置 を開発し、セグメント鏡の検査を行った。同大学の大学院進学後、大気蛍 光望遠鏡用トリガー回路モジュールの開発、データ収集プログラムの製作 を担当した。その後定常観測に従事しつつデータ解析プログラム、シミュ レーションプログラムの開発と実際のデータ解析を行い、平成22年3月に 東工大から理学博士を授与された。平成22年4月から東大宇宙線研研究 員に採用され、現在も宇宙線望遠鏡実験にたずさわる。これまでに第31回 宇宙線国際会議(ポーランド)を初め国内外の研究集会・学会での講演を多 数回行っている。 ○藤井 俊博(ふじい としひろ) (大阪市立大理 D1) 推薦者:荻尾彰一、佐川宏行 (研究歴)大阪市立大学在学中に、GEANT4を用いて、TA実験、Auger実験、  AGASA実験の地表検出器の装置シミュレーションを行い、これら装置の特 性を調べた。同大学の大学院進学後は大気蛍光望遠鏡のデータ解析プロ グラム、シミュレーションプログラムの開発にたずさわるとともに、観 測と実際のデータ解析に従事した。これらの成果をまとめ、同大学院よ り修士の学位を授与され、同大学院後期博士に進んだ。現在も主に大気 蛍光望遠鏡観測とデータ解析に従事している。2009年秋の日本物理 学会(甲南大学)で口頭発表1回。 以上3件、実行委員会にてCRCへの加入が了承された。 3、若手奨励賞選考委員 任期は2年間。現在のCRC選出の委員(4名)は満期となる。 次期委員を決めて、6月初めに領域委員長へ報告する。 議題:将来計画シンポジウムについて CRC主催の将来計画シンポジウムについて、委員長よりこれまでの経緯が 説明された。 [議論]  (シンポジウムの性格付け、目的についての議論) ・CRCはfinding agencyでないので、優先順位をつけられるかなどの問題はある が、やるならば何らかの結論が必要。 ・天文・宇宙分野の将来計画について学術会議の答申があるが、これは"記録" という体裁をとっている。 ・CRC全体での「ロードマップ」として位置づけられるものがよい ・規模、予算などで文書の章をわけるなど配慮は必要 ・まとめた文書があれば個別の計画や科研費などに有効に活かせる ・コミュニティで策定したロードマップが必要。そうでないと、予算獲得などが できない風潮である。 ・サイエンスを書くべきである。 ・1993年頃の将来計画の文書があった。これは、宇宙線"研究所"での将来計画。 ・今回は"CRCの"将来計画。宇宙線研究所の将来計画とまったく同じではない。 ・Editorがまとめるべし。 などの意見が述べられた。 ○委員長remark:---------------------------------------------------- ・まとめの文書を作ることをGoalとする。 ・順位付けは難しいとしても、羅列したうえである程度位置づけ(ロードマップ) をする。金額でカテゴリー分けはする。 ・文書は印刷して関係先に配布する。広く周知するよう工夫をする。 ・想定読者:CRC関係者および周辺分野の関係者 -------------------------------------------------------------------- ・文科省記者クラブで記者会見 <-- 委員よりリクエスト  (シンポジウムの時期について) ・大型の科研費、概算要求などに間に合うのが望ましい、 ・まとめるのに必要な時間は? ・学会シンポの開催しよう。 ・invitation と contribution 両方。大計画には invitation を出す。 などの意見が交換された。 ○委員長remark:----------------------------------------------------- ・夏休みにシンポジウム 9/16-17 @東京大学柏キャンパス ・物理学会 9月11-14日、天文学会 9月22-24日 ・まとめの文書は年度末?を目標 ・(Editorは年度で切らずに公表までお願いする) ・2011年秋の物理学会(9月16-19日、弘前大学)、天文学会(9月20-22日、 東北大学川内)にシンポジウムを開く --------------------------------------------------------------------  (シンポジウムの内容) ・invite, contribute の棲み分け、 ・review (rapporter) 相当の必要性、 ・CRCとしての分野の検討である、 などが議論された。 ○委員長remark:---------------------------------------------------- ・CRCとして将来計画(今後中大規模の予算要求が見込まれる計画も含む)を まとめた文書を作成することを謳う ・分野(広い意味での宇宙線物理学研究 [宇宙線実験、宇宙物理、宇宙素粒子 物理学]) ・プログラム - 提案(7月中旬まで申し込み締め切り) ・ 申し込み ・招待(大型・中型はお願いする) ・スケジュール・予算規模(+ランニングコスト)を事前に提出してもらう - Summary & Discussion ・時間 - (長め2-3件、短め20分:数件)x2日 - 「ポスターにする場合もあります。」 ・懇親会 初日夕方、場所を検討する ・ICRR予算 50万円(「若干の用意有り」) -------------------------------------------------------------------- その他:学会でのCRC総会について 複数委員より、総会の進行に効率化を望む意見が示された。 所長報告以外の簡略化、若手にとって参加意義のあるものにしよう。 以上。 ======================================