宇宙という膨張する入れ物の中では、多様な天体現象が起きている。 その中でも高エネルギーや強重力下での相対論的な効果が無視できない現象には、多くの謎が残されている。 巨大ブラックホールやガンマ線バーストなどでの相対論的ジェットの加速、 超新星残骸やパルサーでの高エネルギー粒子の生成、中性子星連星合体時に放たれる電磁波の放射機構、 地球に飛来している最高エネルギー宇宙線や高エネルギーニュートリノの起源、こうした問題が理論・観測両面から盛んに研究されている。 また、上記の突発現象の赤方偏移進化から、宇宙における星形成史、母天体の進化などを理解することも可能となる。 電波からガンマ線に至る多波長の電磁波、宇宙線、ニュートリノ、重力波といった多種多様な観測手段があるマルチメッセンジャー天文学の時代における、 今後の理論研究の方向性について議論することを目的とし、本研究会を開催する。 若手のための勉強会の機能も併せ持ったものとしたい。
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