<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1110:2007年11月27日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *******************************< 会 報 >******************************* CRC会員 各位 2007年11月27日 CRC実行委員長 梶野 文義    CRC事務局 名古屋大学 増田 公明    kmasuda [at] stelab.nagoya-u.ac.jp  「平成19年度 第2回CRC実行委員会 議事要録」を、お送り致します。   重要事項がありますので、お読み下さい。 ************< 平成19年度第2回 CRC実行委員会 議事要録 >************ 日 時:2007年9月22日  17:35〜18:50 場 所:北海道大学 文系講義棟2階 W202講義室 (物理学会ZJ会場) 出席者:(順不同、敬称略)梶野文義(委員長)、鳥居祥二、瀧田正人、西嶋恭司、 神田展行、荻尾彰一、梶田隆彰、櫻井敬久、寺澤敏夫、吉田滋(以上、実行 委員)、林田直明、増田公明(以上、事務局) 欠席者:森正樹、伊藤好孝、宗像一起 1.各種報告の確認    a) 事務局(林田) — CRC活動と、訃報、入会、退会、OBOG会員の紹介    b) 宇宙線研+IUPAP(鈴木)    c) 各種機関報告   STE(増田)、KEK(谷森:(代:林田))、JAXA(鳥居)、RCNP(梶野) d) 研究グループ報告 神岡(森山)、TA(荻尾)、CANGAROO(榎本)、TIBET(日比野)、 重力波(黒田) ○各種報告が長く、意味のないものも多いので、報告の必要性や方法について議論 した。総会では各種報告を30分くらいにおさめて、議論に時間を使いたいとの提 案があった。それに対して、c)、d)はメールでよいのではないか、d)は共同利用 研プロジェクトとしては必要ではないか、事務的内容だけでよい(物理の内容は セッションで発表がある)、等の意見があった。結論として、次回から重要報告 以外は事前のメールによる報告とすることを総会に提案することとした。 2.事務局報告 (2-1)訃報 ○岡山大学教授 和田倶典 様が 4月23日 御逝去されました。     謹んで御冥福をお祈り申し上げます。 (2-2)活動報告 (1) 3月26日、平成18年度第3回 CRC実行委員会 (2) 3月27日、平成18年度第2回 CRC総会 (3) 4月13日、平成19年度 CRC選挙締切 (4) 4月23日、平成18年度第3回 CRC実行委員会議事要録配信 (5) 4月23日、平成19年度 CRC選挙の開票作業 (6) 5月22日、連絡誌 速報27号 発行郵送 (7) 5月25日、平成18年度第2回 CRC総会議事要録配信 (8) 5月29日、平成19年度第1回 CRC実行委員会 (TV会議) (9) 6月11日、平成19年度第1回 CRC実行委員会議事要録配信 (10) 6月18日、会費お知らせ便郵送 (11) 6月28日、若手夏の学校へ援助金寄付 (12) 7月25日、会費お知らせメール配信 (13) 8月28日、29日、CRC/ICRR将来計画シンポジウム (参加者110名) (14) 随 時、 CRC News No.1014〜No.1083 (70件)配信 (総会議事要録の資料1参照) 3.入退会員の承認 (3−1)新入会員 以下の5名の入会希望者に対して、実行委員会で経歴などの資格を審議した 結果、全員の入会が認められた。 ○池田一得 (いけだ もとやす)(東大理 D1 神岡) 推薦者:竹内康雄、中畑雅行 (研究歴) 1996年〜2005年、SK検出器のデータで、銀河内での超新星爆発頻度に対 する、超新星爆発起源ニュートリノバーストの上限値を 0.32回/年と見積 った。この成果は修論にまとめられ、Astrophysical J. に投稿して受理さ れた。本研究に関して、ICRC2007等の国際会議での研究発表も行った。 現在は、主にSKでの太陽ニュートリノ研究を行っている。 ○飯田崇史 (いいだ たかし)(東大理 D1 神岡) 推薦者:中畑雅行、森山茂栄 (研究歴) 2004年4月〜2005年3月 上智大学理工学部物理学科において、「早い中 性子捕獲反応による元素合成」について研究を行う。2005年4月〜現在、 東京大学理学系研究科物理学専攻中畑研究室に移り、スーパーカミオカン デ実験グループに参加しながら、「検出器の利得較正」および「超新星背 景ニュートリノ探索」をテーマに研究を行っている。 ○上島考太 (うえしま こうた)(東大理 D1 神岡) 推薦者:中畑雅行、森山茂栄 (研究歴) 2005年4月以降、宇宙線研究所神岡施設にて、液体キセノンを用いて新 たに二重ベータ崩壊実験を立ち上げるための研究開発を行ってきた。 また、暗黒物質の直接探索実験であるXMASS実験にも積極的に参加し、 研究を行っている。 ○齋藤浩二 (さいとう こうじ)(東海大理工D1) 推薦者:西嶋恭司、櫛田淳子、河内明子 (研究歴) X線天文衛星RXTEの観測データを用い、マイクロクェーサーのエネル ギースペクトルとその時間変動から、降着円盤の物理を2年間研究した。 その成果は、国際会議で1回、日本天文学会年会で2回発表した。現在は CANGAROOグループのメンバーとして観測にも参加し、今はHESS未同定天 体の解析を行っている。 ○永冶健太朗 (ながや けんたろう)(名古屋大STE研 D1)  推薦者:伊藤好孝、増田公明 (研究歴) 修士課程から、宇宙線生成核種(放射性炭素)を用いた過去の太陽 活動の研究、特に11年/22年周期の変遷に関する研究を行い、現在この テーマを発展させた研究に従事。これまでに物理学会で3回、ICRCで1回 (Merida)、口頭発表を行った。 (3-2)退会者   以下の3名の退会申し出があり、了承された。 ○小池千代技 (京都薬科大) 平成20年度から ○御法川幸雄 (近畿大) 平成20年度から ○伊藤直紀 (上智大) 平成19年度から    (3−3)OBOG会員    以下の2名より希望が出され、承認された。 ○平島洋 (元立教大) ○小早川恵三 (元福井工大) 4.CRC総会議長について   CRC実行委員会から、議長として荻尾委員を推薦することとした。 5.将来計画シンポジウムの総括  − 活用と今後の発展 − 平成19年8月28日、29日にCRC/宇宙線研 将来計画シンポジウム(参加者110 名)が開かれた。さらに8月30日に宇宙線研の将来計画提案会(公開)、8月31日 に宇宙線研の将来計画検討委員会(非公開)が開かれた。これらの結果をどのよ うに活用していくのかをCRC総会で議論するにあたって、議論の進め方、シンポ ジウムの感想や提案等が述べられた。主なものは以下の通り。 (プログラムはCRC総会議事要録の添付資料参照) ○委員会の検討が今どういう状況にあるのか、今後のスケジュールは? → 検討委員会委員長がとりまとめて宇宙線研所長に報告する。 内容の公開等については所長が判断する(本日欠席)。 ○総会ではまず委員による報告が必要。 ○4日目の議論の結果の扱い方、今後の進め方、3−5年後の方針等を議論すべし。 ○CRCとしては共同利用申請して、旅費を支出した。 ○世界トップレベル研究拠点プログラム「数物連携宇宙研究機構」との関係は?   → 所長から説明があるはず。 ○宇宙研では、JAXA統合後の計画として宇宙線分野も考慮されており、将来のミッ ションが議論される理学委員会へ宇宙線 communityの意見を反映するために、 理学委員会班員が増えることが望まれる。 ○3日目の性格が不明確で重力波を出すべきか迷った。 ○宇宙線研への将来計画提案は、”宇宙線研から予算要求を行う”ということが 前提になっていたと解釈されており、すでに計画がスタートして予算措置が JAXA等のほかの機関で検討されているものは、宇宙線分野の将来計画では あっても提案趣旨からいって提案を控えた。 等々 以上 ======================================