<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1090:2007年 10月23 日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 ************<第21回「宇宙ニュートリノ」研究会 >************ 日時:2007年 11月 2日(金) 午前10:30時から 場所:東京大学宇宙線研究所6階 大セミナー室 ---------------------------------------------------- 今回は「新しいニュートリノデータとニュートリノ混合が意味するもの」 をテーマとして研究会を行います。 ニュートリノの質量と混合角は、素粒子の標準理論を超えた超高エネルギーの 物理を示唆する貴重な情報であり、近年精力的に研究が進められています。 今年夏にMINOS, KamLAND両実験から今までのデータを有意に改善する データが報告されました。そこで今回は実際にKamLANDの解析に あたっている東北大学の清水格さんにKamLANDの原子炉ニュートリノの結果を 話していただきます。また、Dr. David Petyt (Univ. of Minnesota) にMINOSの新しい結果もじっくりと話していただく予定です。 更に、Borexino実験が初めて^7Be太陽ニュートリノの観測に成功しました。 そこで、この結果のレビューと、KamLANDにおける^7Be太陽ニュートリノ 観測に向けての現状を東北大学の吉田斉さんに話していただきます。 上記のKamLANDとMINOSの新しいデータを含め、我々のニュートリノ混合に 関する知識は急速に精度良いものとなってきています。この知識をもとに 素粒子模型に関連したいろいろな理論研究がなされています。そこで今回は 新潟大学の淺賀岳彦さんに"Neutrino Mass, Dark Matter and Baryon Asymmetry -- The nuMSM"というタイトルでニュートリノと宇宙論との関係について お話していただきます。また、京都大学の吉岡興一さんに 「質量行列と世代間対称性 ーtri-bimaximal 混合の世代構造と理論の現状」の タイトルで世代混合の現象論から理論の現状についての話をしていただきます。 なお、関連する研究の講演の公募を行いますので、話題をお持ちの方は、 世話人まで御連絡下さい。若い方の応募を歓迎します。 プログラム: 10:30-11:20 Recent results from KamLAND 清水格(東北大) 11:20-12:10 Neutrino Mass, Dark Matter and Baryon Asymmetry -- The nuMSM 淺賀岳彦(新潟大) 昼食 13:30-14:30 Recent results from MINOS David Petyt (Minnesota) 14:30-15:10 Borexino の結果とKamLAND solar project 吉田斉(東北大) 休憩 15:40-16:30 質量行列と世代間対称性 ーtri-bimaximal 混合の世代構造と理論の現状     吉岡興一(京都大学) 16:30- (公募講演) --------------------------------------------- 旅費補助、交通、他:  参加費用: 無料 宇宙線研究所への交通・宿泊等について: 宇宙線研究所への交通は http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/traffic/tra_kashi.html 宿泊/旅費補助について: 今回の研究会について、旅費希望者の方については、宇宙線研究所の 研究員等旅費から支給します(院生でも可)。旅費補助および 東大柏キャンパスの共同利用宿舎での宿泊が必要な方は、 宇宙ニュートリノセンター秘書福田蓉子さんまで申し込んで下さい。 申し込み先; yoko [at] icrr.u-tokyo.ac.jp お申込みの際、以下の項目についてお書き下さい。 旅費希望の有無: 旅費希望の場合 氏  名: 所属機関: 最寄り駅: 身  分: 旅行日程: 東大での銀行口座登録の有無: 共同利用宿舎宿泊希望の有無: (有の場合、申込用紙をemailにて添付ファイルでお送りします) 研究会世話人: ICRR宇宙ニュートリノセンター   梶田隆章 首都大   南方久和 新潟大   谷本盛光 ======================================