宇宙線研究所共同利用研究会
「高エネルギーガンマ線天体研究会:将来への展望」

開催日時:2008年3月18日 (火) 10:00〜18:10

場所:東京大学宇宙線研究所(東大・柏キャンパス)
    6階大セミナー室

   交通手段については。以下のページの「交通/宿泊」をクリックして御覧下さ
い。
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/

趣旨:
現時点でTeVガンマ線天体は数十個に達し、宇宙線の起源を追求できる新しい天文物
理学の窓が確立して来ました。本研究会では、最高エネルギー宇宙線の最近の観測結
果や、今年打ち上げが予定されているGLASTによって期待される成果なども踏まえな
がら、今後のTeVガンマ線天体物理学分野の展開について議論したいと思います。現
在、既にいくつかの次世代のTeVガンマ線観測の国際共同実験(CTAやAGISなど)が提
案されています。日本でもこれらの計画との協力を視野に入れて議論を行うことが重
要な時期に来ています。できるだけ広い分野の皆さんと議論を活発に行い、将来への
展望についての継続的な議論に結びつけたいと思います。

プログラム (敬称略) 
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10:00-10:30(25+5)
中森 健之(京都大学)
「CANAROO-IIIの現状報告」

10:30-10:50(15+5)
榎本 良治 (東京大学宇宙線研究所)
「Kepler's SNR」  

10:50-11:20(25+5)
森 浩二 (宮崎大学)
「すざくで見る Vela X」

11:20-11:50(25+5)
深沢 泰司(広島大学)
「GLASTの現状と銀河団非熱的放射」

11:50-13:00 昼食

13:00-13:40(35+5)
山本 常夏(甲南大学)
「Pierre Auger計画による最高エネルギー宇宙線観測の展望」 

13:40-14:05(20+5)
佐古 崇志(東京大学宇宙線研究所)
「チベット実験の最近の結果と将来計画」 

14:05-14:35(25+5)
高見 一(東京大学)
「最高エネルギー宇宙線の起源の解明に向けて」

14:35-15:05(25+5)
戸谷 友則(京都大学)
「MeV dark matter は必要か?
銀河系中心 511 keV 輝線と宇宙 MeV ガンマ線背景放射 」

15:05-15:35(25+5)
井上 進(国立天文台)
「銀河系構造衝撃波と未同定ガンマ線源」

15:35-15:50 休憩

15:50-16:20(25+5)
手嶋 政廣(マックスプランク物理学研究所)
「Physics and Technologies in MAGIC and CTA」

16:20-16:40(15+5)
谷森 達(京都大学)
「将来計画(CTA&AGIS)研究会報告」

16:40-17:05(20+5)
舞原俊憲(京都大学)
「精密研削加工機による鏡面の製作」

17:05-17:30(20+5)
中平武(KEK)
「高エネルギー実験に向けたMPPCの性能評価」

17:30-17:50(15+5)  
水上 拓 (京都大学)
「大気チェレンコフ望遠鏡の信号読み出しへの
  アナログメモリーセルの適用」

17:50-18:10(15+5)
吉田 龍生(茨城大学)
「TeVガンマ線天体物理学の展望 」