高エネルギー宇宙物理学研究会2020

2020 December 14(Mon), 17(Thu)
オンライン(サテライト会場:東大宇宙線研)

宇宙にはブラックホールからのジェットや超新星残骸の衝撃波など、地上の加速器のスケールを遥かに超える高エネルギー現象が普遍的に存在する。これらは、極限的な天体における高エネルギー粒子(宇宙線)の加速を通じて生じるが、その起源や機構は大きな謎である。観測が多波長から、宇宙線・ニュートリノ・重力波を含む多粒子へ発展するなかで、そのフロンティアはさまざまな広がりを見せている。例えば

  • 重力波とガンマ線バーストの関係
  • 高エネルギーニュートリノの発見と進展
  • 陽電子宇宙線の精密測定
  • 高速電波バーストの急速な観測の進展
  • 超新星残骸からのガンマ線の観測
  • 活動銀河核や潮汐破壊現象の進展
  • パルサーやマグネターの観測
  • 超光度超新星や謎の突発天体の発見
  • 矮小銀河、銀河団などの観測の進展
  • 実験室宇宙物理学の発展
などである。宇宙における高エネルギー現象は、ダークマター由来のガンマ線・宇宙線シグナルを制限するためにも理解する必要がある。それぞれの研究は有機的につながっており、互いの情報をやり取りして、理論的に無矛盾な理解を目指すことが必須となっている。そこで、高エネルギー宇宙物理の理論研究者を一堂に集めて、最新の発展と現在における課題と将来に向けた展望を議論する。

議論の時間を十分にとるためプログラムには十分に余裕をもたせる。そのため広く講演を募集するが時間の都合上、口頭希望者がポスター発表に回る可能性がある。できる限り若手に発表の機会を提供する。なお、本研究会は、宇宙線研究所の共同利用研究プロジェクトの援助を受けている。

世話人

サテライト会場LOC


プログラム


ポスター発表一覧

Dec. 14 (Mon.)

Dec. 17 (Thu.)