<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1041:2007年 5月25日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *****************************< 会 報 >***************************** CRC会員 各位 2006年5月25日 CRC実行委員長 川上 三郎 CRC事務局 千葉大学 間瀬圭一 mase [at] hepburn.s.chiba-u.ac.jp 「平成18年度 第2回 CRC総会 議事要録」を送付致します。 是非ご一読ください。 *************< 平成18年度 第2回 CRC総会 議事要録 >************* 日 時:2007年3月27日 17:30--19:30 場 所:首都大学東京 1号館教室棟2階 210講義室 (物理学会SF会場) 出席者:(順不同、敬称略)間瀬圭一、福島正己、松原豊、笠原克昌、さこ隆志、 小池貴、丸山泰弘、梶田隆章、中畑雅行、毛受弘彰、神谷浩紀、森山茂栄、 榎本良治、樋口格、石原千鶴枝、山本一広、安部航、西野玄記、戎崎俊一、 森正樹、吉越貴紀、佐川宏行、川上三郎、鳥居祥二、金行建治、大西宗博、 川田和正、大沼宙系、瀧田正人、日比野欣也、晴山慎、柴田槇雄、湯田利典、 小汐由介、亀田純、野中敏幸、早戸良成、梶野文義、小島浩司、大内達美、 榊直人、斉藤隆之、郡司修一、三代木伸二、寺田聡一、黒田和明、都丸隆行、 小川洋、田村忠久、鈴木洋一郎、村木綏、坂田通徳、林田直明、林田将明、 伊藤好孝、増田公明、坪野公夫、大石理子、常定芳基、三塚岳、神田展行、 木舟正、武長祐美子、渡辺秀樹、関谷洋之(計65名) (1)議長選出 福島CRC実行委員を選出 (2)事務局報告(林田) (2-1)訃報 ○ くらしき作陽大学教授 井原 零 様が 1月6日ご逝去されました。 ○ 元大阪市立大学教授 尾崎誠之助 様が 2月8日ご逝去されました。 謹んで、御冥福をお祈り申し上げます。 (2-2)CRC活動 (1) 9月21日 ; 平成18年度第2回CRC実行委員会 (2) 9月22日 ; 平成18年度第1回CRC総会 (3) 9月28日 ; 連絡誌 速報 25号発行郵送 (3)10月02日 ; 会費お知らせ便郵送 (4)11月01日 ; 平成18年度第2回CRC実行委員会議事要録 (5)11月06日 ; 平成18年度第1回CRC総会議事要録 (6)12月06日 ; 第1回日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域) 候補者募集 (7) 2月06日 ; 連絡誌 速報 26号発行郵送 (8) 2月07日 ; 会費お知らせ便郵送 (9) 3月01日 ; 会員所属確認メール配信 (10) 3月19日 ; CRC選挙公示 (11) 3月20日 ; CRC選挙推薦公募 (12) 随 時 ; CRC News (No.935-1013) 80件配信 (資料1参照) (2-3)平成19年度CRC選挙日程 (1) 3月19日(月) ; 選挙公示 (2) 3月20日(火) ; メール投票用紙と、推薦公募のメール配信 (3) 4月13日(金) ; 投票締切(郵送;当日消印有効、メール;当日深夜24:00) (4) 随 時 ; 投票と推薦の呼びかけメールを配信 (2-4)平成18年度 CRC会計収支報告・会計監査報告 (平成19年3月20日現在) 収入; 前年度繰入 553,698 円 口座振込会費 499,850 現金会費 98,000 郵便貯金利息 9 --------------------------------------- 収入合計 1,151,557 円 支出; 実行委員会旅費 (1回) 132,366 円 連絡誌速報郵送費 (3回) 23,400 事務経費(作業補助、郵送、用紙等) 63,693 ------------------------------------------------- 支出合計 219,459 円 収支残高 (収入合計 ー 支出合計) 932,098 円 ============================================================= 上記の通り、適正に処理されていることを認めます。 平成19年3月25日 会計監査 戎崎俊一(理研) 松原 豊(名大STE研) ------------------ --------------------- (2-5)新入会員 以下の4名の入会希望者に対して、実行委員会で経歴などを審議した結果、 全員の入会が認められた。 各人の研究歴は、平成18年度第3回実行委員会議事要録を御覧下さい。 ○ 佐古崇志(さこ たかし) (東大理 D1) チベット ○ 三宅晶子(みやけ しょうこ) (茨城大理 学振研究員D2) 太陽変調現象に関する数値実験 ○ 林田将明 (はやしだ まさあき) (ミュンヘン大学 D3) MAGIC ○ 石原千鶴枝 (いしはら ちずえ) (宇宙線研 D1) スーパーカミオカンデ (2-6)退会者 ○ 千葉敏躬 (元岩手大学) ○ 眞子直弘 (宇宙線研) ○ 永田勝明 (玉川大学) ○ 岡部久高 (大阪府教育センター) ○ 由良 剛 ((株)ビューテック) ○ 渡部至緒 (京都大学) 実行委員会で了承された。 (3)各種機関報告 (3-1)ICRR報告(鈴木) 添付資料2参照。 (3-2)IUPAP ◯ ICRC2007 7/3-11(メキシコ) ◯ ICRC2009 ポーランド ◯ TAUP 仙台 9/11-15 (3-3)KEK(文責:谷森(代読:林田)) 昨年9月以後、3回の素核研運営委員会が開かれた。 1) J-PARCでLINACの運転が開始された。これまでの大学等からの協力に感謝する。 RF等主要な問題点が解決されつつあり、おおむね建設は順調である。 2) J-PARC実験課題採択委員会が開催され、新規にいくつかの実験提案について Stage1採択とStage2採択との推薦を受けた。 3) Bファクトリーは積分ルミノシティ700/fbを達成。新たにクラブ空洞を搬入、 2月13日に運転を再開する。 4) LC関連は去年末よりデザインレビューが進んでいる。 R&D進捗状況レビュー、コスト管理等レビュー等多岐にわたる。 野崎副所長が地域リーダーとしてまとめ役を勤めている。 5) PSのシャットダウン後の跡地利用委員会(委員長神谷)を発足させた。 北カウンターホールのシールド等、撤去にも相当のお金が必要である。 6) KEKにおけるLFVP(レプトン数非保存実験)の将来方針設定のため、 特別委員会を設けた(野崎委員長)。 7) 来年度、学部生を対象とした1週間の教育プログラム(サマーチャレンジ)を 開催する予定。広い意味での研究支援であり、大学の先生を含め20人ぐらいの 教員体制を組む。KEKは裏方を担当する。 8)19年度の運営費は前年度並みであり、施設整備費もほぼ要求どおり認められている。 日米協力予算が50%減となった。文部科学省は出たが、財務省によって減額された。 理由は必ずしも明らかでないが、上位協定失効の余波などが理由かと推察される。 9) 学術審議会においてJ-PARC審議会が始動。12月1月19日に運営体制等を議論した。 利用料について、素核分野ではIUPAPの方針に従い無償にするという合意が できている。物質生命分野では問題が残っている。 10)理論部宇宙物理教授に京大基研の小玉氏が着任予定。現在、宇宙理論助教授を 公募中。 (3-4)JAXA(鳥居) 添付資料3参照。 (3-5)STE研(伊藤) ◯ 人事報告 着任 海老原祐輔 高等研究院講師(統合解析部門)国立極地研助手より (テニアトラック制度) 転出 村木綏 特任教授(太陽圏環境部門 宇宙線)甲南大 教授へ 高橋けんし 助手(大気圏環境部門)京大生存研 特任助手へ (テニアトラック制度) 上出洋介 教授 (統合解析部門)退官 京大特任教授へ ◯ 研究所移転 豊川キャンパスから東山キャンパスへ統合中。 今年度完了の予定だったが来年度に一部積み残し。 ◯ 准教授、助教への変更(全員、個別審査無し) ◯ 技術職員の集約化 組織上、全学技術センターの所属。しかしSTE研独自の事情は認められ ている。3月に研究所・センター技術系(STE研)として技術職員公募。 4月から1名着任。 STE研内部に技術部を作り、各研究室配置の技術 職員の中央集約化(徐々に)。 (3-6)核物理センター(梶野) 添付資料4参照。 (3-7)その他 ◯ 森氏より、CTAへの参加の呼びかけがあった。 (4)研究グループ報告 (4-1)神岡(中畑) ◯ SKは2006年4月に完全再建作業が終了し、7月からSK-IIIとして順調に データ取得が24時間体制で行なわれている。電子回路の更新を2008年 夏に行なう予定であり現在開発を行なっている。 ◯ XMASS実験も順調に開発研究が進んでいる。次のステップとして800 kgの液体 キセノン実験を進めたいと考えている。 (4-2)TA(佐川) ◯ SDは当初予定の576台から512台へ縮小。 ◯ 2006年9月、各SDとの通信、FDステーションとの通信のために、3台の通信 中継塔を設置。 ◯ 2007年2月末までにSD485台設置済み。残りの27台のうち25台は私有地にあり 所有者からの許可の関係で設置できず。残りの設置は鳥類保護期間が終わる 9月以降の予定。 ◯2つのFDステーションに関しては完成間近。そのうちの1つのFDステーション で、LIDARイベントを観測して複数カメラにわたるイベントのデータ取得が できた。3番目のFDステーションの建物は建設済みで、これからHiResの望遠 鏡を移設。 (4-3)CANGAROO(森) ◯ NGC253のエラータ論文が出た。 ◯ 2006年7-8月にPKS2155-304からのフレアを観測。 (4-4)Tibet(瀧田) ◯ UPS故障のため装置が半年ストップ。 ◯ 数TeV領域における宇宙線の異方性を観測。 ◯ YAC計画(Knee領域宇宙線化学組成)及びTibet- MD計画(100TeV領域ガンマ線) を推進中。 (4-5)重力波(黒田) ◯ 銀河内の重力波候補天体の起こる割合は幅があるが、約10万年に1度。遠くの 天体まで観測したい。 ◯ LCGT計画を推進していく(概算要求で)。 ◯ LCGT計画推進について、宇宙線研究所が統括し国立天文台とKEKがこれに協力 するという3所長間の覚書が更新された。 (4-6)その他 ◯ SDSS, ASHRAの報告もして欲しいという意見があった。 (5)審議事項 将来計画シンポジウムについて ◯ まず初めに川上委員長から平成18年度はシンポジウムが開かれなかった事と、 次年度は是非、宇宙線研と共催のシンポジウムを行いたい旨が伝えられた。 ◯ 平成18年度に行われた宇宙線研主催の研究会の成果は次期計画選定にどう影響 するのかという質問があった。それに対し、鈴木所長は、直接の影響はなく、 次期計画のためにバックグラウンドを広げて、面白い実験が出てくれば良いとい う趣旨であったとの回答であった。 ◯ 今度開かれるシンポジウムにより、将来計画のロードマップを描いて欲しいとの 要望があった。 ◯ 宇宙線研側では既に将来検討委員会が発足していることを踏まえて、次年度はな るべく早く実行委員会を開いて議論して欲しいとの要望があった。 (6)その他 ◯ CRCの剰余金について 会費のお金が残っている事を受けて、若手育成のために夏の学校等の旅費に 使ってはどうかとういう提案が委員長よりあった。 =========================================================================== ● (資料1) 「CRC News」メール配信 (No.935-No.1013 : 80 件) ○ 委員会報告; 3 件 10月24日、RCNP 研究計画検討専門委員会 議事録(案) 11月01日、平成18年度第2回CRC実行委員会 議事要録 11月06日、平成18年度第1回CRC総会 議事要録 ○ 公募案内; 16 件 10月24日、KEK・加速器研究施設教員公募(加速器06ー6) 10月24日、KEK・加速器研究施設教員公募(加速器06ー7) 11月16日、KEK・素核研人事公募 11月21日、岡山大学理学部附属量子宇宙研究センター人事公募 11月24日、東京大学宇宙線研究所研究機関研究員公募 12月01日、平成19年度共同利用研究の公募 12月06日、第1回日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域)候補者募集 12月06日、KEK・加速器研究施設教員公募 3件 12月07日、国立天文台研究員の公募 12月08日、KEK・素粒子原子核研究所教員公募 12月12日、KEK・加速器研究機構共通基盤研究施設教員公募 12月22日、東京大学宇宙線研究所教員公募について 1月10日、京都大学理学研究科物理第二・特定領域T2K実験研究員公募 1月19日、第1回日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域)候補者募集中 2月20日、University of Delaware ポスドク公募 2月22日、KEK加速器研究施設博士研究員公募 ○ 研究会案内; 45 件 10月13日、宇宙線研究所 共同利用研究成果発表研究会 10月26日、すざく国際会議 (Suzaku2006) 11月06日、第2回次世代光センサーに関するワークショップの案内 11月06日、招待講演及びシンポジウム提案のお願い 11月09日、「マヨラナ・ニュートリノとその周辺」研究会案内 11月13日、KEK測定器開発室セミナー 11月24日、国際研究会 Twenty Years after SN1987A 11月24日、第2回次世代光センサーに関するワークショップの案内 11月24日、平成18年度共同利用研究成果発表研究会 11月27日、KEK測定器開発室セミナー 11月29日、すざく国際会議:The Extreme Universe in the Suzaku Era 12月05日、MPGD(マイクロパターンガスディテクター)研究会 12月08日、E0 > 10^17 eV領域の宇宙線相互作用研究の新実験計画の検討 12月08日、The 6th KEK Topical Conference 12月11日、H18年度太陽圏シンポジウムおよびSTE研研究集会 12月11日、宇宙線研究所将来計画に向けた勉強会(第5回) 12月27日、国際集会 Cosmic-rays and High Energy Universe 1月05日、H18年度太陽圏シンポジウムおよびSTE研研究集会(第2報) 1月18日、H18年度太陽圏シンポジウムおよびSTE研研究集会(第3報) 1月19日、第20回「宇宙ニュートリノ」研究会 1月19日、第20回「宇宙ニュートリノ」研究会 (再送) 1月30日、第1回 SOI Detector R&D研究会ご案内 1月30日、「超新星爆発とニュートリノ原子核反応」研究会 2月01日、ガス・シンチレーションカウンターシンポジウム 2月06日、RCNP研究会「超新星爆発とニュートリノ原子核反応」 2月06日、「宇宙の極限環境における衝撃波形成」小国際ワーク 2月08日、高宇連研究会・博士論文発表会のお知らせ 2月13日、物理学会「市民科学講演会」 2月14日、第7回 高エネルギー宇宙物理連絡会研究会 2月14日、東工大 小国際ワークショップ「衝撃波形成」 2月16日、KEK測定器開発室セミナー 2月16日、第20回「宇宙ニュートリノ」研究会 (最終案内) 2月18日、東工大 小国際ワークショップ「衝撃波形成」(最終版) 2月22日、高宇連研究会・博士論文発表会のお知らせ 2月25日、高宇連研究会・博士論文発表会の「参加登録」 2月25日、高宇連研究会・博士論文発表会の「タイムテーブル」 2月27日、超高エネルギーガンマ線天体研究会 2月27日、International Workshop on "Cosmic-rays and High Energy Universe" 2月28日、KEK測定器開発室報告会 2月28日、国際シンポ「Astronomy and Astrophysics of Extreme Universe」 3月01日、KEK測定器開発室セミナー 3月02日、データ収集(DAQ)ワークショップ2007 3月07日、超高エネルギーガンマ線天体研究会 3月13日、国際シンポ「Astronomy and Astrophysics of Extreme Universe」 3月17日、「超高エネルギーガンマ線天体研究会」の講演ファイル ○ その他; 16 件 10月11日、「CRC会員名簿」更新のお知らせ 10月19日、KEK-PSによる実験成果 10月24日、訃報:Jere Lord教授 御逝去 11月13日、物理学会合同セッションについて 12月13日、「CRC会員名簿」更新のお知らせ 1月31日、訃報:井原 零 様 御逝去 2月05日、IUPAP C4 matters 2月13日、訃報:尾崎誠之助様御逝去 2月13日、KEK 共同利用者支援システム導入 2月22日、JAXA宇宙理学委員会委員の改選 2月27日、物理学会春期大会の託児室の申し込み受け付け 3月06日、物理学会春期大会の託児室の申し込み受け付け 3月16日、CRC総会のご案内 3月19日、CRC選挙公示 3月20日、CRC選挙 推薦公募 3月24日、合同セッション・シンポジウムに関するお願い =========================================================================== ● (資料2) ICRR報告(鈴木) (所内情勢) (1)人事異動 ◯研究機関研究員 平成19年 4月1日 須山 輝明 (理論) 平成19年 4月1日 Fabric Cohen (TA) 平成19年 4月1日 川田 和正 (チベット) ◯学術研究支援員(科研費による雇用) 平成19年 4月1日 柴田 建伸 (TA) ◯特任教員 平成18年10月1日 山田 悟 神岡宇宙素粒子研究施設・特任助手 平成19年 4月1日 中山祥英 神岡宇宙素粒子研究施設・特任助手 ◯客員教員 平成19年4月1日から1年 教授: 伊藤 好孝 櫻井 敬久 助教授: 小林 隆 塚本 敏文 ==> 今後の客員の役割について再検討する。 (2)学校教育法改正等に伴う教員組織の見直し(4月1日付け) 助教授 −−> 准教授 (名称変更) 助手 −−> 助教 (人事) 宇宙線研究所は、助手全員が助教となる。 (3)技術職員の組織化(全学での技術職員の組織化の動き) ◯宇宙線研究所技術部の設置、柏技術室、神岡・乗鞍技術室等に技術職員の 再編をおこなう。 ◯4月以降徐々に実施。 (4)平成20年度概算要求 ◯大学ごとに作成する「設備のマスタープラン」に沿って要求してゆく: 大型計画に関する言及 ◯平成21年度以降は、将来検討計画委員会の答申を見て検討 (参考:設備のマスタープラン(東京大学)の記述の一部) 「一方、「スーパーカミオカンデ」に類する大規模高額設備の今後の整備 については、以上のような基本的な考え方とは別に、国民更には人類共通の 公共的学術資産であることの観点にたち、かつその整備・維持については本 学単独の努力を超えるものであることから、一義的に政府の公的資金によっ て支えられるべきであると認識している旨強調しておきたい。かかる認識の 上に立ち、本学としては、学内の正式な評価手続きを経て、学外の学術コミ ュニティーの支持を得つつ、一般的な設備整備とは別の仕組みで、政府に対 して予算要求ができるよう要請していくこととしている。」 (5)計算機システムの更新 ◯現在、仕様書作成中、5月1日に入札公告、7月12日に開札 ◯平成20年1月1日、運用開始 (6)平成19年度概算要求の結果および平成19年度研究所予算 ◯LCGTの要求は東大から文科省へ出たが、残念ながら財務省には出なかった。 ◯所謂リーダーシップ経費(高度化推進経費:附置研究所についていた予算) が3割減 (約1700万円減) ◯神岡の特別教育研究経費が約4500万円減 ◯政府の効率化、全学の効率化で約900万円減 ◯共同利用査定を約200万減(約5%減)でお願いした。 (7)3月3日に査定委員会がおこなわれ、4月16日の共同利用運営委員会、 18日の教授会に諮った後、予算の使用可。 (8)出張:特別な理由があれば、自家用車での出張が可能となった。 ただし、 1.事前申請が必要(事前に部門主任と相談し、事務に書類を提出)、 2.特別な理由が必要: 大学の車、レンタカー、タクシーなどが使えず、かつ 1)公共交通機関等による移動に不便をきたす場所が出張先である場合 2)業務に必要な機器等の荷物がある場合 3)夜間、休日等に緊急な業務が生じた場合 4)などなど、 3.申請が認められるには、使用する自家用車が、対人、対物「無制限」、 搭乗者「1000万円」自損「1500万円」および、無保険者障害 「2億円」以上の契約を締結していること、12ヶ月点検をうけている こと、など、細かい規定があります。事前に部門主任と十分に相談の上 行うこと。事後承諾や、規則に沿わないものは認められません。 (9)図書の共通経費化が行われた(全学で管理) (10)予算の執行 ◯「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」 に注意。 平成19年2月15日、文部科学大臣決定。 ◯大学において実施要領が作成される。--> 4月以降に決まる。 ◯規則にのっとって正しく使う!納品の確認は特に重要 (11)神岡施設運営委員会の立ち上げ ◯SK以外の施設の利用が増加しているため、運営に関する事項を審議するため の運営委員会を設置した。 ◯ 委員長:施設長 ◯ 委員:井上、大隈、伊藤、藤本、相原、森、新谷、中畑、森山、塩澤 (12)神岡における施設利用判定の覚書 ◯共同利用査定委員会での結果をうけ、場所、設備面、安全面、その他の判断 を行い、査定の付帯意見として共同利用運営委員会に答申する。 (13)宇宙線研究所外部評価を10月19日、20日におこなった。 ◯委員長 H. Sugawara B. Barish, J.W. Cronin, W. Hofman, K. Kodaira, K.Nakai, A. Suzuki, Y. Tanaka ◯ Secretary: T. Kajita ◯ 評価報告書は3月末ごろに出来る (14)中間評価(暫定評価)の実施 (4年目終了時:平成20年3月までの成果を平成20年度に評価) ◯これまで達成度評価であったが、教育研究に関しては、「研究の水準および 質の向上度」も、部局ごとに評価。 ◯共同利用も対象 ◯(参考:国立大学法人法第35条:中期目標の期間の終了時の検討) 第35条1.文部科学大臣は、国立大学法人等の中期目標の期間の終了時 において、当該国立大学法人等の業務を継続させる必要性、組織のあり方 その他その組織及び業務の全般にわたる検討をおこない、その結果に基 づき、所要の措置を講ずるものとする。 2.文部科学大臣は、前項の規定による検討を行うに当たっては、国立大 学法人評価委員 会の意見を聞かなければならない。 3.(総務省の)審議会は、国立大学法人等の中期目標の期間の終了時に おいて、当該国立大学法人等の主要な事務及び事業の改廃に関し、文部科 学大臣に勧告することができる。 (15)平成18年度共同利用成果発表会(12月15日、16日) ◯報告書の原稿を提出の事 (16)将来計画検討委員会(設置事前準備) ◯「勉強会」を研究所でおこなった。 第1回:4月に高エネルギー宇宙線研究部門での作業を基に議論した。 第2回:5月に重力グループの作業をもとに議論した 第3回:6月に宇宙ニュートリの研究部門の作業をもとに議論した。 第4回:9月に宇宙物理、理論の作業をもとに議論した。 第5回:11月に1次線関連の予定(実施せず) (17)将来計画検討委員会 ◯ 委員長:荒船 ◯ 委員:吉田、有坂、井上、寺沢、三尾、手島、森、川崎、中畑 ◯ オブザーバー:所長、CRC実行委員長 ◯ 第一回は6〜7月頃、 ◯ どのような検討をしてもらうかは、今後つめてゆく。 (18)将来計画シンポジウム委員 ◯ 所内:吉越、塩澤 (10月18日に決定済み) (19)事故報告 ◯ 10月、7月に、海外拠点で同様の車の事故が2件起こった。 十分に注意 すること。 ◯ 他の実験グループも安全管理に十分配慮してください。 (柏キャンパスおよび学内情勢) (20) 柏キャンパス ◯ 柏の葉駅前キャンパス、柏IIを加え3箇所を統合して管理 ◯ 海洋研究所が移転 ◯ 北側敷地の取得へ (学外情勢) (21)学術審議会学術分科会研究環境基盤部会の下に「学術研究の推進体制に 関する作業部会」を設置した。 ◯検討の主な論点 今後の研究組織の在り方 研究組織の意義・役割の再定義、今後の方向性、 全国共同利用の意義・役割、今後の方向性 等、 国による研究組織への関与のあり方 国立大学法人の附置研究所等を中期目標・中期計画の記載事項とする ことの意義、適否 等 国による研究組織への支援の在り方 大型研究プロジェクトの進め方 (22)学術会議 ◯天文学・宇宙物理学分科会、素粒子物理学・原子核物理学分科会で、将来 の(展望の?)議論が始まっている。 ◯宇宙線の居場所がない(両方に属しているようにも見えるが)。宇宙線か らの委員が少ない。 ◯基礎科学の大型計画のあり方と推進方策検討分科会 ◯中間報告がもうすぐ出る。 =========================================================================== ● (資料3) JAXA(文責 鳥居) 第13回 平成19年1月22日 (第14回 平成19年3月26日→次回報告) 理学委員会構成の変更 小杉理学委員長が急逝されたために、第2期理学委員の任期である平成19年3月末 までは、中村・中川の両幹事が議事進行を担当することが提案され、了承された。 報告 0)冒頭報告(井上本部長) ◯小杉先生の急逝にともない、研究総主幹は本部長、「ひので」プロジェクト マネージャーは中谷先生(宇宙科学プログラムディレクター)が引継ぐ。 ◯宇宙開発に関する長期計画のなかの「宇宙科学」について、宇宙開発委員会 ・研究部会の宇宙科学WGが開かれ、報告書がまとめられている。 ◯JAXA第2期中期計画の策定の議論が始まっている。 ◯H19年度予算要求の内示で、ASTRO-Gが立ち上げられ、はやぶさ2、小型固体 ロケット開発が研究という形で立ち上げられる。来年度には月惑星探査セン ターを立ち上げる予定で作業が進んでいる。 ◯教育職を、教授、准教授、助教とする制度の導入を検討している。 1)諸報告 1−1)第11回宇宙工学委員会 1−2)第6回大気球専門委員会 今年度の日伯共同実験、気球実験報告。 H19,20年度間観測提案募集 → H19年度は決定すみ。 ブラジルでのSP気球実験のテストをH19年度から開始する。 → H21以降 長期間気球実験(ブラジルーオーストラリア、南半球周回) 大気球観測センターの移転(H18年度から): 三陸 → 北海道大樹町 1−3)観測ロケット実験 2)プロジェクト進捗状況 2−1)観測中衛星 ◯あけぼの ◯GEOTAIL ◯はやぶさ ◯れいめい (INDEX) ◯すざく ◯あかり ◯ひので 2−2)開発中衛星 ◯SELENE 月探査 本年度(8月頃)打ち上げ予定 ◯PLANET-C 金星探査 ◯BepiColombo (ESA-JAXA) 水星探査 ◯ASTRO-G VSOPII 電波VLBI 議事 1)「れいめい」評価委員会からの評価報告 運用継続を支持する。 2)LUNAR-A計画 計画を中止することを承認。反省点については、調査委員会での議論を 元に幹事がとりまとめる。ペネトレータの開発は終了しているので、 LUNA-GLOB計画(ロシア)での利用を検討。 3)宇宙科学の中長期計画の審議について 研究部会での4回行われたWGを経て、報告書がまとめられた。コメントを 取り込んで文書を整理して、1月29日の宇宙開発委員会・研究部会(公開) に提出する。 4)月惑星探査センタに関する議論 2007年4月1日より月惑星探査に関する組織が4本部横断の形でスタートする。 担当者の川口委員から、ロードマップの議論、SELENE2、はやぶさ2に続く プログラム的な課題をどう実現する議論している、との報告あり。センタ ーと理学委員会の関係について質疑があり、継続審議となった。 5)中型科学衛星計画のフェーズA移行手順について Pre-phase Aが終了したと判断が得られている、「ソーラセール」と「NEXT」 について、予算要求の方針について今後に具体的な提案を行う。 6)中小型衛星の今後の打ち上げ手段について 基幹本部に次期固体ロケット研究準備チームが発足した。 LEO打ち上げで600kg(2段式)、1200kg(3段式)を確保する。 2010年初号機の打ち上げをめざす。 7)ISS第2期利用計画に関して PhaseA公募(宇宙環境利用センター)がでていることを背景として、提案を 予定しているJEM-CALET、JEM-EUSOの各WGから提案説明あり。理学委員会の 今後のかかわり方について幹事がセンタ側とコンタクトする。 8)小型衛星標準バス開発状況報告 メーカ選定(現在決定済み)。200-400kg、3軸姿勢制御で1分角の精度を想定。 2011年に打ち上げ予定。 9)ESA Cosmic Visionへの対応案 Call for Proposal 2月中旬。 M,Lクラスあり。 10) 木星国際共同観測WG設立提案 設立を承認。 その他 理学委員選挙 A委員(所外委員)10名 =========================================================================== ● (資料4) 核物理センター(梶野) 核物理研究センター運営委員会議事録 日 時 :平成19年3月3日(土)13:00〜18:00 場 所 :核物理研究センター大会議室 出席者 :酒井(東大)、今井(京大)、本林(理研)、岸本(阪大)、 野呂(九大)、岡(東工大)、國廣(京大)、大西(北大)、 梶野(甲南大)、森(東大)、清水(東北大)、 土岐、岡村、中野、與曽井、畑中、民井、保坂(RCNP) 欠席者 :永宮(高エネ研) 陪席者 :野元、立道(RCNP) 議 事 1.前回運営委員会議事録(案)について 土岐委員長から、平成18年12月27日(水)開催の議事録(案) について説明があり、承認した。 2.グローニンゲン教育研究センターについて 土岐委員長から、平成19年4月1日から藤原助教授がグローニンゲン教 育研究センターのセンター長になることが報告された。さらに、HD偏極ター ゲットのプロジェクト(5年の特別教育研究経費プロジェクト)はLEPSプロ ジェクトの一部であり、與曽井助教授がその責任を引き継ぐこと、プロジェ クトの最初から加わっていた郡氏をプロジェクト期間、特任助教として採用 することの提案があった。種々の議論を行い原案で承認することにした。 3.教員人事について 土岐委員長から、前回の運営委員会で公募した教授と准教授の人事につい ての説明があり、それぞれの人事の審議を行なった。 教授人事については、人事検討委員会の委員長の今井委員から検討の詳細 な紹介があった。その後、様々な方面からの議論を行い、今回の運営委員会 では決定せず、次期の運営委員会でさらに議論することにした。人事検討委 員会はこの時点で解散することにした。 准教授人事については、人事検討委員会の委員長の野呂委員から検討の詳 細な紹介があった。その後、慎重な審議の後、味村氏(現在大阪大学大学院 理学研究科助手)の採用を決定した。この決定に伴い核物理研究センターの 教授会に味村氏を推薦することにした。 最後に、土岐センター長の任期満了(3期6年)に伴い、センター長から の挨拶があった。 ======================================