大橋 正健

宇宙基礎物理学研究部門

プロフィール

大橋 正健

Masatake OHASHI

大橋 正健

教授

研究分野

大型低温重力波望遠鏡KAGRAによる重力波観測

アインシュタインによる一般相対性理論誕生からちょうど百年がたった2015年に、ついに重力波が直接観測された。重力波は宇宙の新しい観測手段として期待されており、光や電波の観測と連携したマルチメッセンジャー天文学が開拓されつつある。すでに米LIGOと欧Virgoが稼働して国際共同観測が始まっているが、KAGRAはそれに一刻も早く参加するつもりで観測準備を進めているところである。連星中性子星が合体してブラックホールとなる瞬間や超新星爆発によって発生する重力波を観測することがKAGRAの目標です。重力波望遠鏡は完成するということがなく、感度向上作業が続けられます。そのための装置開発も重要な研究です。新しいことに興味のある人、困難なことに挑戦してみたい人の参加を待ち望んでいます