<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1219:2008年09月12日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *******************************< 会 報 >******************************* CRC会員 各位 2008年9月12日  CRC実行委員長 梶野 文義    CRC事務局 神奈川大学 日比野 欣也       hibino [at] n.kanagawa-u.ac.jp  「平成20年度 第1回CRC実行委員会 議事要録」を、お送り致します。   重要事項がありますので、是非お読み下さい。 ********< 平成20年度第1回 CRC実行委員会 議事要録 >********** 日 時:2008年8月21日  13:30〜15:40 場 所:宇宙線研究所6階大会議室 & インターネット接続 参加者:(順不同、敬称略)梶野文義(委員長)、鳥居祥二、寺澤敏夫、 瀧田正人、森正樹、宗像一起、大橋正健、鈴木敏一、谷森達     さこ隆志、松原豊(以上、実行委員)     梶田隆章(宇宙線研所長)、     林田直明、日比野欣也(以上、事務局) 欠席者:伊藤好孝、川村静児 1.事務局報告 1−1.訃報 a) 早稲田大学名誉教授 長谷川 俊一 様 が、3月22日ご逝去されました。 b) 元理化学研究所電子計算機室長 荻田 直史 様が、4月3日ご逝去されました。  c) 宇宙線研究所元所長 戸塚 洋二 様が、7月10日ご逝去されました。 謹んでお悔やみ申しあげると共に、ご冥福をお祈りいたします。 1−2.CRC活動報告 (1) 3月24日、平成19年度第3回CRC実行委員会 (2) 3月25日、平成19年度第2回CRC総会 (3) 4月17日、平成20年度CRC選挙の開票作業 (4) 4月21日、平成20年度CRC選挙開票結果発表 (5) 5月22日、平成19年度第3回CRC実行委員会議事要録配信 (6) 5月22日、平成19年度第2回CRC総会議事要録配信 (7) 7月11日、若手夏の学校へ寄付 (8) 随 時、 CRC News No.1157〜No.1212 (56件)配信 1−3.平成20年度CRC選挙の開票結果報告 開 票 日 ; 2008年4月17日(木) 事 務 局 ; 大西宗博、林田直明 立 会 人 ; 川田和正 定 足 数 ; 105 (有権者数 313) 有効投票者数; 134 (内、記名投票数;16) 無効投票者数; 2 (文字化け) 16件の記名投票は、メール投票用紙に「投票者名の行の削除、改行挿入、 HTMLの添付」があったため、プログラムによる自動集計ができなかったもの。 それらは立会人のもとで投票用紙を開け、目視で書式を整えて集計に加えた。 ----------------------------------------------------------------- [ CRC実行委員会委員長 ] 当選順位 氏 名 得票 所属機関 当選 1. 梶野文義 46 甲南大 次点 森 正樹 15 宇宙線研 次次点 鳥居祥二 11 早稲田大 その他 45 白 票 17 以上の結果、 梶野文義 氏 (2期目)が委員長に選ばれた。 --------------------------------------------------------------------------- [ CRC実行委員会委員 ] (定員12名) 当選順位 氏 名 得票 所属機関 --------- 備 考 --------- 当選 1. 鳥居祥二 48 早稲田大 前委員1位 当選 2. 寺沢敏夫 47 東京工業大 前委員2位 当選 3. 伊藤好孝 42 名古屋大 前委員3位 同一機関A1位 当選 4. 瀧田正人 41 宇宙線研 前委員4位 同一機関B1位 当選 5. 森 正樹 40 宇宙線研 前委員5位 同一機関B2位 当選 6. 宗像一起 31 信州大 前委員6位 荻尾彰一 26 大阪市立大 前委員7位 同一機関C1位 吉田 滋 25 千葉大 前委員8位 西嶋恭司 24 東海大 前委員9位 当選 7. 大橋正健 23 宇宙線研 同一機関B3位 当選 8. 川村静児 19 国立天文台 中畑雅行 19 宇宙線研 同一機関B4位 当選 9. 鈴木敏一 18 高エ研 福島正己 17 宇宙線研 同一機関B5位 当選 11. 谷森 達 15 京都大 当選 11. さこ隆志 15 名古屋大 同一機関A2位 吉越貴紀 13 宇宙線研 同一機関B6位 神田展行 12 大阪市立大 前委員10位 同一機関C2位 当選 12. 松原 豊 12 名古屋大 同一機関A3位 次点 柴田槇雄 11 横浜国立大 次次点 村木 綏 10 甲南大 その他 222 白 票 162 以上の結果、上記の当選12位までの 12名の方が委員に選ばれた。 (注1) 委員長に投票された次点以下の方の票(88票)は、委員の票に加算された。 (注2) 「委員12名中、前年度委員が6名を越えることはできない」規定と、 「同一機関から選ばれる委員の数は、3名を越えることはできない」規定に より、荻尾彰一氏、吉田滋氏、西嶋恭司氏、中畑雅行氏、福島正己氏、 吉越貴紀氏、神田展行氏は当選者とならない。 --------------------------------------------------------------------------- 1−4.新入会員の承認   以下の2名の入会希望者に対して、実行委員会で経歴などの資格を審議した 結果、全員の入会が認められた。 ○山下雅樹(やました まさき)(宇宙線研神岡 特任准教授 XMASS) 推薦者: 竹内康雄、森山茂栄 (研究歴)早稲田大学で、液体キセノン検出器を用いた暗黒物質探索実験の研究。 その後、コロンビア大学で暗黒物質直接探索実験であるXENONグループに参加した。 気体ー液体2相型キセノン検出器を用いてグランサッソで取得された最初の結果は、 2007年に発表され、暗黒物質(WIMP)と核子の断面積において世界で最も厳しい制限 を与えた。Phys. Rev. Lett,などへ論文投稿3編。国際会議での研究発表3回。 ○小林 兼好(こばやし かずよし)(宇宙線研神岡 特任助教 XMASS) 推薦者: 竹内康雄、森山茂栄 (研究歴)東大の修士博士過程で、スーパーカミオカンデにおける核子崩壊の研究 を行ってきて、核子の寿命にもっとも厳しい値を与えた。結果はPRD71 052007に まとめられている。その後ストーニーブルック大学で K2K実験でニュートリノ振 動の研究を行った。終了後はT2K実験の前置検出器P0Dの設計を行ってきた。昨年 10月から宇宙線研究所に所属し、XMASS実験に加わり暗黒物質探索の研究を行って いる。日本物理学会では外部由来バックグラウンドの低減について発表をした。 1−5. その他  若手夏の学校への15万円の補助金を交付した。 2. 日本物理学会領域運営委員選出について  現在の領域運営委員である坪野公夫(東大理)氏と吉田滋(千葉大理)氏がCRCの規定 による2年の任期が終了するため、後任を選出することになった。  審議の結果、さこ隆志(名大STE)氏と森山茂栄(東大宇宙線研)氏を推薦し、 本人の承諾を得た。もう一人は神岡グループから出すのが望ましいとして、人選を することになった。 3.宇宙線研の「共同利用・共同研究拠点」の認定申請の協力について 3−1.梶田所長より趣旨説明  科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会の「学術研究の推進体制 に関する審議のまとめ −国公私立大学等を通じた共同利用・共同研究の推進−」 で報告されたように宇宙線研究所を新たな共同利用・共同研究拠点として形成 できれば、大学の優先順位とは異なる観点から財政措置を得ることが可能となる。 そのためには研究者コミュニティからの要請が必須とされている。是非、CRC にも協力して欲しい。申請は来年2月頃となっている。 3−2.これに対する意見 ・ニュートリノ物理も含まれるので、高エネ同好会も一緒にどうか。 ・高宇連もどうか?宇宙線研究所の利用実績が少ないから無理なのでは。 ・学会の領域の全体懇談会で議論してはどうか。 3−3.結論 CRCとしては、宇宙線研究所を共同利用・共同研究拠点として要請したい。 4.宇宙線将来計画について 4−1.実行委員長より背景説明     昨年、宇宙線研究所では所長の諮問により将来計画検討委員会が設置され、 報告書をまとめられた。この報告では、宇宙線研究所自体の将来計画された わけであるが、CRCとしても独自に将来計画に議論していきたい。 4−2.意見交換 ・この報告書をCRCとしてはどのように位置づけるのか。 ・これまで、CRCとしても何度もシンポジウムを開催して、将来計画について の議論は出尽くしており、何か新たな観点が必要な時期である。 ・計画を並べるだけでなく、実行可能な(予算規模などから)将来計画を検討 する時期である。 ・文科省の新しい予算システムの沿った将来計画を立てるべきである。 ・シンポジウムを開催する前に、ワーキンググループを作って、そこで議論し てはどうか。構成は実行委員と宇宙線研所員の共同がよい。 ・宇宙線研との共同ならば、宇宙線研教授会で承認を得るひつようがあるだろう。 ・次の中期計画(22年度以降)を来年度には出さなければならい。それに間に合う ようにしなければならない。具体的には来年1月には大枠が出ている必要がある。 ・秋の総会で議論して、年末か年度末にシンポジウムをやったらどうか。 4−3. 結論 ワーキンググループを設置して、さらに細かい議論を行う。構成員は CRC実行委員から5名程度、宇宙線研所員より5名程度とする。CRCからの5名は 実行委員長に一任する。9月12日までに宇宙線研にワーキンググループ設置の 要旨と人選の要請を行う。 5.その他 なし。 ************************************************************************** 以上 ======================================